オンラインホワイトボードの現在進行形~理科

理科の授業は基本、オンラインホワイトボードで展開しています。
一学期の前半まではこちらでコンテンツを用意して、その中で子どもたちが学ぶスタイルでした。
一学期後半から、大枠は教師が示しつつ、単元のふり返りを連続して見返したり、個々の判断で加えたい資料を追加したりができるように考えてみました。

上の大きなフレームは全体への指導に使用する場所です。
下の小さなフレームが子どもたち一人一人の学習の場所になっています。

寄ってみるとこんな感じです。
5年生のメダカの単元に使用しています。
①一時間ごとの学習内容は「行」の中に記録していきます。
②ここには課題授業のポイントふり返りを記入する場所があります。
③基本のコーナーの下には「気づきや考えを深めるための図や表、画像など」として、私が提示した画像自分で探した資料動画なんかを自由に加えていきます。

単元の学習を進めるにしたがって情報が増えていき、単元の終わりには全体を振り返りながら、不足している情報は足したり、いらないものは削除したりといった調整を行います。

この形で進めるのは初めてでしたが、オンラインホワイトボードなのでお互いの学習の様子は見合うことができます。

教師の側でも子どもたちの記録をいつでも確認できるのもクラウド活用のメリットです。授業のポイントとして絶対に外せない知識や技能を位置づけるようにはしていますが、深めたり内容が抜けていれば一斉指導で考えさせたり、定着を促すカフートを入れたりします。

まとめ
学びを実践する上で、以下の点に留意する必要があると考えています。

「個別最適な学び」が「孤立した学び」にならないように配慮することが重要です。個別に学習を進める中でも、子ども同士の交流や意見交換の機会を設け、学びを共有し高め合える環境を作ることが大切です。オンラインホワイトボードは、単元を通した学習の中で、一斉学習でも、個別のタイミングでも、他者の学びを参照しやすいツールになると思います。

しかし、ツールを使うだけで全てが解決するわけではありません。子どもたちが孤立したり、埋没したりしないように、教師が子どもたちの学びをしっかりと観察し、必要な支援や指導を行うことが求められます。自ら課題を見つけ、学びを深めようとする姿勢を育むために、適切な問いかけや試行錯誤を促す指導が重要です。

また、ICT活用にばかり目が向き、教科として学ばせるべき本質を見失わないよう、教材研究や授業研究に取り組むことも大切です。この点については、自戒を込め…笑


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