yamakei

Software Development Manager based in Palo Alto. I have a strong passion in cycling, mountaineering and photography.

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最近の記事

シリコンバレーのゴルフ環境・あれこれ

日本からアメリカ(シリコンバレー)に引っ越して5年少々。この2年くらいは集中的にゴルフをやっていて、現地でのゴルフ環境に色々と感じたことがあるのでまとめてみる。 アメリカにおけるゴルフ アメリカにおけるゴルフというスポーツは、庶民的な遊びであり、そこまで肩肘を張るような雰囲気のものではない、ということが大きな特徴だと思う。もちろん高級なメンバーシップコースの存在や、ゴルフというスポーツをやるにあたっての敷居の高さがあることは確かだけど、気軽に友達や家族、それに同僚と一緒に

    • シリコンバレーでゴルフを頑張ってみた話

      社会人になってからほとんどやっていなかったゴルフ。子供もある程度大きくなってきて、自分の時間が取れることも増えたので、2年ほど前から本格的に取り組むことにした。これは、スポーツ好きの40代男性がゴルフを上達していく過程を切り取った苦闘の記録である。 学生時代のゴルフ 父親が無類のゴルフ好きで、親がアメリカ(ポートランド)にいた高校時代(夏休み限定)にお試しで回ったのが初めてのゴルフ経験。大学時代の夏休みは親のいるバンコクで過ごしたので、そこではレッスンを受けたり、父親の会

      • アメリカでリトルリーグのコーチをやってみた話の続き

        長男が9歳になって、春のシーズンはそこそこ本格的な試合をやるカテゴリーに挑戦することにした。 ここに至るまで 今回プレイしたのは、Palo Altoのリトルリーグだと上から二つ目のカテゴリーのPCL (Pacific Coast League)というやつで、主に10歳(小学4年生)のプレイヤーが主体でそこに9歳や11歳のプレイヤーが混じる形。稀に8歳のプレイヤーもいたりする。 長男は、6歳でティーボール(秋にコーチピッチ)、7歳でコーチピッチ(秋にコーチピッチ)、8歳で

        • Pickleballをやってみた

          カリフォルニアはパロアルトに住み着いて5年。近所の大きな公園のテニスコートが半分くらいピックルボール用にコンバートされていて、そこを通るたびに老若男女が楽しそうにプレーしている見ていて、活気があるなーと感心してた。長いこと特にはじめてみようとは思わずにいたのだけど、ついに手を出すことになったので、思ったことをあれこれ書いてみる。 そもそもピックルボールって? 一言でいうと、テニスをダウンサイズしてゲーム性を高めたスポーツ。小さなコートで、穴の開いたプラスチックのボールを卓

          古い自転車ブログをアーカイブ化した

          2007年から2011年まで、ロードバイクに乗ることが生活の一部になっていて、特に頻繁にレースに出ていた2009-2011年は寝ても起きても自転車のことばかり考えて暮らしていた。 2009年から自転車生活のあれこれを書き散らしていたブログ「鈍行・中目黒の自転車メモ」は、パワーメーターを使ったトレーニングのこととか、機材のこととか、レースのレポートとか、それなりに役に立つ(と思われる)ネタを発信していたつもり。ただ、レースを走らなくなり、自転車に関して書くネタも減ったので、自

          古い自転車ブログをアーカイブ化した

          アメリカで久しぶりにテニスをする話 (子どもと)

          バンコクに住んでいた小学校時代にはじめて、日本での中学・高校、それにイギリスでの高校・大学まで自分がメインでやってたスポーツはテニス。社会人になって日本で住んでいた時は、登山(クライミング)と自転車活動(ロードレース)に明け暮れていて、テニスは会社のチームに助っ人として駆り出される時くらい。一年のうちにプレーするのは片手で数えられる程度で、ラケットやらシューズやらの道具類も大学時代のものを適当に利用というやる気の無さ。 高校時代、両親はアメリカに住んでいたので、夏休みに親元

          アメリカで久しぶりにテニスをする話 (子どもと)

          アメリカでリトルリーグのコーチ/監督をやってみた

          友人家族に誘われて6歳からリトルリーグをはじめて、7歳になった2022年はコーチピッチというカテゴリーで野球を続けている長男。このシーズンは、父親である自分が監督・コーチという形でボランティアに挑戦してみたので、色々と考えたこと・感じたことをまとめてみる。 アメリカのリトルリーグ まず、アメリカのリトルリーグは多くの場合それぞれの市ごとに組織が運営していて、越境での参加は許されていない。例えば、自分が住んでいるカリフォルニアのパロアルト市はPalo Alto Little

          アメリカでリトルリーグのコーチ/監督をやってみた

          ロス・カボスへ家族で休暇に行ってみた

          アメリカ西海岸から行きやすいビーチリゾート、ということで前から行ってみたかったLos Cabosに感謝祭の休暇に行ってみた。 2021年は永住権も取れたし、仕事もそこそこ順調だし、家族も(パンデミックもありながら)アメリカ生活に慣れてきた。新しい生活を立ち上げて安定化させるフェーズを乗り越えたので、一息つくべく「なんにもしない」休暇を楽しみたい、というのが趣旨。2019年に渡米してから行った旅行は、パンデミック前に行ったハワイとボストンを除けばすべてロードトリップで、旅のオ

