精進料理に目覚める3歩前 #75 モジヲノム
カラダが喜ぶ食材を探してカラダが喜ぶ方法でカラダが喜ぶ時間帯にカラダが喜ぶ量を食す
だああああああ
すこぶる理想的であるが “が” なのである
そもそも欲に溺れることを大の得意とするワタクシのズボラ精神とズボラボディは その理想を追い求めた健全なる食生活から脱線してみようと企てる
そこからカラダ喜ぶ系ばかりのご飯にすっかり臍を曲げたワタクシの天邪鬼な根性が頭もカラダも占領するアマノジャック期間へ突入していく
むへへへ
小麦よ乳製品よスイーツよドンドンいらっしゃい
両手を絶好調に広げて普段ならば見向きもしない食品を大歓迎している
氣が呼吸と食事によって取り込まれるように
血が食事によって補われるように
文字を呑み込み続けた結果 勝手にモジモジと動き始めた文字はワタクシの指先を経て思いも寄らぬ目的地へ向かって駆けていく
メインテーマや起承転結など存在する筈もなく ワタクシがする事と言えば文字が駆けだせるようnoteの編集ページを開いて並ぶアルファベットの上に指先を放置しておくだけである
文字が駆け出す準備もワタクシのお役目であるらしい 素敵な文章に出逢うとワタクシの指先もモジモジしはじめてその後を追いたくなるらしい
追う先が言葉尻でなければまあ良いとしよう
ここで少し文字を追う【目】の事を知っていく
文字を追うくらいならば自然の色を見せてくれとばかりにトコトン文字から逃亡して来たのがワタクシの目である
文字はこちらから主体的に追わなければならないが自然の色は意識せずとも目に飛び込んで季節や天候やたわわに実った旬など生きるために必要な情報を持って向こうから飛び込んで来てくれるのであるからワタクシとしては楽かつお得な情報を無意識に選びとる
目までもがしっかりどっしりズボラな根性を根付かせているのである
そんな眼がなんだかズボラであることに飽き飽きとしているようである
右脳さんと結託してワタクシをアートの前に引きずり出してみたり 右脳さん経由でワタクシが引き寄せられるであろう内容の本に出逢わせてみたりどうにかワタクシに未知の景色を見せようとしている
とはいえ文字からとことん逃げ続けた目が文字を追いかけようとしてみてもワタクシの目から逃げ慣れているの文字はあっさり視界から遠ざかっていく
ワタクシの視界から文字が逃げ出す原因が存在しているらしい
そしてこの文字逃亡を主導しているのがどうやらこちらのお存在
ゲンシハンシャさんである
どうやら今年は主人公を演じてみたいらしい
そもそもゲンシハンシャとはであるがその前に"反射"と言われて思い浮かびやすいのが
これ
ヒザをコンコンすると脚がビヨーンと動くこの反射
ビヨーンとしようなんてこれっぽっちも思っていなくてもコンコンとされた膝は意思とは関係なしに前へ向かってひょいと飛び出していく
これが反射であるらしい
この意図せずカラダが反応する反射に“原始”なる単語がくっついてゲンシハンシャである
ゲンシハンシャさんについてははまだまだワタクシにはちんぷんかんぷんであるので 真っ向から対峙するのはまた別の機会を設けるとして
どうやらこのゲンシハンシャさんは早いものでは母親の胎内にいる頃からスキルを発動して守護職に憑いてくれているようである
そしてこのゲンシハンシャさんは表舞台にて活動する時期を経ると普段は裏方に転身しつつも
“スペシャル発動スキル”
としてカラダが特別な状況下に置かれた場合表に出て来て守ってくれるようになるらしい
ここのところ度々ニュースになっているこの状況
『ある日 森の中 熊さんに出逢った』
この状況で金太郎的アニマル友好スキルを持ち合わせていて
嬉々として仲を深めて行こうとする場合を除いては
大抵の場合その選択肢は熊さんに出逢った状況を危機と捉えて
【固まる】【戦う】【逃げる】
この辺りの行動が選択肢となってくるであろう
この選択肢を危機的状況下に於いて役に立つ“スペシャル発動スキル”を反射的に使えるよう用意してくれているのがゲンシハンシャさんであるらしい
とてもありがたい救世主である
しかしながらこの“スペシャル発動スキル”がスペシャルなタイミングで発動出来るスキルにまで熟成されていない場合
危険では無さそうな相手に対しても無意識にそのスキルを発動してしまうことがあるらしい
