自分がやらかしてきたことをちょっと振り返る【巻の10】 就職氷河期の就活篇
自分探し、まだまだ続く
前回は、山田タロウ(仮名)の憂鬱的な話を、記事に起こしてみました↓
今回も、まだまだ続いた就職氷河期の就活で経験してしまったためになる話を引き続きご笑覧ください。
コールが響き
ワイが△△職員の採用試験願書を必死に手書きをしていたところ、家電が鳴り響きました。声の感じは、低いトーンのかなりのオッサン風情。
ガチャリ。
●●社の親会社の▲▲社は、多分知らない方はいないであろう(自主規制)でシェアが高い化学系大手メーカー。
んで、●●社はペット関連用品の子会社とのこと。
ちなみに、▲▲社は
までで、「ご縁なし」手紙。
まさか、そんな会社がワイに対して、わざわざ電話をかけてくるなんて、一切考えになかったです。
ただ覚えているのは…
▲▲社の本社は東京(登記上は別の場所?)にあります。
しかし、当時は就活で一番遠出をした場所かもしれません。
一次試験は、東京(最寄駅は山手線内)の営業所で適性試験と面接があったと記憶しています。まー、新幹線で楽勝ですね。
二次試験は、地方空港→某空港→JR→タクシーで工場というルートで、何とか到達しました。
ただ、その日、某空港は朝から暴風雨。地方→某都市は何とか到着でましたが、帰りの飛行機はすでに欠航が決定。
しょうがないので、暴風雨でぐちゃぐちゃになりながら、JRから新幹線→新幹線経由でようやく帰宅したのだけ覚えています。
正直
●●社の話があったとき、
という謎のプライドと、
という焦りからくる謎のイライラ感が交錯していました。
今考えるとありがたい話ですよね。だって、敗者復活戦ですから。
ただ、当時は疑心暗鬼になっていたのも確かです。
中二病っぽく斜に構えておきながら、藁をも縋りたいという表現しずらい感情を持ちつつ、▲▲社の営業所が入居しているビルに向かい、●●社の面接を受けました。
帰り間際に、▲▲社と●●社が違うフロアに入っていたことに気づくアホぶりでした。
要件を聞こう
ワイの他に5人ほど集められて、その場で名札をつけさせられ、企業説明会が実施。
ちなみに、理系採用はワイだけみたい。
まず、若い担当が、会社説明。
とのこと。
そのあと、ロマンスグレーの人事担当っぽい人から、
とのこと。
●●社が食い気味のところで午前中終了。
如何物喰いのあとの面接
午後は、現在開発中のドッグフードの試食会。
ワイがそこですかさず質問。
わけわからん会話のあと、奥にあった野菜、肉、魚などのドッグフード総勢100粒が皿の上に登場。周りは唖然。
オッサンが、ワイにもっと食べてというけど、なんか食も進まないので、何粒かいただいて帰ることに。
ちなみに、犬の食塩中毒の話は、獣医師ふー様が詳しく記事にしてくださってます↓
閑話休題。
このあと、オッサンと多分人事担当の方とプレゼンしてた社員vs.ワイの3vs.1で面接がありました。
●●社のから、一応研究テーマであったり、ペット用品事業の研究・開発職は面白そうか?と聞かれたり。
ワイの方からも待遇面はもちろん、勤務先であったり、新しい会社の新入社員に期待することを確認したり、社内での自己啓発ための経費補助や福利厚生などは話しました。
あとでわかったんだけど、ワイにドッグフードを勧めたオッサン(家電してきた人)が.実は●●社の役員で研究・開発部門の責任者だったとのこと。ワイも結構失礼な対応だったかな。
夕方になり6人は解放。ただ、1日同じ時間を過ごした同志。なんとも言えない団結力が生まれ、連絡先を交換することに。ワイは、当時携帯電話も、メールアカウントを持ってなかったので、連絡先をメモメモ。
みんなで情報交換したあとは、新入社員として、●●社の入社式で会えることを楽しみに、その日は散会しました。
その後、すぐに
初の内定
のお手紙が参りました。
本当に、報われたなと、喜びも一入でした。
よかった。
本当によかった。
見えない力からの導き
しかし、ワイの心の奥底から、
という囁きが耳の中に広がっていました。
名誉のために言っておきますが、ワイは違法薬物を摂取したことはありません。タバコの煙が嫌いです(タバコ製造会社の入社試験は受けたけど)。
せっかく●●社に入って、研究・開発職になれそうなのに…。
●●社の面接の前に受けたあの△△の採用試験からくるものなのか。その時はよくわからん心の動きでした。
(続く)