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【hint.90】それってどこまでが『アドラー心理学』なんですか?

毎朝note生活、継続中

 おはようございます。東京・吉祥寺を拠点として活動している、山田 鷹(やまだ たか)です。

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 今週の日曜日に、「アドラー心理学」に関するゼミナールがあります。

 メインスピーカーは、月に一度のペースで活動を共にしている、「原書で学ぶアドラー(原アド)」主催者の一人。僕もアシスタントとして参加をさせてもらいます。

 今回のゼミナールで「原アド」を話題の一つとして取り上げるということで、3日前おととい昨日と、そのことについてあらためて考えてみようと、いろいろな切り口でnoteを書いてみました。

 今日はそれぞれのnoteの内容をふまえ、すこし、繋がりをうまく整理できていない感も否めませんが、そろそろまとめに入りたいと思います。
(普段からよく、昨日までの3日間のnoteに書いたようなことを、同時に考えているのでこんがらがっているのだな〜と、今回あらためて実感しました)

 以下、説明の文章に、関連するこの3日間のnoteのリンクを貼り付けているので、必要に応じて活用してくださいね。

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 今回の「アドラー心理学」に関するゼミナールの画期的な点は、大きく二つあると思っていて、

一つには、(もちろん全ての情報ではないにしろ)これまでに語られてきた「アドラー心理学(個人心理学)」に関する情報を、一つの「コモンセンス」として、もしくは、一部をその情報を提供されている方独自の「プライベートロジック」としてふまえた(出典に触れた)うえで、

それらの情報を建設的に活かしたり、なじみの良い新しい切り口からの解釈を含んだ意見を、自らの、また別の新しい「プライベートロジック」として、一人のスピーカーが提供すること。そして、その意見に対して、その場でタイムリーなやりとりや議論をすることができる点が、挙げられるのではないかと思います。

「アドラー心理学」に関するこういったありがたい場は、これまでにそう多くはなかったのではないでしょうか。

 そして二つには、今回のゼミナールはおそらくそういった形にまでならないかな〜とも思いますが、ゆくゆくは、今回繰り広げられた提案や議論が、(たとえば「会員のみ閲覧可能」などの仕組みが採用されるといったことはあるかもしれないけど)どんな人にもアクセスしやすい形で、文章になることで、そこから先の議論を積み重ねていくことができる資料の、素材になり得るといった点が挙げられます。


 これまで通り、「『アドラー心理学』ってこういうものだよね〜」と、そういった現在の「コモンセンス」を理解した人々が、自分なりの「プライベートロジック」と掛け合わせて日々実践し、伝えていくことはとても重要なことだと思います。

 ただもう一点、おそらく「アドラー心理学」のことが好きで、その学びや実践を続けている人であれば、そして特に「アドラー心理学とは?」という看板を掲げて何かを伝え続けている人であれば、共感してもらいやすい点ではないかと思いますが、

「先生、それってどこまでが『アドラー心理学』なんですか?」

という素朴でありつつも核心を突く問いに対して、(もちろん全員が即座に答えられる必要はないと思いますが)ある一定数の人々が同じようなニュアンスの回答を提供できるような状況を整えていくことが、今後ますます重要になってくるのではないかとも、個人的には感じています。

 そういった環境を整えていくといった意味合いにおいても、今回のゼミナールは、とても有意義な時間になるのではないかと、僕は期待をしています。


 僕自身、「アドラー心理学」をこれからも自分の中で大切にしていきたいと考えていることは間違いありません。

 だけれども、その一方で、それ以外の理論や思想、文化的なものや技法、スキル的側面の大きなものについても、色んなものに興味があって、気づけば日常に取り入れてるもんだから、いとも簡単に「あれっ!?これってどこまでがアドラー心理学なの?」と、いう状況に陥ってしまうことが本当によくあるんですね。

 そんな時に、こういった「ここはいま『コモンセンス』を活用しているぞ、と自覚している部分」と「これ、その『コモンセンス』ととってもなじみのいい(たぶんまだ)『プライベートロジック』なんだけど、こんな考え方ってどうかな?という部分」を整理して話題提供ができ、それについて議論をすることのできる場があることは、とてもありがたいんですね。

「アドラー心理学」という「島」へと案内する新しい人々が増えてきた今、こういった、少しアカデミックな議論のできる場所が、今後ますます重要になるんじゃないかと思っています。

 今度の日曜日が、楽しみだ〜!!!

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