【読書メモ】人を動かす
1.ひとことメモ
『人を動かす』を読んだ。
対人関係の悩みを解決する一冊。
人間関係を円滑にするための心理や行動の原理原則が学べます。
「すべての悩みは対人関係の悩みである」という言葉もあるので、なにか悩みがあるかたはぜひ読んでみてください。
2.ポイント
1. 「人を動かす唯一の方法」—相手の欲求に焦点を当てる
人を動かす鍵は、相手が何を求めているかを理解すること。「この商品が良い」と押し売りするのではなく、相手が「何を解決したいのか」を探り、それに応じた提案をするイメージでしょうか。
2. 批判しない
批判や非難をするものは愚か者だとカーネギーは言います。そして、どんな相手にも共感の姿勢を持つことが重要だと説きます。
3. 名前を覚えて呼びかける
名前を覚えることは、「あなたに関心があります」という無言のメッセージ。「名前は当人にとって最も快い音である」ということは肝に銘じたいです。
4. 笑顔を忘れない
「笑顔を見せない人間は商人になれない」ということわざが中国にあるそう。たしかに第一印象が良い人を思い浮かべるとみんな笑顔が素敵だなと感じます。
5.過失を認める
過失を否定することはバカがすることだとカーネギーは説きます。また、過失を素直に認めることで信頼を築けると。「自己の過失を認めることは、その人間の値打ちを引きあげ、自分でも何か高潔な感じがしてうれしくなるものだ。」という表現は面白いなあと思いました。
3.抜書き(引用)
「人を動かす唯一の方法は、その人の好むものを問題にし、それを手に入れる方法を教えてやることだ。これを忘れては、人を動かすことはおぼつかない。」
「彼の成功の秘訣は「人の悪口は決していわず、長所をほめること」だと、みずからいっている。」
「友を得るには、相手の関心を引こうとするよりも、相手に相手に純粋な関心を寄せることだ。」
「笑顔を見せない人間は、商人になれない」
「名前は、当人にとって、もっとも快い、もっともたいせつなひびきを持つことばであることを忘れない。」
「「人と話をするときは、その人自身のことを話題にせよ。そうすれば、相手は何時間でもこちらの話を聞いてくれる」—これは大英帝国の史上最高に明敏な政治家のひとり、ディズレーリの言葉である。」
「どんなばかでも過ちのいいのがれぐらいはできる。事実、ばかはたいていこれをやる。自己の過失を認めることは、その人間の値打ちを引きあげ、自分でも何か高潔な感じがしてうれしくなるものだ。」