9784065296714心が強運の持ち主。黒柳徹子『続窓ぎわのトットちゃん』
「黒柳徹子さんはこんなにも強運」というネットの記事を読んだ。
NHK がテレビジョンの放送を始める際に、若干名の専属の東京放送劇団の5期生を募集して、その募集に6000人が応募したのだけども。
黒柳さんが6000人の中の28人、更にふるいにかけられて17人に選ばれたのは、試験の結果が「悪かったから」なのだそうだ。
「これだけ演技について何も知らないと白紙みたいなものだから、 テレビジョンという全く新しい分野の仕事を、素直に 雑念なく吸収するかもしれない」(本書より)
と思われたんだって。
なんという、強運……。(*´Д`)
「ひょっとして黒柳さんは、祈られてきた人なのではないか?」
と思い、『続・窓ぎわのトットちゃん』を買って読んだら、
本当に黒柳さんのお父さんも、お母さんも日曜教会に通うクリスチャンだったんです。(*´Д`) ふしぎー。
黒柳さんも幼少の頃から洗足の日曜教会に通っていたんだって。
幼少期に足の病気で入院して、「もう一生松葉杖かもしれない」と言われたり、猩紅熱にかかったり、戦争に家族が巻き込まれたり。。。
とても、ただの強運とは思えないけど、
どんな不幸の中でも「運がいい!」と黒柳さんは思っていて。
それって、「心が強運なんだな」と思った。
強運の尺度が全然、違う。
桁が違う。
ドブに落ちたおかげで出征するお父さんに、人で超満員の駅で、見つけてもらえた! というふうに。
奇跡って、「ドブからの〜!」という、「からの〜!」を信じる力なんじゃないだろうか。
ところで、黒柳さんのお父さんは、N響のヴァイオリニストで、コンサートマスターの黒柳守綱だったのです。
す、すげえ格好いい。。。。
クリスチャンだった黒柳さんのお母さんは、疎開先の青森県八戸市に来る時、なんと『キリストの墓』のある青森県戸来、新郷村に黒柳さんと寄っていかれたことが書かれていました。(*´Д`)!!
私の感覚では新郷村に、イエス様は眠っていないのだけども。(汗)
だって、死後3日めに復活したって、聖書に書いてあるから!
だけど新郷村は、戸来(ヘライ)という地名がヘブライに似てるので「関連があるのかも?」と言われています。しかも、エルサレムと姉妹都市なんだよね。。。。
でも、そこで祈ってる間、お母さんは穏やかな顔をされていたそうです。(●´ω`●) むしろ、トットちゃんとチョッちゃん(お母さん)が訪れた場所として、有名になればいいな!(●´ω`●)
『窓ぎわのトットちゃん』を書いてから、続きを書いてみようかな? と思うのに42年かかったという黒柳徹子さん。
トモエ学園時代より面白いことは書けないと思っていたからだとおっしゃいますが、黒柳さんの書く文章は、その時の景色を表す色や質感が、見えるようなエッセイなんです。
その場所の色が見えるエッセイ。
小学校の時、図書室の本棚で一番輝いていた本『窓ぎわトットちゃん』は、字が難しくて小1の時の私は読めなかったのだけど。
今、窓ぎわのトットちゃんから42年経って書かれた続編を読むことができて、とても嬉しいです。
感謝です!