しかも無意識であるのだから お困り事へ進化してしまう可能性も含んでいるらしい
【固まる】が恐怖麻痺反射から
【逃げる】【戦う】がモロー反射から起こる反射であるらしい
この2大反射さんがどうやら【目】の発達にも大きく関わっているらしい
とことん文字から逃亡しているワタクシの目もどうやら存分にゲンシハンシャさんに憑かれているようである
ゲンシハンシャさんの存在を知って改めて文字の逃げる本を開けば文字の間をカラフルモザイクのようなチラチラが踊りまわって居るし
追う文字がカタカナになった途端に意味を持つはずの文字はキチンと整列しているカクカクとした形となってただひたすらにスんと澄ましている
そもそも本を一冊読むのに膨大な時間を要するにも関わらず登場人物も地名も料理名もカタカナとなる海外文学となるとたちまち積読マウンテンが連山を為す勢いである
遡ってみればカタカナがカクカクした形の羅列で意味がちっともアタマに入って来ないが故に受験科目を日本史にした程である
今でも英単語で表記出来る言葉ならばカタカナよりも英単語がありがたい
手描きのメモはいつだってカタカナよりも英単語優先にごにょごにょしている
残念ながらカッコつけて氣取っている余裕はない
意味が迷子にならない為に見える形を選択しているだけなのである
思い返せば目の逃亡はカタカナだけではない
楽譜でさえ音符の位置にうまく見分けがつかないうえに楽譜と鍵盤に焦点を合わせて行かなければならないピアノはひたすら音だけを耳で覚えて弾いていたようである
熊さんに出逢って【固まる】反射が恐怖麻痺反射で英語にてFear Paralysis ReflexでFPRである
これをカタカナにしたら
『フィアーパラリシス?リフレックス』
ワタクシには全くの呪文で頭の中でパラリラパラリラお手上げ状態である
この呪文FPRがうまく統合(スペシャル発動スキル状態)まで行っていない場合 どうやらそもそも目の"ピントを合わせること"が難しいらしい
じっと文字を見つめて追っていくには“注視”が出来る必要もあるだろうが モロー反射さんがうまく統合されてスペシャル発動スキルへ進化していない場合じっくりと見ることも なんとか頑張ってしなければならない行動になるらしい
文字は逃げるし 映画なるものはほぼワタクシの生活に存在せず 大画面のマリオカートでカートに乗らずに車酔いを呼び起こす事の出来るワタクシは 眼の機能ものんびり発達することを選んでいるらしい
この眼の機能とゲンシハンシャさんの存在を知ったのがこれを描いている今から遡って約半年
万年床にしがみつこうとするワタクシのへっぽこボディにひと筋の明かりを届けてくれたのが1年前に出逢ったカンポウのヨウジョウ理論である
ヨウジョウを実践してみてもワタクシのカラダは万年床から少しばかり抜け出せるようになるも 相変わらずのへっぽこっぷりを意地でも維持している
何だかもっと深いカラクリが潜んでいるのか
ここでお手上げなのか
お手上げならば快適な万年床ライフへ踵を返そうと企てていたところ偶然出逢ってしまったのがゲンシハンシャさんである
どうやらゲンシハンシャさんが仕掛けている日常のお困り事はほぼほぼパーフェクトにワタクシの生活に存在している
ゲンシハンシャさんが仕掛けている反射はいくつもあるらしいが その中でも先程から登場している
FPRとモロー反射が二大反射となっていてこの反射が統合してうまくスペシャル発動スキルに昇華できていない場合のイメージがこんな感じであるらしい
安全第一を叫ぶゲンシハンシャさんが人生に注ぐはずのエネルギーを危ないからと堰き止めている状態である
統合によってゲンシハンシャさんによる二大反射の堤防が消えてしまえば人生に降り注ぐエネルギーはドバドバとなるらしい
ゲンシハンシャを語る時にとにかく登場する単語が【統合】である
もうひとつは【内包】である
どうにも馴染みの薄い単語は意味を聞いても分かるような分からないようなで どちらの単語も次第にふわふわとワタクシの元を離れていく
こうなったら【統合】と【内包】2つの単語が逃げ出さないようワタクシのボキャブラリーにて無理矢理変換してみた結果が
これである
ゲンシハンシャさんが仕掛ける反射がスペシャル発動スキルへ昇華するには"反射を使い切る"必要性があるらしい
