才能が花ひらく時
事実は小説よりも奇なりと言いますが、そうだなと思うことがあります。私は今まさにそんな経験をしています。一つの出会いが老人の精神を20歳近く若返らせているのです。
その老人とは今年91歳を迎えた私の母です。
母が出会ったのはイラストです。母は、私と二人三脚でnoteに「やまだのよもだブログ」を発信して、ブログのイラストを毎日描いています。
幼いころから絵を描くことは好きだったようですが、絵画教室に通ったわけでも誰かに習ったわけでも無く、noteを始めた1年足らずで彼女のイラストの才能が開花したのです。
母が描いた最近のイラストをいくつかご紹介します。
【ファッショナブルな女たち】
【村の女壺の掟】
【生きている】
【幸せな味覚の秋】
【私の仁王さん】
【歌川広重に学ぶ】
【愛媛の名所 (大三島の大山祇神社)】
【印象派から学ぶ】
【イラスト人物図鑑】
すべて彼女が独学で頑張った成果です。私は母のその進化を目の当たりにして、「人の才能はいつ開花するか分からない」と思っています。
自分自身が好きな事に対して、向上したいと言う前向きな思いと、学び取ろうとする努力があれば人はここまで変わるのです。90歳を過ぎてからであっても。
もちろん母の進化にはnoteの存在が欠かせなかったと思います。誰かがどこかで自分の作品を見て、元気になってくれる、そしてコメントまでもらえる。だからこそ母は刺激的な世界の中で日々自分を高めているのです。
絵を描くことがただ好きだった母が、まるで画家のような表情でイラストを描いている姿を見ていて私は毎日感動しています。
「人の才能が開花するのはいつか」それは神のみぞ知るです。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《noteが無かったらここまで来んかった》
投稿文章のトップ画面のイラストを懸命に描いているばあばと。
「私は最初イラストは人に見せるためじゃないんで、自分の日記に描きよっただけなんよ、じゃけど今は人が見て下さっとるけん頑張り方が違わい」
「それが良かったんじゃないん」
「いっつも同じじゃ自分も満足せんけんね、いろいろチャレンジしよるんよ、noteが無かったらここまでは来んかったと思う、大変じゃけどね」
母は最後に大変じゃけどと言っていました。自分自身の持てる能力を精一杯出していることが良く分かります。
【ばあばの俳句】
幸あふる秋フルーツの盛り合わせ
味覚の秋の到来です。母は特にフルーツ好きなのでこの時期の食卓には必ずフルーツが登場します。ぶどうやナシ、蜜柑があればもうご機嫌です。そんな自分自身を詠みました。
いつもなら2ショットで描くところですがフルーツの盛り合わせは母が一人占めしています。ちょっと笑えるでしょう。そのくらいフルーツが好きなのです。
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私のアルバムの中の写真から