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老いていく私を愛そう
最近の私は鏡を見て落胆しています。「老けたなー」と思って嘆いているのです。シミやシワが増えた上に、口角は下がってきて、若い頃の私はそこにはいません。「あー嫌になったゃう」そう思っているんです。
写真に映るのもあまり好きでは無くなりました。だから最近の写真を探そうとしても見つかりません。
見た目は嘆かわしいと思うことが多いんですが、でも心の内はそうではありません。
内面は結構好きです。
これまでは許せなかったいろいろな事を許容出来るようになり、若い頃よりおおらかになりました。人間として少し大きくなったのかも知れません。そしてこだわりや熱量は昔より今の方が大きいと思います。
見た目の老化と内側の情熱のギャプが大きいんです。
現役時代、私は間違いなく人よりも元気で若々しかったと思っています。もしかしたらメディアの仕事をしていたからかも知れません。人前に自分をさらさなければいけなかったので、人の視線を感じていた事がある意味、若さを保つには良かったのかも知れません。
定年退職した今は、自宅に籠っていて人と会うことがほとんど無く、母と二人の生活でストレスも溜まる一方で、老化現象が急速に襲っているんだと思います。
それはどんなに頑張ってみたところで加速していくのは間違いないのです。
「老いる」と言うことをしっかり受け止めなければいけない年齢なんだと思います。66歳ですから。ただ自分の中で納得し、折り合いをつけるのが難しいのです。
最近は、外出しないのでお化粧をすることが少なくなって、鏡を見る機会も減りました。それではいけないと思い、パソコンのそばに拡大鏡を置いて時々笑顔を作る練習をしています。これはとても大事だと思います。
眉間に皺を寄せた自分のしかめっ面を鏡の中で発見した時は、無理にでも笑顔を作るようになりました。そうすると一瞬は口角が上がって、人当たりのいい顔になるのです。今の自分をしっかり知るのに大いに役に立っています。
印象をよくする努力はもちろん続けようと思っていますが、それよりもむしろ頑張ろうと思っていることがあります。
これからの私は、失われた若さにも勝るように、人としての魅力を磨いて、内面のエネルギーを燃やすことで、内から輝きを放っていきたいと思っています。プラスのオーラを出しながら人間力をつけて生きていこうと思っているのです。
これからは老いに向かっている自分を嘆くのではなく「老けていく自分を愛そう」と思います。
そうすることで「老い」と上手く付き合えるような気がしています。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《後悔せんようにその時々を一生懸命に》
イラストを数枚描いてほっとしているばあばと。
「年を取る、老いていくんは仕方がないわい、皆そうなんよ、生きとる間は自分を大切にしたらええんよ」
「老いていく私を愛そうと思うのは・・・」
「私は一日一日を大事にして生きよるんよね、楽しい事も色々したらええ、生きとる間にねー」
「お母さんは私の年頃はどうしよった、66歳の頃」
「それはそれで楽しかったねー、後で後悔せんように、その時その時を一生懸命に生きるんよ」
91歳のコメントはいつも私の心にずしっときます。老いていく自分を愛しながらその時々を後悔なく、過ごしていこうと思います。
【ばあばの俳句】
ポストまで行くもリハビリ秋澄める
9月に入って、少しづつですが季節の変化を感じます。暑さもやわらいできたので、母は郵便を出すのに、近くのポストまで歩くことをリハビリにして頑張ってみようと思っています。
足腰がおぼつかないけれど、でも自分なりに目標を決めてやってみなければと心に決めている、母らしい句とイラストが出来ました。
▽たくさんの記事の中から、「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただきありがとうございます。
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私のアルバムの中の写真から
また明日お会いしましょう。💗