どうやらそのイメージの先頭にシャンパンタワーを掲げておくと分かりやすいらしい
それと回数券
何枚綴りなのかは不明である
ゲンシハンシャさんは頂きの発達のシャンパングラスを満たして次の段の発達のシャンパングラスを満たして行くイメージであるらしい
全くシャンパンタワーとは人生にゴージャスを演出してくれるとはゲンシハンシャさんとは何ともお洒落なお存在である
しかも最初の反射【FPR】が出現するのはなんと妊娠5週目あたりであるらしい
しかもそのFPRが“スペシャル発動スキル”として統合される理想が妊娠9〜12週目まであたりであるらしい
ワタクシがワタクシのことを頭で認識するよりも前からゲンシハンシャさんはワタクシに憑いて活動してくれているのである
ワタクシのデッカチな頭がゲンシハンシャさんに追いつけていない現状も納得である
ゲンシハンシャさんなるお存在さんがどうやらワタクシの氣づかぬうちにカラダに働きかけてくれていると その活動を明言して頂いてようやくその存在を認識出来るほどにワタクシの體にぴったり寄り添ってくれているのである
ゲンシハンシャさんが5週目ベイベーの小さくマルっとしたワタクシにFPRを出現させて
妊娠中の母親ボディが浴びたストレスがワタクシの小さくて丸っとしたボディに及ばないようにワタクシのカラダをぎゅーっと【固めて】ストレスから守ってくれているらしい
おかげでこうして無事に地球に辿り着けた訳であるが 地球に出て自身の意思でカラダを守れるようになってなおゲンシハンシャさんが
危険だー固まれー
とワタクシの意思の届かないエリアで大活躍してくれちゃうと 人生グラグラにこんなところでと思う場所で思わぬ不調が ミビョウ軍と一緒にやって来てしまうようである
FPRが活動するタイミング“母親ボディがストレスを感じるタイミング”であるが ドラマに描かれる妊娠中に転んでしまう場合のようにベイベーが逃げられない母親のストレスに遭遇してしまった場合となる
ベイベーがカラダをぎゅーっと固めて危険を回避する必要がある母親ボディのストレスには電磁波とか添加物なんかもあるんだとか
ゲンシハンシャさんがスペシャル発動スキルへ昇華できずにその統合タイミングを過ぎてものんびりとそのまま寄り添ってくれている場合
色んなお困り事として現れるのに加えて色んな名前へと変化することがあるらしい
ゲンシハンシャさんにうまく"スペシャル発動スキル"へ昇華して貰えればこれらの名前は返還することも可能であるらしい
今回はFPRのお話しばかりとなってしまったけれどシャンパンタワーに称されるゲンシハンシャさんの仕掛ける反射は幾つか存在しているらしい
FPRを知ってワタクシが“館”のつく建物(映画館 美術館 図書館などなど)で調子が悪くなっていたのも 都会に行けないのも 人混みに行けないのも 混雑した電車に乗ってふらふらになるのも
どうやらこれらの状況で無意識でカラダがカチコチになっている事にハッと氣がつくようになる
ゲンシハンシャさんがFPRを仕掛けていそうである
カチコチになっているカラダはまあ当然であるが呼吸が浅い
前回だったか前々回だったかその前だったか登場した呼吸は“天の氣”を取り込む為に生きている間止まる事なく続いていく
その呼吸が弱くなるなんてキキョさんとしてはワタクシのカラダへ入り込むに絶好のチャンスである
久しぶりの登場のキキョさんだからもう少し出番を増やすとしよう
ゲンシハンシャさんに固める反射を掛けられた末そもそもそんなに持ち合わせていないエネルギーを使い切ってヘロンヘロンのワタクシはもうウゴキタクナイし すぐさま横になってやすみたい
人混みに入る可能性がある場合やはげろりんちょの可能性を考慮して空腹で戦場に向かうくらいの心構えが必要となるのは 人混みで出逢うキキョさんがワタクシから消化力を奪ってにっちもさっちもいかなくなる事を経験から察知して居たからであろう
キキョさんが出て来たらもちろん後を追ってくるのがスイタイさんである
むくみメイカースイタイさんとキキョさんが手を組んだら人酔いの末 ゲロゲロとなって行くのである
ストレスメイカーのキタイさんも氣の巡りが滞っているカラダをパンパンに張らせるのはお手のものであるだろう
ケッキョさんもカチコチボディに仕掛けられそうなワザをいっぱい持っている
