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観光記「真夏の日帰り嵐山旅」前篇


真夏の嵐山日帰り旅シリーズをご覧になった方々に改めて感謝を申し上げます。ありがとうございました。これまで旅を総括する観光記を書いて参りました。今回は少し趣向を変えて二篇に分けます。

前篇では旅に関連するものではございますが、どうでもいいコトをつらつらと書き連ねています。余談系の話ってなかなか本編に入れにくいんですよね。ただでさえ長文になっているのにムダに長くなってしまうと読者だけでなく私にも大きな負担がのしかかってしまいます。


なぜ前篇と後篇の二つに分けたのか。

福田美術館と嵯峨嵐山文華館の感想を存分に語りたかったのです。壮大なネタバレになってしまうのでイベント開催中に話すことはできませんでした。館内の作品画像を載せない決断をしたのはこの場で完結させたくなかったからです。そのへんについては後篇でもお話しますね。

前置きはこのくらいにして、それでは前篇『閑話雑談』をお楽しみください。






『閑話雑談』


 酷暑の嵐山を知りたくて


私は毎年熱中症になります。

何度も酷い目に遭っているのに初夏に必ず酷い頭痛を患います。石橋を叩いて渡る臆病な性格なのですが熱中症だけはどうしても避けられません。冬の到来とともに暑さの対処をすべて忘れてしまうのでしょうね。時々学校の生徒たちが熱中症で倒れる報道が流れます。保護者や世間は管理者である学校や担当の先生を当然叩きます。身内に被害があったならともかく私は熱中症で第三者を非難することは出来ません。自己管理ができない人間にその資格はないからです。

私の住んでいる地域は何度も日本一の最高気温を記録したことがあります。大阪都市圏の熱い空気が淀川を伝って生駒山地へぶつかるためです。京都盆地に負けない過酷な地形になっています。そんなエリアにいますので警戒アラートが発令する前に熱中症にかかってしまいます。五月、六月はまだ「暑熱順化」が充分ではない時期です。気温30度に満たなくても体温調節が上手くいかなくてフラフラになることがあります。梅雨明けの七月以降は30度を超えても暑さに順応しているので割と大丈夫です。どこへ行っても室内に入れば冷房がガンガン効いていますし油断しない限り熱中症になることはありません。昨年は35度超えの中あえて散歩をしました。日傘がなくても30分程度であれば全然問題ありません。60分はさすがに堪えました。


ゆえに熱中症警戒アラートを私はアテにしていません。

暑さ指数が基準となっていて暑熱順化は考慮されていないからです。気象庁のホームページによると、気温は風通しや日当たりの良い場所で電気式温度計を用いて芝生の上1.5mの位置で観測することを標準としています。電気式温度計は直射日光に当たらないように通風筒の中に格納しています。暑さ指数の基準となるものは、①温度・②日射・輻射ふくしゃなど周辺の熱環境・③気温の三つです。つまり熱中症警戒アラートという指標は外の環境が基準となっていて、年齢差や体力差などは考慮に入っていません。万能な指標ではないのです。不要不急の外出は避けるようにと気象庁は忠告しています。しかし学生たちはいつも通りに部活に励んでいます。高校野球は午前と夕方の2部制の一部導入をしました。炎天下の中で激しい運動をしています。もちろん外で働いている人はたくさんいます。

私の主観ですが、カンカン照りの気温35度でも湿度がなければ日傘や帽子でなんとかなります。自然の多い場所であれば涼しい風で体温上昇をかなり抑えてくれます。逆に気温30度以下の曇り空でもミストサウナのような環境だと体内気温が上昇して危険な状態になります。同じ湿度、同じ気温であっても街中と公園では環境は大きく異なります。そもそも最高気温の表示だけでも警戒すべきか否かは一目瞭然です。不要不急の外出を控えてという警告は気温変化に鈍感になってしまった高齢者に向けたものなのでしょう。若者はそんなこと言われなくても肌で敏感に暑さを感じ取る事ができます。

