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離れている家族への想い
コロナ禍で会いたい家族に会えない人たちがたくさんいらっしゃると思います。近くにいても、老人介護施設や病院に入院していて、会えない寂しさを噛みしめているご家族の事を思うと胸が痛くなります。
距離が離れていると、なお一層家族への思いが強くなります。ましてや海外にいる方は尚更でしょう。
私の義理の弟は、海外にいる高齢の両親の事が気がかりで、頻繁にスカイプで近況を報告し合っているそうです。
先日、東京に住む妹から電話がありました。
「お母さんといつになったら会えるのか分からないから、一度愛媛に帰ろうか」と言う内容でした。
もう2年以上も会っていないので、私たち親子のことが気になっているんだと思います。
「いつ頃がいいかな、お母さんはいつ頃がいい、三月中旬以降なら帰れるけど・・・邪魔にならないんだったら・・・」と、何度も打診がありました。
母も私も会いたい気持ちには変わりありません。
母に聞きくと、暫く悩んでこんな答えが返ってきました。
「今、オミクロンがまだ怖いからねー、私はコロナにかかったらもう後が無いと思うけんねー」
「だから・・・」
「会いたいけど、今は我慢した方がええ気がするよ」
母は感染する恐怖があって、会いたい気持ちを我慢する選択をしたようです。
母の意向を確かめてから私は妹に「もう少し落ち着いてからにしよう」と連絡しました。
「落ち着くんが何時か分からんし、会えるのがいつになるの分からんし、お母さんは91歳じゃし、会えるときにおうとかんとね・・・」と残念がります。
母は電話口で妹にこう言いました。
「私は元気じゃけん、まだまだ死なんよ、頑張るけんね」
母の気合が入った元気なコメントを聞いて、妹も「じゃー、夏かな・・・」と言って電話を切りました。
会いたい人が会えない現状、それぞれに相手の状況に思いを巡らす家族、コロナ禍で我慢を強いられる生活をしている親子にとって、思うような選択が簡単に出来ないことに、やるせなさを感じています。
ゆっくり穏やかに収束して、夏には嬉しい再会が出来ることを祈るばかりです。
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【毎日がバトル:山田家の女たち】
《会いたい気持ちより命が先》
「コロナが収束せんといかんわい、会いたいけども我慢する、命が大事じゃけんね、会えない分、私は毎日仏さんにお祈りしよんよ、皆が元気でいられるように」
「妹にメッセージは・・・」
「暖かくなったら私の足も動きやすくなるし、その時を楽しみに待っておこうね、私は元気じゃけん」
本当に、コロナ禍は家族を分断しているなと改めて思います。一日も早いコロナ収束を願うばかりです。
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コロナ禍で会えぬ同胞彼岸入り
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今日は3月18日は彼岸の入りです。本来ならば遠く離れた家族も故郷に帰ってお墓参りをするところですが、コロナ禍で思うように行かない私たち家族は親子二人で手を合わせているそんな姿を句に詠みました。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
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