オケツさんはいつか主人公デビューしてから登場して貰うとしよう
ゲンシハンシャさんがその反射を出現させる本来のベストタイミングがおおよそ妊娠5週目から生後2年までであるらしい
確か前回
腎の回にカンポウに於ける五臓六腑のゴゾウ【肝】【心】【脾】【肺】【腎】の【腎】と云う機能のなかに『生殖』がある事だけは描いてそのまますっかり放置していたはずである
【腎】の活動エリアに【生殖】【生長】【発育】が入っていて腎が弱い場合腎が弱っている場合に出てくる感情が【恐】と【驚】である
ゲンシハンシャさんが活動する妊娠5週目から生後2年は腎の【生殖】【生殖】【発育】の期間内で
固める反射FPR(恐怖麻痺反射)は【恐】【驚】にぴったりである
どちらから観てもワタクシはそもそも母親のタイナイにてのんびりと暮らしすぎたようである
因みに
おんなのカラダを持つ者のヨウジョウの要が【肝】【腎】(蔵血と生殖器管理)
おとこのカラダを持つ者のヨウジョウの要が
【腎】【脾】(先天 後天の氣)
であるらしい
ゲンシハンシャさんに邪魔されているが【肺】が呼吸で取り込んだ氣をカラダへ引き込んで呼吸をサポートしているのも【腎】である
すっかり話が遠ざかっているが今回は文字を飲む話である
のらりくらりかわす方法を模索するもFPRに向き合うしかなさそうであると思って重い尻をあげたあたりから以前登場した右脳さんがワタクシを美術館へと引っ張り出し 左脳さんが文字を呑みたいと主張し始めたのである
すっかり居心地が良くてぬくぬく過ごしていた関西で迎えた季節は夏である
暦ばかりが残暑を名乗っているがそれにしても暑すぎる
天氣予報は37℃にギラギラ真っ赤な太陽を併せてひたすら未来へ向かって整列させている
終わりの見えない猛暑日にヒヨワのワタクシの脾はヒイヒイ悲鳴をあげている
こうなったらイチカバチカで避暑である
関西を抜け出して海へ出るもワタクシの辿り着いた避暑地も砂浜までアッツアツである
必要以上に水に濡れてタイリョクを消耗する必要性などこれっぽっちも感じていないワタクシであるがそんな事を言っていられないくらいの勢いしかない太陽からカラダを解放するには海に飛び込むのが手っ取り早い
海水にカラダの熱を攫って貰ってようやくホッと夏休み氣分に突入である
このタイミングで暦が刻々と秋へ向かっているのを承知で頭を安全第一と厚く頑丈に覆ってくれているマイヘアとお別れすることを決心する
あんなに分厚いものに覆われ続けて茹で上がる寸前の頭を救い出す方法はワタクシのふらふらの脳に唯一湧き出てくれた解決策である
秋になれば毬栗程度の長さには育つであろう
スッキリさっぱりした頭は氣分を良くしてワタクシに面白い提案をする
これまで眼が迷子になるからとその存在に興味を持たずに生きて来た“マンガ”に手を伸ばしてみるようと云う提案である
ちょうど旅先のお宿にその土地を舞台にしたマンガがズラリと並んでいる
旅先に浮かれていたワタクシも頭の提案を受け入れてご当地マンガへと手を伸ばす
これまで一冊読み終えるだけでへろんへろんになっていたワタクシであるが この時初めて数冊まとめてマンガを読み終えることが出来るようになっていることに氣づく
その後も違うご当地マンガへ手を伸ばしてみたがそのマンガも全巻 数冊分読み終えることが出来るようになっている
そこからちょこちょこと旅先のお宿で出逢うその地が舞台のマンガへ手を伸ばしていく
ご当地マンガはどうやらワタクシの旅スタイルにすこぶる相性のいい存在のようである
まあ基本的に旅先は風に決めて貰っているのだから何も予習なんぞしていないのは毎度のことである
ガイドブックを開くと云うアイディア自体旅に浮かれて季節のお花が所狭しと咲き誇っているワタクシの浮かれぽんちアタマには入り込む隙もない
行き当たりばったりこそがワタクシにとって旅なのである
目に飛び込んだ氣になる景色を追いかけて 旅先で出逢った方から地元の人の日常を教えて頂いて 方言の飛び交う定食屋さんへ足を運ぶ
ローカル風景を描いたマンガにガイドブックに載らないような地元の方の憩いの場を読めない地名をローカルスーパーを名物料理を名物スイーツを教えて頂ける
そこから右脳さんが強引にワタクシをアートの前へ引きずり出してアートにヨウジョウな秋が幕開けして行く
