90歳から学ぶnoteへのモチベーション
私の母は、90歳です。彼女のパワーは、並みではないと思います。その類いまれなエネルギーの源を、娘である私が伝えるのが役割だと思い、しっかりと記事に書いておこうと思います。
母は、弱音を吐かないのです。
noteへの投稿は毎日です。母の役割は、トップ画面のイラストを描くこと、記事の中の「ばあばの俳句」のコーナーの俳句、それに合わせたイラスト、そして単独記事として出しているイラストと俳句のコラボ作品を創作することです。
俳句とイラストの創作活動を毎日これだけしている母には、脱帽です。母の創作に手抜きはありません。
親子ブログをスタートした5ヵ月前は、各コーナーのタイトルのイラストは使い回しをていたので、母はその日の俳句を一句詠めばいいだけだったのに、母のイラストが上達し、イラスト熱も高まってきたので負担も増えてきました。
こちらは私たちがnoteを始めた最初の記事です。
母は自分の思う俳句がなかなか生まれず悶々とする日もあります。それはコロナ禍で出かける機会が少なくなり、感性が刺激されないからです。
これまでの俳句人生で作ってきた作品を振り返って出してみればとアドバイスしましたが、それは母のプライドが許さないようです。
「生まれない、時にはそんなこともあるんよ、明日になったらまた変わるかもしれん」
母の切実な言葉を聞いて、負担を減らすために投稿を少なくしようとしましたが、これもまた、母のプライドが許しません。始めたものは続けたいのです。
年齢を感じさせない精神力と、ビックリするようなプロ意識。母の高いモチベーションを保っているのは何なのかと聴いてみると・・・
「楽しみにしてくれとる人がおるのに、やり始めた事は、よっぽどのことがない限りは、やめられん、やめる時はよっぽどの時じゃ」と言う答えが返ってきました。
本当に根性の人です。母の目的意識は楽しみにしてくれている人たちへの強い思いのようです。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《描かんなる時はよっぽどの時よ、肩が痛かったり・・・》
朝ごはんに、炊きたてのおにぎりを食べた後の親子の会話です。
「私は、出来るだけ描きますよー、下手でも自分なりに描きます、描かんなるんは、よっぽどの時よー」
「お母さんが描かなくなるよっぽどの時、言うのは?」
「よっぽどの時言うたら、肩が痛かったり、手が動かん時じゃねー、それと何か描こうか頭に、描くことが浮かばん時よ、もういっつも聞かれてその辺にしといてや」
母の言葉で、いつも、ぎりぎりのところまで頑張っているのが分かりました。ばあばは責任感と意地でモチベーションを高めているようです。素晴らしい!
【ばあばの俳句】
庭先の芽吹きに触れて幸あふる
季語は「芽吹き」です。草木の新芽が出始める頃のことです。母は自宅の小さな庭の花木に、新芽を見つけ、その喜びを句にしました。
芽吹きは植物をいつくしむ気持ちがあって、じっくり観察していなければ見逃がしてしまうものです。母の植物への想いがあらわれる句になりました。
新芽が少しづく伸びて色濃く、力強く成長するのを楽しみにしている母の姿を私は素敵だなーと思いながら見ています。
我が家の新芽も少しづく伸びています。
▽「ばあばの俳句」「毎日がバトル:山田家の女たち」は毎日、音声配信しています。20時前後に投稿している「フリートークでこんばんは」も聞いていただけたらうれしいです。
今日もたくさんの記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただきありがとうございます。
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私のアルバムの中の写真から
また明日お目にかかります。💗