新春の散歩日記Ⅴ「CHIIKAWA×HANKYUラッピングバス」
春はスタートの季節
スタートといえば入園式、入学式、入社式といろいろございますが、春の訪れとともに関西では大きなニュースが飛び込んで参りました。北大阪急行延伸です。
というわけで箕面萱野駅へ行ってまいりました。元々予定に入れてはいなかったのですが急遽知人と箕面萱野駅で落ち合うことになり、待ち合わせ時間より早めに到着して新駅周辺を散策しました。大阪府民以外の人たちは「延伸=北陸新幹線」をイメージすると思うので、北大阪急行延伸について詳しく解説致します。
北大阪急行は大阪メトロ御堂筋線と相互乗り入れをしている鉄道会社で、これまで吹田市の江坂駅と豊中市の千里中央駅を結んでいました。わずか2.5kmの距離ではありますが今回の延伸により箕面市民が乗換なしで梅田や難波へ行けるようになります。これは大阪府が2014年に決定した「公共交通戦略四路線」のひとつで大阪府内の南北ラインを強化する目的があります。蜘蛛の巣で例えると放射線状の横糸を結ぶ縦糸を新たに作る感じになります。ひょんなことから新駅へ訪れることになったので、その様子を画像と文章を使って皆様にお届けしたいと思います。
今回のスタート地点はJR茨木駅からになります。
実は京都駅から快速に乗ってきたため、いつもとは違う場所から始まることとなりました。JR茨木駅には大きなバスターミナルが隣接しています。阪急石橋阪大前駅行きの阪急バスに乗るため7番のりばへ向かいました。
停留所で10分ほど待っていたところ、何やら丸っこいキャラクターが描かれたバスがやってきました。
なんだこいつー!?(ジョイマン池谷
私の旅行の基本スタンスは"行き当たりばったり"です。なので決して閲覧数稼ぎのためにこのバスを狙っていたわけではありません。なんという偶然でしょう。思わぬところで"ちいかわ"と出会ってしまいました。
たった三台しかないうちの一台、コラボラッピングバス7197号車に乗車します。
車内全体が見渡せる後方座席に陣取ることにしました。普段なら私ぐらいしか車内撮影しないのですがさすがちいかわ人気。ほとんどの乗客が車内にスマホを向けていました。
公式サイトなどで撮影の注意喚起がなされていましたが、この日は運行最終週ということもあってかマナー逸脱行為をしている人はだれもいませんでした。
流行に疎いわたくしですけれども"ちいかわ"人気は知っています。
てかつい先日知りました。伏見稲荷参道商店街を歩いていたときに長蛇の列を目撃。店名を確認してみたら"ちいかわもぐもぐ本舗"と書かれていました。その時の時刻は午前10時頃だったと思います。
近年伏見稲荷のおキツネ様はだいぶ隅に追いやられているようです。境内は猫ばかりで参道ではちいかわというネズミに席巻されて、彼らに残された手段はもはや"ゆるキャラ化"しかないのでしょうか。
ここで宣伝になりますが、近々伏見山リベンジ編の投稿予定しております。先日申したように三月京都へ行き過ぎてしまったので公開は数ヶ月後になりますがご期待下さいませ。
普通の人は新快速に乗って新大阪へ向かい北大阪急行の全駅通っていくのが定石です。分かりやすいし便利ですからね。
でも普通とは違う旅がしたい!
この偏屈な信念のせいで何度も失敗しましたが、今回はコラボバスに乗車するという幸運に巡り合うことができました。これだから邪道旅?は止められません。
私が乗った阪急バス石橋線92系統は鉄道駅を結ぶ路線で、「大阪モノレール彩都線」「北大阪急行」を横切り、阪急宝塚線石橋阪大前駅へ向かう国道171号線ルートを進んでいきます。
JR茨木駅から新駅に近い箕面萱野駅南まで約30分ほどの乗車時間を要しますが、公共交通機関の最短距離であるためタイミングが良ければ新大阪駅経由よりも早く着くことが可能です。
平日昼間でも20分に一本来る便利な路線ではありますが、車酔いや渋滞などのデメリットがありますので、正直他の人にはオススメできません。余程のことがない限り鉄道がやっぱ安定っす。
箕面萱野駅の最寄りとなる停留所の標識柱で今回は以上とします。次回も引き続き新駅の紹介をしていきます。
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