コロナ禍で明らかになりましたが、日本人って政治不信の割には「お上」のお墨付きを望む傾向がすごく強いんです。スポーツの分野では欧米の理不尽なルール改定を毎度素直に受け入れているのでオリンピック大会ではいつも選手が苦しめられています。戦後80年を迎えようとしている今もなお日本国憲法を頑なに守り続けています。お国柄がルール至上主義になっているので奇抜な発想をする若者を多数派の高齢者が排除するという進化否定の最悪な悪循環に日本は陥っています。そんな中で気象庁が定めたルールを間違いだと主張する私は間違いなく異端者であり、多くの人が何いってんだコイツと思っていることでしょう。でも毎年熱中症にかかってしまう私としては暑熱順化を考慮した上で暑くなる五月頃から熱中症警戒アラートを出してもいいのでは、とつい思ってしまうのです。捻くれ者でホントごめんなさいね。

そんなこんなで熱中症警戒アラートが発令されている嵐山って実際はどういう感じなのか知りたくて今回の旅を企画しました。



観光地の決済方法


皆様は現金派?キャッシュレス派?

生活用品を購入するとき私は現金を持っていきません。近所のスーパーやドラッグストア、ホームセンターではクレジットカードで支払っています。今回の旅の目的地は京都嵐山。人が多い場所には当然悪人も集まってきます。日本有数の観光地ということで必要以上の貴重品は持っていかないようにしました。


用意した現金は一万円。

万が一盗まれても仕方ないと思える金額です。京都なら外国人観光客が多いしキャッシュレスでも大丈夫でしょ、と思っている方が多数いらっしゃるかもしれません。でも忘れてはならないことがあります。京都には寺社仏閣や古いお店がたくさんあります。それらのほとんどはキャッシュレスに対応していません。えっと、ほとんどは言い過ぎました。だいたい半数くらいでしょうか。PAYPAYのお賽銭が話題になったことはありました。しかしそのようなシステムを導入している寺社仏閣を私一度も見たことがありません。地方都市や中小企業、そして寺社仏閣にとってキャッシュレス決済の手数料は大きな負担になります。ゆえに京都であっても現金は必須になります。


日本政府っていつもアクセルとブレーキを同時に踏んでいるんですよね。

観光立国を標榜しているのに地方や中小事業者のことはまるで考えていなくて、インボイス制度導入で観光業界を萎縮させてどっちへ進みたいのかまったくわかりません。独裁国家である中国のほうがキャッシュレス化が進んでいるというのはなんとも皮肉な話です。



予期しなかった終幕


やす子さんへの誹謗中傷発言を受けてオールナイトニッポン0(ZERO)降板となったフワちゃん。最後のラジオは藤田ニコルさんと小森隼さんのゲスト回でした。


旅先でニヤニヤしながら周囲に配慮しつつradikoを聴いていたワタシ。

三人のはしゃぐ声とっても楽しかったな。こんな形で終わりを迎えるなんていくら炎上常連タレントとはいえまったく想像していませんでしたよ。コロナ禍をキッカケにラジオを聞き始めたのにフワちゃんが終わったことで私のラジオ習慣はオードリーだけとなりました。今年三月に海外移住の発表があってラジオ卒業の覚悟を決めていたんです。だから四月以降も続くって言ってくれた時はホントに嬉しかったぁ。


騒動を起こすたびにラジオで釈明をしてきたフワちゃん。

リスナーメールの鋭いツッコミとフワちゃんの苦し紛れな言い訳をいつも聞いていました。私はフワちゃんとリスナーの対立構造が大好きでした。批判メールばかりが選ばれていたのはニッポン放送スタッフによる愛の説教だったのでしょう。そしてその一線を超えてしまったのがやす子さんへの暴言でした。


