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朗読の奥深さを知る。

私がnoteの中で最近とても力を入れているのが、自分の書いたショートショートストーリーを、朗読する音声配信です。

どんな風に読むのがいいのか、試行錯誤している時に、いいイベントに出会いました。

私が住んでいる愛媛県松山市で開催された「愛顔えがおのものがたり」です。

愛媛県は愛顔えがおを提唱しています。そのことを全国の皆さんに知っていただき愛媛の知名度を上げると同時に、愛媛ファンが生まれればと言う思いから始まったイベントです。

愛顔えがお」に関する写真や、エピソードを全国から募集していますが、その表彰式で受賞した作品の中から10作品をゲストが朗読しました。

俳優のイッセー尾形さん、紺野美沙子さん、声優で歌手の水樹奈々さん、中川奈美さん、俳人の神野紗希さん、そして中村時広知事も朗読しました。

その朗読を聞いて、朗読は本当に奥が深いなと思いました。イベントに参加して改めて気づいたのです。


私は言葉を生業にするアナウンサーの仕事をしてきたので、言葉を声にのせて伝えることに命を注いできました

朗読が得意なのかと問われたら、まだまだです。だからこそ、今回のイベントがいいきっかけになりました。

別の人が書いた文章を朗読する時、読み手のフィルターを通すと、文字が音声として起き上がった時に、文章の伝わり方やニュアンス、色が変わってきます


演技力のある役者さんの朗読は書き手と伝え手のコラボレーション作品になっていました。

あまり色の無い役者さんが読むと、聞く人に創造させる読みになります。

人生の経験値が高い人の朗読はプロでなくても、書き手のメッセージが伝わります

声優の人たちは、その世界観の中で、作品を構築していました。様々な声色を駆使して、声で創作するので、アニメーションのような独特な朗読になっていました

様々な分野の方の朗読を聞いて、学びががたくさんありました。

そして私も自らの朗読がどうあるべきかを探りました

私は、自分の技量と相談して、聞く人の想像力の邪魔にならないように、そのシーンを伝え、ほんの少し文章を想像する手助けになる伝え方をしようと思いました。

朗読は、プロでなくてもできるのです。だからこそ、私は、よりよい朗読を目指そうと誓いました

やはり、いくつになっても学びは大切だと感じます。愛顔のイベントに参加して朗読について深く考えました

【毎日がバトル:山田家の女たち】

《朗読は聞き手にどう伝わるかじゃね》


「人それぞれにいいところがあるんじゃけん、私は人を真似るんじゃなく自分は自分の朗読を磨いたらええんじゃないかと思う、やっぱり身近に聞いてくれる人が居るんはええよねー」

「お母さんいい耳をしとらいね」

「私はいっつもテレビを見よろ、朗読には関心があるんよ」

「私の朗読に、アドバイスはあるかな・・・」

アドバイスなんかは無いけど、聞く人にどう伝わるかよねー

母の耳はなかなかのものだと思うことがしばしばあります。朗読は人それぞれその通りだと思います。その人が現れるのです。

朗読の彼の雪舟や春の夢


母は朗読の文章投稿から幼い頃に学芸会で「雪舟のお話」を朗読したことを思い出して、句に詠みました
母の記憶の中で鮮明に残っている出来事だそうです。
その時の洋服はお姉さんが作ってくれたもので、誇らしかった記憶があると生き生きとした表情で語ってくれました

最後までお読みいただいてありがとうございました。たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。この記事が気に入っていただけたらスキを押していただけると励みになります。

私のアルバムの中の写真から

また明日お会いしましょう。💗


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