大学院生の独り言

〇大学院生の独り言
  はじめまして。大学院生のもうマヂ無理。です。普段は大学院で研究をしていますが、なんやかんやあってNOTEを始めました。
  こうやって日記をつけるのは人生で初めてです。 正直、夏休みの毎日日記を8月31日にまとめて書いていたくらいなので、三日坊主にならないか心配です。
  でも、そんなズボラな私が日記をつける大きなできごとが昨日おこりました。腎臓の生検をしたら、指定難病のiga腎症と診断されたのです。
前々から腎臓の調子が悪く、いつかは病名を確定させなければならないのは分かっていました。
  いざこうして結果を突きつけられると、不思議と納得してしまった自分がいます。家族や友人など、周りの方々は相当心配しているのとは対照的に、なぜか肩の荷が降りました。
  痩せ我慢や無理をしてると思われるかもしれませんが、なぜか笑えてくるのです。私の目の前に明日の朝に飲む薬12錠が鎮座しているにもかかわらず。
  前言撤回。多分、痩せ我慢や無理をしているのでしょう。これから毎日、天に召されるまで薬を飲み続ける現実から目を逸らしたいがために。さっそく病室でステロイド薬を飲んだら、これが悪魔的な苦さで、思わず「もうマヂ無理。」と心の中で叫んでしまいました。 苦いのはビールだけにしてほしいものです。
  明日起きるとまた薬。明後日起きるとまた薬・・・。これがあと何日、何回続くか想像すると、想像するのが嫌になってきます。なんとか構文みたいになりましたが、意外と使えますね。
  とまあこんな感じで、希望に溢れる未来がまた明日から広がってると思うと、楽しみですね。皮肉ではないですよ。なってしまったものは仕方ないですし。
  割り切ってできることをやって、今は学会に出す論文に全力を捧げます。できないのを病気のせいにするのではなく、できるように最善を尽くす。できなければ、できるまで努力して、この病気のおかげで成功できたと胸を張って言えるようになりたいものですね。
  ここまで読んでくれた方は私と友人くらいでしょうが、もし同じ病気、なんらかの病気と闘っている人、周りの人が闘っている人、なんやこの人やたら長々しい文章やなと思ったあなたに私の胸のうちが届けば幸いです。独り言を届けるってなんか矛盾してますが。
                                                                          (了)