人目を気にしない適度な社会性
私は人目をとても気にするタイプです。昔に比べればずいぶん和らぎましたが、まだまだだと思います。
無防備な自分でいるのがとても不安で、自分自身をさらけ出すのが苦手なのです。現役時代にアナウンサーという公に顔をさらす仕事をしていたことも影響していると思いますが、もともと素の自分や自分の心の内を人に覗かれるのが嫌なタイプなんだと思います。
周囲の目など気にすることなく、自分の思うことを堂々と言い、ふるまえる人は私にとってはある意味尊敬です。そのくらい自分の言葉や態度に責任を取れると言う事なんだと思います。
人には本当に様々なタイプがいますが、おかしい事をおかしいと堂々と理路整然と言える人は素晴らしいと思います。
私はと言うと「今この言葉を発したら、相手は傷つくんじゃないか、何か問題が起こるんじゃないか、この言葉を発言する私を周りはどう思うんだろう」そんなことを考えて思っている言葉をぐっと飲み込むのです。もしかしたら自己防衛しているのかも知れません。
定年退職したことで会社の看板を背負うことが無くなって、メディアの中の人としての鎧も取り払われ自由になって一年半なのですが、やはり人の目は気になります。
素顔を人にさらしたくないから出掛ける時にきちんとお化粧をし、思っていることの半分くらいしか批判的な事を言わず、愚痴を言いたくてもぐっと飲み込む、私はそうして自分の社会性を保っているのかも知れません。
一度生まれ変わって、周りを気にしないで本音を隠さず言える人生もまた体験してみたいと思いますが、そうすると私の発言はあまりにも大胆すぎて嫌われてしまいそうです。本音は結構はっきりしているのです。
生まれ持ったこの性格は66歳になっても変わりません。
ただし、家の中では母に思うことをはっきり言ってしまって傷つけることもあるので、少し内と外のバランスを取らないといけないとも思います。
人目を気にしないで、人を傷つけないで、バランスが保てる適度な社会性を持てたらいいですね。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《万人に好かれる人は世渡り上手》
コーヒータイムのばあばと。
「私は言いたいことは言います、じゃけん嫌われる人もおるけど、合う人もおるんよ、万人に合わす人もおるけど私はそんなんは嫌、それだけ」
「ほんと、お母さんははっきりしとらい」
「万人に好かれる人はほんと、世渡り上手よ、でも私は自分の意思を貫くんよ、以上です」
母のはっきりした性格はきっと敵も作ってきたと思いますが、悔いはないようです。
【ばあばの俳句】
大安の風爽やかに見送りぬ
母は出掛ける日は何はともあれ大安がいいと思っています。私が出掛ける時も大安だとほっとしているようです。大安の爽やかなお天気がいい日に私が外出するのを気持ちよく送り出している自分の姿を詠みました。
私はその母のこだわりが、有難いのですが時々面倒だなと思う時があります。
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