読書の秋に出逢った千早茜さんの小説にはワタクシの人生で出逢った事のないカタカナがたくさんがキラキラと散りばめられている
へっぽこボディに合わせて質素に食を追うワタクシのカラダでは出逢う事のない単語
“カトルカール” “シブースト”
などを宝探しのように見つけ出していく
オーガニックコットンが唯一の救世主であるとしているワタクシのクローゼットにキキョさんの冷え攻撃からお腹を守ってくれる“ジレ”を並べてくれたのも千早茜さんの小説である
眼が文字を飲み込んで行けるようになると 吸収された文字のエネルギーは右手の指先を経由して新しい文字へと生まれ変わることを選んだようである
読書の秋にアートな秋に眼は大忙しであるが 担当するゴゾウの【肝】に頑張って貰うしかない
ケツを大きく消耗する眼に働きかけるのを得意としている“枸杞の実”に最大限の“eye”サポートをお願いする
あとはケッキョさんとの闘いヨウジョウに従うのみである
猛暑を超えて食欲の秋となってもまだまだ暑い
夏の含む湿がワタクシのヒヨワな脾に大ダメージを与えているのは承知の上で夏へと突入するも脾はあっという間にヒイヒイ騒ぎ出して手に負えなくなる氣配があったので
最終手段の“補中益氣湯”にお願いして脾を救い出して貰う
湿とお別れ出来る乾燥の秋である
乾燥対策の旬の潤いホワイトヨウジョウを始めながら 千早茜さんの小説にて眼から出逢った美しいカタカナスイーツを口でもお迎えしてみたい欲がむくむくしている
カラダのなかで常に登場のタイミングを狙っているアトピーさんにバレない様にこっそりと京の街中に繰り出してカタカナスイーツを探してはペロリと平らげていく
残暑にヒイヒイしていたワタクシの脾胃がうずうずし始める程 鼻も眼も口もすっかり千早茜さんから生まれた文字の虜になって食欲の秋を堪能していく
『透明な夜の香り』に理想過ぎるハーブライフを見つけて
『神様の暇つぶし』で親近感の湧き出す定食屋さんの香りに胃袋までほっこりさせて貰えて
『マリエ』に調理の工程の中に散りばめられている楽しみを教えて貰って
『こりずに わるい食べもの』のアタマで京都の魅力食材を知って
『さんかく』でキャベツの持つエネルギーに圧倒されて
『西洋洋菓子店 プティ・フール』を開けばカラダはもう洋菓子に出逢いたいとうずうずし始める
受け入れられる食材が限られているワタクシのへっぽこボディから遥か遠くなっていた食の楽しみを千早茜さんから生まれた文字は これでもかと胃袋へ魅せつけて胃袋を勇氣づけてくれたのである
アトピーさんに捕まらぬようになのか ワタクシのアルバムにただ一枚もスイーツ写真が残っていないのはお見事である
ワタクシのカラダとはなかなかに不仲である『小麦』であるが 小麦さんとてカンポウ視点では立派なお役割を持っている
小麦は残る残暑どころか秋にまで連れ込んだ猛暑に熱せられたカラダを冷やしてくれていたようである
用途がはっきりしていればアトピーさんにバレない程度に小麦を摂ってみるのも悪くはないのかもしれない
まあ収穫前に降り注ぐ魔法の存在が氣になるところではあるけども
アトピーさんとお別れすると決めて小麦粉と距離を置き始めた頃からすっかり小麦の記憶を忘却の彼方へ追いやっていたようである
初夏の小麦の海の青々とした美しさや夏の終わりの黄金色が踊る絶景も毎日魅せられていた筈なのにすっかりその存在ごと忘れられるのだから脳とはなかなか都合の良い存在である
芸術の秋日和になる頃には暦はもう冬を迎える準備をはじめている
そうこうしているうちに霜降している
なんてダジャレを用意してみたものの 年を跨いで外は未だに昼間はアウターすら肩を降りて掛けられた左腕だけをひたすら温めている陽氣っぷりである
體感に於けるひたすら長い芸術の秋に出逢った原田マハさんの小説『サロメ』で今までひたすら眼が避けて来たカタカナ表記の登場人物の作品にチャレンジしてみる
オスカーワイルド
オーブリービアズリー
メイベルビアズリー
マハさんの『サロメ』に興味を持つきっかけをくださったのが山田五郎さんのお動画で 小説内を駆け回る登場人物の名前を先に音として耳へと届けて頂けたのでワタクシのまだまだ発達途中の眼で『サロメ』の世界に飛び込んで行ける氣がしたのである
