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自分がやらかしてきたことをちょっと振り返る【巻の11】 就職氷河期の就活篇


ちょっと毛色が違う

前回は、採用面接なのに、なぜかペットフードの試作品をポリポリ食べちゃうまでの話を、記事に起こしてみました↓

今回は、少し毛色が異なる昔の採用試験の話をしたいと思います。

おもひで その1

受験の雰囲気

●●社の面接を受けつつ、ワイは△△職員の一次試験のために、某学校に。
学校での受験なんで、おそらく昔の大学入試センター試験以来の話ですね。

当時の△△職員の採用試験ですが、曲がりなりにも有機化学を得意としていたワイは化学系の職種で受験しました。実際の一次試験、多分こんな感じの出題だったと思います。

教養試験(択一式=いわゆるマークシート)

専門試験(択一式=いわゆるマークシート)

専門試験(記述式、8題くらいがあってそのうち3~4題選択)

試験時間までは覚えていませんが、

教養 2時間、
専門(択一式) 2時間、
専門試験(記述式) 90分くらい

だったかな。

結構、長丁場だったと記憶しています。

当時受験した思い出でいうと、

  1. 教養試験は、数的処理、文章理解、資料理解、人文科学、社会科学、自然科学、時事問題などなど。
    ワイにしてみれば、適性試験で何十回も受験していたので、場慣れしているというか、そんなに怖くは感じませんでした。数的処理、自然科学は当時得意ジャンルだったんで。         

  2. 択一式の専門試験ですが、奇をてらった問題は少なかったように思います。
    ただ、勉強不十分のジャンルもあり、苦戦した箇所もあります。
    択一式であり、解答が事前に示されているので、チェックはしやすかったと感じました。

  3. 記述式の専門試験は…やっぱり手ごわかったですね。確か罫線入りの答案用紙に、計算過程などをわかりやすく書いていくんで、めんどくさかった印象です。

まさかの

手応えとしては、まーまーでしたが、試験後のお手紙には、

合格

の2文字。

しかも、二次試験は、△△の本社で実施するとの案内付きで。

その時点では、△△のことは頭の片隅にもなかったので、喜びよりも驚きの方が勝っていました。

次は、二次試験の準備になります。

なお、現在では、△△職員の採用試験も人物重視となり、記述式の専門試験がなくなり、論文形式になっているようです。

現在との比較は難しいが

一次試験の補足的な話を少々。

もう20年以上も前の話と現在の話では、様相が大幅に異なるとは思います。しかし、あえてワイの主観を交えてお話しできることを整理したいと思います。

試験対策

単純な難易度の比較はできませんが、現在の試験の方が、対策は難しくなっていると思います。

ワイの推測ですが、適性試験をはじめとする試験問題の"情報公開"により、就活生側のほうで、十分対策が講じられるようになりました。となれば、受験する就活生のレベルは上がります。

受験する就活生のレベルが上がれば、問題のレベルを上げざるを得ない…というイタチごっこが続く感じでしょうか。

転職者の話ではありますが、早川玲様の記事は、就職時の試験という意味で、大変示唆に富んだ記事だと思います↓

倍率からみる難易度

1999年に受けたときの化学系の△△職員の採用試験は最終的には15倍だったたと記憶しています。

ただ、最近の化学系の△△職員の採用試験を見ても10倍程度とあまり変わらず。例年、応募者も20名くらいで、採用枠も1から2くらい。

まー、ニッチな職種なんで、補充する職員(採用枠)も少ないですが、そもそもの受験者層も限られてくるかと思います。

ちなみに一般の大卒程度の場合だと、大々3〜5倍くらいだと聞いてます。受験者数が減っているので大変だと伺ってます。ただ、就職氷河期世代向けの枠ですと、30~50倍の倍率になるようです。

1999年あたりの実感では、正確な数字はわかりませんが、そもそも採用枠が少なかったので、多分20~30倍以上くらいだったと思います。

現在は、特に新卒対象の受験者の数が減少しているのが頭の痛いところです。ただ、多分、あんまり合格点を下げすぎると、ミスマッチにより、双方が損をするので、その辺は勘案するだろうと思います。

もう少し、化学系のまじめな話というならば、ワイとは完全に一致しませんが、mur様の体験記が大変参考になると思います↓

かわりゆく試験

時事問題に関しては、日々アップデートされるので、すぐ身につく対策は講じやすいと思います。

択一式では、今後新傾向問題も出てくるかもしれません。

ただ、いろいろ見ていると、新卒だけでなく、既卒者も対象にしていることに加え、テスト研究が進んできて、信頼性と妥当性が求められていると感じます。TOEFLとか、医療系大学共用試験なんかが好例でしょうか。

そうであれば、絶対落とせない落とせない問題をしくじらない、守りの試験になるのかなと考えます。

現代のテスト理論の1つ、項目反応理論については、ホンディー様が大変詳しい解説をしてくださっています↓

おもひで その2上

話は元に戻って、二次試験の話。

なぜか一次試験に合格してしまったワイ。もちろん、●●社の話は一旦記憶から消して、二次試験にトライです。

場所は△△の本社ビル。

型どおりの論文試験と集団面接でした。

論文試験は楽勝とは言いませんが、時事ネタで来ましたね。よしよし。

ただし、受験したアホ大学院生の頃は、マトモに本を読んだこともなく、そもそも文章を書くのは超苦手だった人物でした。noteにお見せできるようなものはございません!(現在でも、十分ヤバいとは思ってます)

そんな奴が楽勝…というからには、答案用紙にあったワイの乱筆乱文の文字列は、人様にお読みいただけるレベルには到達してなかったと思いますね(苦笑)。

その後に、集団面接。

実は集団面接の前に、ワイはある秘策を腹にしまい、臨んでおりました。

(続く)

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山田太朗(仮名)
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