2/1(月)_【聴覚障害】についてざっくりと。聴覚障害のある大学1年生、やまもん。
聴覚障害のある大学1年生、やまもんです。
2/1(月)~2/5(金)は【聴覚障害】についてです。
私の主観や経験をもとに執筆しているので、事実と異なる点があるかもしれません。よろしくお願いします。
みなさんは、聴覚障害に対してどのようなイメージを持たれていますか。
補聴器を装用している、手話を使っている、声を出出さない。可哀そう、大変そう。さまざまな捉え方があります。
やまもんの【聴覚障害】シリーズを通して、聴覚障害について知ってもらえたらいいなと思っています。
はじめに
みなさんは聴覚障害のある方とお会いしたことはありますか。試験会場や講演会場で見かけたことはありませんか。
会ったことも見かけたこともないよ、という方もいると思います。
障害について調べてみよう!と思う方は少数派だと思います。身近に障害のある方がいても、「聞いていいのかな」「嫌がられないかな」と思ってしまう方が多いのではないでしょうか。
もちろん、障害について興味を持ってほしくない方もいます。
ですが、私はたくさん質問してほしいなと、いつも待っています。
気になることがあれば、いつでもコメントください。みなさんとお話ししたいです。
前置きが長くなりました。では、本題へ入りましょー。
聴覚障害に関するデータ
内閣府障害者白書(平成25年度版)をもとに障害のある方がどのくらいいるのか見ていきます。
身体障害、知的障害、精神障害の3区分に分けたとき、
総数 : 741.1万人
身体障害 : 366.3万人
知的障害 : 54.7万人
精神障害 : 320.1万人
聴覚障害は身体障害に含まれています。また、人口千人あたり身体障害のある方は29人になるようです。
聴覚障害のある方の人数について情報を得ることができなかったので、NICT 情報通信研究機構のデータを見てみます。
平成28年の障害のある方の総数は4,287,000人
そのうち聴覚・言語障害のある方の総数は341,000人だそうです。
聴覚障害のある方と会ったことがある!というのはすごい確率かもしれませんね。思っていたよりも遥かに少なかったです。
聴覚障害の種類
聴覚障害には以下の3種類があります
伝音性難聴
感音性難聴
複合性難聴(伝音難聴と感音難聴を両方併せ持っている)
それに加えて、
先天性
後天性(中途失聴)
大きく分類すると、3種類の聴覚障害、時期の違いで6種類あることになりますね。(そんな単純な話じゃないと思うけど、たくさんあるってことで。。)
私は、先天性両耳感音難聴です。
詳しいことは2/2(火)【聴覚障害に対するやまもんの捉え方】で紹介します。
補聴器の種類
私は、耳かけ型補聴器を装用しています。
他にもたくさん種類があります。(Wikipediaより)
・ポケット型補聴器
・耳かけ型補聴器
・耳あな型補聴器
・カナル型補聴器
・CIC型補聴器
・IIC型補聴器
・オープンイヤー型補聴器
・RIC型補聴器
・骨伝導型補聴器
・埋め込み型補聴器
・軟骨伝導型補聴器
やまもんは自分の障害についてどう思っているの
私にとって、【聴覚障害】=「強み」です。
もちろん、
アナウンスがわからない、音だけじゃ何言っているのか全くわからない、口元見ても100%わかるわけじゃない、補聴器つけると耳が蒸れる!
といった不便な面もたくさんあります。
しかし、それでも私にとって【聴覚障害】=「強み」です。
聞こえないからこそ、この記事を書いて情報を発信することができる。たくさんの人に助けてもらうことで、いろんなお話を聞ける。物事に集中できる。無音で動画を見てもつまらないと感じない。などなど。
一つ一つは本当に小さいことで、つまらないものです。ですが、それを強みと捉えることで、多くの気付きを得ることができています。障害のあるなしに関わらず、自分に自信を持つこと、自分を好きになることは大事だと思っています。
今回はざっくりと聴覚障害について書いてみました。「ろう者」や「難聴」「聴覚障害」の違い。私の聴覚障害。聴覚障害に対する私の捉え方。日常生活で聞こえてくる音、不便な点。など2/5(金)まで毎日一つずつ掘り下げていく予定です。
こんな内容について考えてみてほしい、これに対してどう思っているのか教えて欲しい、こう認識しているんだけど大丈夫なのかな、など。たくさんの質問、コメントをお待ちしております。
今回はこのくらいで。次回(2/2(火))は【聴覚障害に対するやまもんの捉え方】です。自己紹介の掘り下げになるかもしれません。お楽しみに。
やまもん。
【聴覚障害】シリーズ①②③④⑤ 2/1(月)~2/5(金)
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