そこからアート音痴のワタクシであってもお名前を存じ上げているピカソとゴーギャンを描いたマハさんの『リボルバー』へ
ゲンシハンシャさんがワタクシに課している反射が“スペシャル発動スキル”に昇華出来れば ワタクシのへっぽこボディで今まで行き先候補に上がらなかった美術館にも映画館にもお笑いライブを観に劇場へもサクッと足を運べるようになるかもしれない
どうやら大きいキンニクが動けるようになってからカラダは細やかなウゴキを獲得出来るようになっているらしい
細かい文字もウゴキの早い映画も線の多いアート作品も ワタクシの眼が追いかけられるようになるのはまだまだ先なのかもしれない
老化を氣にするどころかまだまだ発達を追いかける人生であるらしい
腎精チャージを怠る暇はこれっぽっちも無さそうである
母親のお腹の中から ひたすら抜かして来た発達段階をじっくりやり直しである
どうやら発達は上達と違って“急いで”とか“じょうずに”とか“効率よく”を度外視して湧いて来た“やってみたい”をひたすら追うのが良いらしい
ミルク早飲みをベイビーに要求しないように いっぱい呑んでくれてありがとうくらいの大きな心で抜かして来た発達のやり直し期間をお迎えする
ワタクシの眼はいま文字を呑み絵を食べに行きたいらしい
これまでマンガも絵本を読むことも ましてや絵を描くなんてワタクシの人生にほぼ無縁であるとすっかり思い込んでいたのに
お絵描きアプリまで使い始めてなにやらヨウジョウを描きはじめているのは抜かしてきた発達に関係あるのかもしれないから のんびりと右手を見守っていよう
まだまだ文字を追いかけて行こう
原田マハさんの小説にその魅力を教えて頂いたのが"旅先の美術館巡り"である
幾度となく訪れている地であろうともこれまでの経験からワタクシのへっぽこボディの行き先候補に立ちっぱなしでヘロンヘロンになる可能性が大いにある美術館は入らない
しかしながら美術館と不調を結びつけている原因が何となく分かったならばこっちのもんである
なるべくゲンシハンシャさんがキキョさんを連れて来にくい状況を曜日から選びカラダに用意して美術館へ向かえばワタクシでも楽しむことができるはずである
ワタクシはそこまでしなくてもと思うのだが右脳さんが何としてもワタクシを美術館へ引きずり出そうと必死である
美術館とは意を決して飛び込むところであると思い込んでいたが鹿児島市立美術館さんでは入館料300円で年間パスポート600円でピカソにもマティスにもモネにも藤田嗣治にも出逢わせてくれるらしい
年間パスポート作成特典のポストカードまでいただけちゃうらしい
今回ワタクシが選んだのは海老原喜之助さん
眼はピカソにモネにダリにマティスに出逢って
ショーケースの橋口五葉さんの年賀状に新年のご案内をして
黒田清輝さんに描かれて激しい筈がどことなく優しい大噴火中の桜島を拝む
眼の発達が進んだら何度同じ絵画に逢いに行っても出逢う印象が違って来るのかもしれないとすると一期一会も納得である
なんてったってワタクシには年間パスポートがあるのだ
追いかけたくなる文字をどこから見つけてきたのか ワタクシのアタマに“サカグチアンゴ”なる単語がひたすら鳴り響いている
なにが起こっているのやらちんぷんかんぷんのワタクシはアタマに出てくる“サカグチアンゴ”なる単語を検索してみる
坂口安吾
なんと小説家さんであるらしい
湧き出て来た興味を追いかけてみるのが発達に必要なようであるから ワタクシの発達のプロセスに坂口安吾さんの小説が必要なのかもしれない
今はただ文字を呑んで行く期間らしい
最後に文字が本氣を出して逃げた証拠を残しておこう
先日拝読していた原田マハさんの小説
『ロマンシエ』のスクリーンショットである
ワタクシが拝読中のページとその前後の合わせて3ページ分の文字がごっそり何処かに逃亡している
どうやら本当に文字は逃げられるらしい
日を改めて再び開いたページにはきちんと帰って来ていたけれど どちらにお出かけしていた事やら
旅好きのフーテンのマハさんから生まれた文字もどうやらお出かけが好きであるらしい
『ロマンシエ』ワタクシには文字が早口で鼻息までも荒そうなハフハフのスピード感が堪らない最高の高速小説である
飲んで飲んで呑まれて飲んで今年も文字とゲンシハンシャさんとミビョウ軍を深く知りながら氣長にお付き合いして行こう