テレビのフワちゃんは子どもたちに大人気。

明るくて気さくな好感度抜群キャラクターを彼女は演じていました。そのことをリスナーに揶揄されご本人も「本当の自分を純粋なファンたちには見せられない」とラジオで話されていました。最後まで幻想と現実のギャップを埋めることが出来ずに今回の暴言で多くの一般人に失望を与えることになりました。徹底したクズキャラを演じていればここまでのダメージはなかったかもしれません。ただ普段通りの気難しいクズキャラだとGoogle Pixelなどの大型CMやテレビ出演オファーは永遠に来なかったと思われます。高いプライドと強い自己肯定感で彼女は最初から破滅の道を歩んでいました。一番身近な親友の指原莉乃さんも非常に厄介な性格は認識していたようで予言めいた叱責をフワちゃん本人にもしていました。自業自得の顛末です。


辛辣なツッコミがあってこそ輝くダメ芸人。

それがフワちゃんです。体を張ったプロレスをしていましたが彼女の芸風もプロレスでした。有吉弘行さんとのSNSでのやり取りは毎回楽しかったです。しかし今回の誹謗中傷はプロレスラーが一般人に暴力を振るったようなものであり、いくら芸人仲間とはいえ関係性を築けていない人にやってはいけないことを彼女はやったのです。本当に取り返しのつかないことをしてしまいました。

多くの方が御指摘されているようにフワギャルリスナーの私でさえ呆れるほどの酷い謝罪文でした。当時事務所関係者の代筆説が囁かれていました。また同席していた友人二人の所属芸能事務所からの圧力があったという週刊誌報道がありました。これまでのラジオでの発言を振り返ってみるとあの文章は紛れもなく当人が考えたものだと推察できます。フワちゃんらしさが滲み出ていた文章でした。


私はフワちゃんに魅了された人間の一人です。

彼女は己の欲望のまま生きて周りに迷惑をかけるけれど、人望はなぜかある女両津勘吉です。有田哲平さんが絶賛していましたが音楽評論家としても光るセンスを持っています。スポンサーから拒絶されたことで地上波復帰は当分無理となりました。ただ見たい人が見れる場所であれば再起は可能です。その時が来たらまた応援したいですね。あぁ、フワちゃんが号泣するANN0最終回見たかったな。



追伸


2024年8月11日に芸能活動を休止することが正式に発表されました。

他責思考でポジティブシンキングの彼女のことですからきっと『海外語学学習に専念できる』『アンチどもの声を聞かなくて済む』『ざまあみろ』と思っていることでしょう。個人事務所のタレントということで金銭面について心配する声もありますが超人気芸能人の親友がたくさんいるし知名度は日本トップクラスなので、億単位の賠償金だとしても自力で支払えると思います。

私はフワちゃんとヤフコメ民の親和性は高いと常々思っています。似た者同士というか同族嫌悪と言いますか、ゴシップ好きの仲間なんだから仲良くなればいいのにって思うんですけどね。好きの反対は嫌いではなく無関心です。嫌いな人はキッカケがあればすぐ好きになれます。事実ひたむきにプロレスに挑戦する彼女に感心した人がたくさんいました。オードリーの東京ドームイベントでも概ね好評だったと聞いています。私は彼女が芸能活動に復帰したらファンとして温かく迎えるつもりです。ここに書いたことの内容はほぼアンチの主張と変わりありません。でも毎週欠かさず聴いていたラジオだったのは真実です。あなたは最高のエンターテイナーでした。

ほんとありがとね。



結び


実はこの感想記で『真夏の嵐山日帰り旅』の総括をする予定でした。

十月の京都旅の準備記事などで反省点をすでに語ってしまったのでここで話すことがなくなってしまいました。余談系ばかりになってしまってごめんなさい。未読の方にご説明致しますね。十分な散策ができなかったこと、昼御飯計画が不十分だったこと。この二つが嵐山旅の大きな反省点になります。逆に良かったところは観光したところすべて大満足で最高の思い出になりました。

皆様ももし嵐山へ行く機会がありましたらミュージアムカフェや野宮神社、虚空蔵法輪寺を巡ってみてください。嵯峨野って京都観光の王道ですがやっぱりいいとこですよ。前篇は以上です。後篇の投稿日は未定。気長に待ってて頂けると嬉しく思います。それではまた。



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追記

『わたしの旅行記』応募作品の中で、スキの週間一位を獲得しました。皆様ありがとうございます。感謝!!

2024/10/14


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