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最上階に囚われた巫女を救うあのRPGからいろんなこと考えてみる?
需要なんてク◯喰らえ!
今回はアクションロールプレイングゲームの草分け的存在、ナムコの「ドルアーガの塔」に関する記事です。初発は1984年のアーケード版ですが、ファミコンをはじめとする多くのプラットフォームに移植されました。
ちなみにアーケード版はこんな感じ(Replay Burner様より)↓
主人公のギルよろしく、宿敵を倒して、無事オチを付けられるのか? やれるだけやってみます的ゲーム感想になります。
ゲームの雰囲気
このゲームの面白さは
操作は単純(十字キー+剣を出す)
しかし、アイテムで強化しないと攻略できない
ことに尽きるかと思います。
もちろん、ゲームの背景となるストーリーも無視はできませんが、アイテムの出し方そのものが攻略であること、アイテムでギルが強化されること、強化されたギルを自操作して敵を倒すことというのは、当時としては画期的でした。
のちの
キングダムハーツ
テイルズ オブ〇〇
ゼルダの伝説 etc.
などをみれば、1984年にこのゲームが作られた意義は極めて高いものだと言えるでしょう。
ゲームを支えるBGMの存在感
通常面↓
たまに出てくるドラゴンのフロア↓
神々しいイシター(サッカバス)のフロア↓
そしてハイライト59階↓
とフロアの攻略と合わせて流れてくるBGMのクオリティが高いことも、このゲームの特徴だと思います。
当時する敵キャラも多彩
基本系は
スライム
ナイト
マジシャン
ゴースト
ローパー
ドラゴン
ウィル・オー・ウィスプ
ですが、色違い&キャラに特徴をつけることで当時としてはバリエーションが豊富な敵キャラが登場しました。こちらも、ゲームの難易度に直結しており、プレイヤーを楽しませてくれたと思います。
謎解き要素
アクションRPGよろしく、謎解きの要素が多々あります。ドルアーガの塔の場合、敵を倒していくだけなので、ゲーム中に攻略のヒントを得るチャンスがないのは欠点かもしれません。現在みたいにまとめサイトや掲示板などはなかったので、80年代にゲームをしたプレイヤーは大変だったでしょう。
しかし、ゲーム雑誌の特集記事だったりで取り上げられることで攻略の糸口を見出し、この曲を聞けて、ある種の感慨に浸ることがあったと思います↓
それでも色褪せないこのゲームの奥深さ
これまで、日本人には敷居が高かったダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)やウィザードリィを参考にしつつ、みんなが楽しめるRPGにした開発者の遠藤雅伸の手腕は素晴らしいものがあります。
遠藤氏は、ナムコを独立してからも数多くの作品を手がけています。その中には、多分、のちに紹介するであろうウィザードリィのFC版移植にも関わっています。
ドルアーガの塔以降に当時した
キングダムハーツ
テイルズ オブ〇〇
ゼルダの伝説 etc.
などをみるにつけ、
ドルアーガで遊んだ世代が次のゲームを作り、
次のゲームで遊んだ世代がさらに新しいゲームを作る…
文化の伝承の始まりを強く感じる、そんなアクションRPGだったのかなと思ったところでした。そう、この曲を聴きながら…
(了)
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