母の呪文はケセラセラ
私は今年の暮れに古稀を迎えます。70歳とは早いものです。
最近、何となく人生について考えることが多くなりました。残された時間を数えているのです。そんな年代になったのかと虚しくなることもあります。
人は様々で、人生を達観している同世代の仲間たちは、私のように動じることなく当たり前の日常を楽しく過ごしています。人生に不安を感じるのも修行が足りないせいでしょう。
私の母は、どんなことが起こっても悠々としています。
彼女には自分なりの心配事解消の呪文があるのです。
それは「ケセラセラ、明日は明日の風が吹く」
彼女は事ある毎にその言葉を口にしています。大きなトラブルがあった時も、ちょっとしたことが原因で親子が冷たいバトルになった時も、「1日寝たら忘れるんよ、私にはおまじないがあるけんね、ケセラセラ、明日は明日の風が吹く」と言いながら眠りについています。
母は来月には94歳を迎えます。戦前戦後を生き抜き、多くの別れを知っている人の言葉は重いなと感じます。
私は母の幸せの呪文「ケセラセラ」を人生の先輩の教えとして、唱えることにします。
好きなイラストを毎日気が済むまで笑顔で描いている母の姿を見ながらそう思いました。今日から私も「ケセラセラ、明日は明日の風が吹く」と唱えます。
そう唱えるだけで明るい気持ちになってきました。いいお手本が身近にいて私は本当に幸せだと思います。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
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