          ロス・カボスへ家族で休暇に行ってみた

          Lビザで渡米から2.5年でグリーンカード取得に至ったメモ

          2013年にアメリカ企業の東京オフィスに転職して、2019年にアメリカのオフィスに異動、そして2021年にグリーンカードを取得したので、その経緯をまとめてみます。 自分の職種はソフトウェア開発のエンジニアリング・マネージャーで、某テック企業の検索システムを開発するチームで仕事をしています。簡単な自己紹介はこちらの記事を見てもらうとして、もともと海外暮らしが長かったこともあって日本国外に生活環境を移したかったのと、会社での仕事のやりやすさを考えて、4,5年ほど東京のオフィスで

          Lビザで渡米から2.5年でグリーンカード取得に至ったメモ

          10日間の子連れロードトリップに行ってみた話

          2週間の育児休暇を使って、10日間の子連れロードトリップに行ってみた 我が家はカリフォルニアのパロアルト在住で、長男5才に次男7ヶ月。ちょうどキンダーが始まる直前ということもあって、8月前半のタイミングを選んだ。アメリカ国内はCovid-19の感染が広がっている状況ではあるものの、大半の時間を車内とホテル、それに外の空間で過ごすロードトリップであればリスクはそれほどないかなと考えた。 計画としては、グランドキャニオンなどを中心としたグランドサークルを巡ってみようと考えて、

          10日間の子連れロードトリップに行ってみた話

          シリコンバレーで第二子が生まれた経過

          2019年12月某日 11:25(PST)にMountain ViewのEl Camino Hospitalで生まれた。 0:00 予定日の4日前の未明に妻の陣痛が始まる。1時くらいに寝てたら起こされたので、話を聞くと陣痛が始まったと言う。陣痛の間隔を計測するアプリで測った限りだと、10分間隔を切っていて、痛みは結構強いという。さらに、血が出たと言うので、ひとまず病院に向かうことに決定。入院装備を整えて病院に向かったのが2時頃。10分で到着したので駐車場に車を止めて、冷静に

          シリコンバレーで第二子が生まれた経過

          シリコンバレーでキャンプに行ってみた

          同じ四歳男児を育てているO原さんと父子キャンプに行きましょうという話になり、小学校男児二人の家族(K内さん)もジョインすることになってキャンプに行ってみた。 レッドウッドの森で有名なBig Basin州立公園の近くにあるLittle Basinというキャンプサイトを予約してくれたので、Big Basinでもハイキングとかができればよいかなという感じ。 前日。O原さんの子供が風邪をひいてしまって不参加になってしまったものの、K内さんと2家族でやりましょうということで、当日は

          シリコンバレーでキャンプに行ってみた

          シリコンバレーで家探し (3人家族で夫だけが先に現地にいるパターン)

          いつの間にやら渡米して2週間が経ちました。 家族は日本に残して会社が借りてくれた(厳密にはリロケーション会社)1ヶ月契約のアパートに暮らしていますが、会社には近い(自転車で10分、電車で20分、歩いて40分)し、一人で暮らすには十分すぎるほど広い(なぜか2ベッドの部屋になった)ので、いまのところ問題なく暮らしています。 はじめの2週間の最大の焦点はなんといっても家探し。家族が快適に暮らせて、安全で、通勤しやすく、かつ最初は車の運転に手こずるかもしれない妻と子供が徒歩でも遊

          シリコンバレーで家探し (3人家族で夫だけが先に現地にいるパターン)

          アメリカ大使館でビザの発給を受ける話

          社内異動でアメリカで働くことになったので、L-1Aビザの発給を受けたのだけど、ビザ申請にまつわるあれこれは詳細すぎるので置いといて、最終的にアメリカ大使館でビザの発給を受ける(=パスポートにビザのシールを貼ってもらう)ところについて、メモ。 DS-160の提出とインタビューの予約大使館でのビザの発給ではインタビューがあり、事前にDS-160というフォームの提出が必要。L-1ビザの場合、I-29のPetitionがApproveされる(Blanket Visaの場合は受理)さ

          アメリカ大使館でビザの発給を受ける話

          RSUのジレンマ

          会社の給料の一部として一定量のRSUを毎年もらっているので、課税対象のドル建ての金融資産が積み上がっていく状況になって久しい。 日本でそれなりの給料をもらっているはずなのだけど、どうも手持ちの日本円が増えないなーと思っていたら、税金の支払いで円が全然増えず、ドル建ての資産ばかりが増えているという状況に気づいた。 例えば、 年棒1,000万円 RSU600万円 というケースを考える(数字はテキトー。年棒v.s.RSUの割合は入社年度や株価に大きく左右される)。年棒1,

          RSUのジレンマ

          L-1Aビザでアメリカに社内異動するお話

          5年くらい前に東京で唯一のチームメンバーとして会社に入って、自動化ツールをあれこれ作ったり、最適化をたくさんやったり、マニアックなプロジェクトを勝手に立ち上げたりと、いつの間にやらチームの中心的な役割を担うようになった挙句、チームのマネージャーをやるようになって日本サイドに人が増えて、さらにアメリカサイドのチームメンバーも自分が見るというスタイルになった。 で、マネージャーとして仕事をする場合、アメリカ側からやったほうがやりやすいなーという印象は常々持っていて、仕事環境が変

          L-1Aビザでアメリカに社内異動するお話