
母にとって最強な「それ」
「あんた、それで、調べてや」
「それには、どんなに書いとる」
「それに載っとる情報、印刷できんのー」
最近、母が私にしょっちゅう「それ」を連発します。
「あんた、それはホントに便利じゃねー、みんながそれ持ったらええのにねー」
「お母さん、みんな当たり前に持っとるよ」
「あー、やっぱり、便利なけんねー、そうじゃろう」
そんな会話も交わされています。
母が言う「それ」とは、私のスマホのことです。
送りがなや漢字がわからない時や、描きたいイラストの参考になる資料が欲しい時など、何かを知りたい時に母は「それで調べて」と言ってきます。
母にとって「それ」はどうしても必要なのです。
もちろん私も「それ」をとても重宝して使っています。
ただ「それ」から得る情報を全て信じているわけではありません。
でも外出先で辞書が調べられない時や、一つの物事の概略を知りたい時には、いつもお世話になっています。「それ」が無くては始まりません。
私が現役時代、「それ」が無い時には図書館に行って調べたり、関連する書籍を買って一生懸命調べていたことを、今はその場ですぐさま知る事が出来ます。本当に便利になりました。
母はスマホを持たないので、自分で調べることは出来ません。だから私に「それ」発言をしてくるのです。
自分で調べることが出来たら便利だと思いますが、「私は持たんよ」と拒否するので、これからもずっと「あんた、それで調べてや」を母から言われ続けるのだと思います。
私は母の秘書のように「それ」で調べる係になっています。

【毎日がバトル:山田家の女たち】
《あんたが居るけんね》
「あんたがおらん時には、自分で辞書で調べよるんよ、めんどいけどそうして調べることは自分の為にはなっとらい、忘れんけんね、私にはスマホも辞書もどっちもええと思う」
「お母さんもう一度聞くけど、やっぱりスマホは持たんの」
「私は、あんたが居るけん持たんでええんよ」
母は頑固な人なので、スマホの便利さは十分わかっていながら、自分では操作はしないようです。チャレンジすれば素晴らしいと思うのですが。

創作に欠かせぬスマホ春の友

私たちの日常に欠かすことが出来ないスマホ。母の創作活動にも必要なのです。どこにいても知りたい事を調べて、すぐざま俳句を詠むことが出来るからです。
今や私たちの作句には、スマホが欠かせなくなりました。そんな二人を詠んだ句です。いつも充電を忘れないようにしておかなければと思います。いい句を逃さないために。
最後までお読みいただいてありがとうございました。たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。この記事が気に入っていただけたらスキを押していただけると励みになります。


また明日お会いしましょう。💗