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餃子をめぐるファミリーヒストリー

餃子は実に魅惑的な食品である。何も私だけが言っているのではない。かの羅生門オニギリ先生もそうおっしゃっている。おっしゃっているだけではなく、こんこんと力説されている。ギョーザ愛あふれる記事は読む価値大だよん❣️

macaronさんは「ふつうのギョーザ」とは何か?を検証されている。ふつうという言葉に騙されてはいけない。いわゆる普通ではないので!!「おいしいは楽しい」コンテストで堂々グランプリの力作。詳細な作り方深い洞察豊富な写真が楽しい記事である。ぜひともご一読を!

上記2編を読んで、そうだ!餃子をめぐる我が家のファミリーヒストリーを書こうと思った。餃子は我が家の食卓に欠かせないメニューであり、人気ナNO,1の座をキープし続けているいわばソウルフードだからである。

   餃子をめぐるファミリーヒストリー1 

         餃子消滅事件


物心ついて以来、餃子の日は母と2人で毎回100個以上包んでいたように思う。ある日のこと、食卓には父と弟2人が座っていた。キッチンと居間はガラス戸で隔てられており、キッチンにいると居間にある食卓はよく見えない。父と弟2人が和気あいあいと食事をしているのは伝わってくるが。

さて、母と私が、2人がかりで包んで焼いて包んで焼いてを繰り返し「さあ、食べよう!」と食卓に座ったその時、事件は起こった。

え?

テーブルの上に餃子4個しか見当たらないのである。

4個?

なぜ?

母と私の餃子はどこへ?

言わずもがな

父と弟2人の胃袋へ

父はすでに書斎に引き上げていた。

主犯弟1号2号である。

弟1号が言った。

まだあるのかと思った。

弟1号楽観的な性格である。

弟2号はこう続けた。

なんなら出すけど?

出さんでよろしい。

気持ちだけ受け取っておく。

その日、母と私は100個以上餃子を包んだにもかかわらず、ありついたのは、たった2個の餃子であった。

餃子消滅事件」は、四半世紀以上経過した今でも母と2人で笑っちゃう我が家の伝説となっている。

もっとも食べ盛りの男子2人にとっては餃子100個なんて屁でもないのだろう。

その弟1号2号もそれなりに立派なおじさんになっているのは、きっとがえんえんと包んで焼いた餃子のおかげに違いないと確信している。

とにかく、我が家は餃子の大好きなファミリーなのだ。

   餃子をめぐるファミリーヒストリー2 

        手作り餃子大革命


ある時、そんな我が家へ、父の教え子で中国からの留学生陳さんがやってきて、本場中国手作り餃子を振舞ってくれた。材料も全て揃え、麺棒まで複数本持って現れたのには恐れ入った!中国の場合、年長者に対するリスペクトがハンパないので、そういう行動は彼らにすればごくごく普通であるらしかった。で、その陳さん伝授の餃子をみんなで作って食べたら・・・

すげえ❣️

うまいのなんのって❣️

ほっぺたが落ちるかと思った

正直

落ちたよ

Fall in love with 手作り餃子❤️

かくして文化大革命ならぬ手作り餃子大革命が我が家に起こった!

今、中国は色々評判悪いけれど、餃子を生み出してくれた件と陳さんパスポート発行してくれた件だけには感謝している。

手作り餃子大革命以降は、陳さんレシピで作るようになったが、だんだん自分流になってきているかも?

皮から作る。薄力粉にスープストック(トリガラでもいいし豚骨とかスペアリブでもいい。なんならコンソメキューブでも?)と塩少々を入れて耳たぶ程度に捏ねる。30分以上寝かせた生地を3cmほどの円柱状にして、約1cm厚にカットして丸めておく。

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カットしたものを平たく伸ばす。真ん中はふっくらと、外側は薄めに、とか細かい事は置いておいて、なんとな〜く丸くなっていればそれでOK。

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餡は、豚ひき肉、エビのすり身(てかみじん切り?)、ニンニク、生姜のみじん切り、ネギ、干し椎茸のみじん切り、ごま油、醤油、お酒、茹でたキャベツか白菜のみじん切り、五香粉(好みで)。一度エビが無くてエビ無しにしたら味のまろやかさ(甘み?)が足りなかった。安い冷凍の小さいむきエビで構わないのでエビはぜひとも投入したいところだ。

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野菜と肉の割合は、肉3、野菜1くらい。よくこねた餡を包んでいく。小気味いいくらいピッタリくっついてくれるのが、手作り餃子の特筆すべき美点である。

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   餃子をめぐるファミリーヒストリー3

   「ギョーザー!!」=「ただいま〜!!」

当然ながら自分の家庭をもってからも餃子は作っている。子どもが少し大きくなってからは一緒に作っているし、子どものお友達も一緒に作ったりしていた。ただし、この場合、の上にが降り積もるのは「あら?かしらね?」とスルーして気にも留めない覚悟が必要。

なので、大学から東京へ出た子どもは、帰省すると必ず「ギョーザー!」と叫びながら家に入ってくる。「ママ、餃子作って〜!ギョーザー!餃子が食べた〜い!!」と連呼する。

いやいや、「ただいま」が先でしょ?とツッコミを入れつつも、いそいそと子どもと2人、餃子を作るのが楽しかった。

が、院生になった彼女は、最近ヴィーガンに宗旨替えしたとかでちょっぴり残念だなぁと思っていたところ、先日LINEで写真を送ってきた。なんでもヴィーガン餃子なるものを作っているというではないか❣️

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うふふ

食育成功

イエ〜〜〜イ!!

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とりあえずギョーザ愛はばっちりインストールされているな、と安堵した。

本題に戻ろう。

焼けば、焼き餃子。タレは、ラー油、バルサミコ酢、醤油のミックスでいただくのが好み♪

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手羽先に詰めれば手羽先餃子。

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人参、ネギ、タケノコ、キクラゲなんかを入れて中華風スープ水餃子にするのも冬はうんまい❤️

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今もちょっと元気が無いな〜と思ったら手作り餃子を作る。

餃子さえあれば私のHPは即効で回復するのだ❣️

ゾーマだろうがデスピサロだろうがかかって来い❣️

私にとって餃子ソウルフードである。

きっとこれからも作り続けるのだろうな、と思う。

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自分で作るのはちーと面倒だなという方には一圓の餃子がオススメ❤️

東京の吉祥寺界隈では有名な地元グルメ

正真正銘手作りでおいしい餃子だよん♪

画像をクリックすると一圓のサイトに飛びます。

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読んでくれてありがとう❤️

じゃあ、またね♪

        


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