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【CMソング】敢えて昭和設定からみえるもの|真木ひでと「元気の星」(1991)


古いお題

今回は、山田(仮名)と同世代でも知ってるかどうか怪しい名曲、オロナミンCドリンクのCMソングとして起用された真木ひでと「元気の星」を取り上げます。


今回、元気の星は1991年リリースとのこと。そのあたりの話も絡めたいですね。

まず前提

真木ひでとはソニーミュージックの紹介によると、

1968年にオックスのボーカルとしてデビューを飾り、1971年にソロデビュー、1975年に「全日本歌謡選手権」で10週勝ち抜き演歌歌手に転身し活躍を続けている

ソニーミュージック otonanoより https://www.110107.com/s/oto/news/detail/TP01756?ima=0000&oto=ROBO004/ 

とのこと。

まず、全日本歌謡選手権から。

いわゆる視聴者参加型のオーディション番組で、歴代チャンピオンには、

大橋惠子
五木ひろし
天童よしみ
八代亜紀
山本譲二

などのレジェンドが並びます。

その中で10週勝ち抜いた猛者が真木ひでとです。

ただ、さすがに、1969年のオックス時代のスワンの涙とか、移籍したソニーミュージックでの1979年の雨の東京…はよくわからないですね。

1991年の登場時

雨の東京から、時は流れて平成に。

1991年、オロナミンCのCMソングに起用された元気の星

オロナミンCのテレビCMには、この当時、読売ジャイアンツの選手を起用していました。その影響もあると思いますが、

  • 「子供の頃からエースで4番〜」で始まる歌詞と、読売ジャイアンツの選手≒野球エリートのイメージ

  • 古くは、巨人の星に代表される野球≒スポ根のイメージ

  • オロナミンCから連想しうる元気に合わせたマーチっぽい曲調

  • 闘魂こめて、阪神タイガースの歌(六甲おろし)、いざゆけ若鷹軍団に近い感じの、新鮮さよりも、ちょっと男性っぽさが滲み出る曲

など、いい意味での昭和歌謡テイストが功を奏し、スマッシュヒットとなりました。

山田(仮名)は、当時舐めたガキ多感なお年頃で、真木ひでとの歌だとは知らなかったのですが、もしかしたら、その上の世代の方が馴染み深かったかましれません。

肝心の1991年の読売ジャイアンツは不振で、広島東洋カープがセ・リーグ優勝を決めましたが、元気の星は巨人の不振を尻目に快調に飛ばしていったように、幼心に記憶しています。

多分リメイクはないだろうが

元気の星は、球団公式ソングではないので、球場で歌われることはないと思います。

もし、使うとしたら、現代の事情を考慮し、2番の歌詞は差し替えるんでしょうね。

1991年当時(今の)この地上波テレビでNPBでは巨人戦がデフォだった時から30年以上…。

巨人の公式戦もBSや日テレG+がメインとなり、他のNPB11球団の試合も、BS、CS、DAZNなど動画配信サイトで気軽に観戦できるようになりました。

と同時に、選手への応援の仕方、取材のあり方も1991年とは様変わりしました。

一部オールドメディアの取材対応によって、MLBの選手から出禁を喰らうような騒動もありましたね。

閑話休題。

ただ、変わりゆく時代であっても、元気ハツラツはどの時代でも求められている要素だと思います。

中々、ノーテンキに元気ハツラツという世相ではないと思いますが、元気の星と歌詞にある力強さと強い意思は持ち続けたい…

とは思いますね(嘆息)。

(了)

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山田太朗(仮名)
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