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電車の中で集中する工夫

僕は幼少期から人の顔色を伺って生きた結果、無意識に視野内の人を観察する癖がついています。また、大きな音も苦手。表の世界は、そこに居るだけでもストレスです。

そんな僕にとって、特に電車の中は苦痛の極みです。
本を読みたくっても、全然内容が頭に入らない…集中できない…
仕方なく編み出したのが、今回ご紹介する工夫。
考え事をしたいときとか、集中したいときに役立つかもしれません。

なお、比較的田舎暮らしなので、都心の方では微塵も通用しません。
期待された方、ごめんなさい!


なぜ集中できないのか

基本的には「情報が氾濫している」ことが原因だと思います。
僕の場合、先述の「無意識に人を観察する」が悪さをしています。
電車でのうっかり観察ケースは、例えば下記のようなものです。
※特に意味はないので、読み飛ばしてOKです!

  • 会社員の愚痴?を聞いて、自然発生する考え事
    細かい内容はわからないものの、自己顕示欲の強い先輩と新人の組み合わせの様子。研修で一時的な関係なら良いが、アレと一緒だと、質の良い成長は見込めないだろうな…あの構成を許可した上司は、まともなんだろうか…?先輩の話し方から、適切な距離感が理解できていないことがわかる。恐らく学生時代から人間関係の構築に苦労して(略

  • 普段よりやや服装が乱れた常連客を見て、自然発生する考え事
    焦る事があった…?気が立っているかもしれない。よく見たら、指輪が無い…慌てて忘れた?いや、何らかの理由で相手が…?なんとなく覇気が無いような気がする。過去の行動パターン、態度を考えると…高圧的な態度に耐えかねた妻に逃げら(略

  • 歩き方に違和感を感じる学生を見て、自然発生する考え事
    先天的なもの?外傷?面倒事?助けは必要だろうか?余計なお世話か?急に声を掛けると、不審者だし…席を譲るのは過剰か?彼の「当たり前」はなんだろう?いや、部活の怪我なら…?荷物から考えて、陸上部か?汚れ具合や体格から、経歴は…(略

観察される側からは「ほっといてくれ」って感じでしょうが、勝手にやってしまうので…お互い不幸な話です。みなさんも、経験ないですか…?
ちなみに、集中して見ているわけではなく、チラッと見たらここまで勝手に行ってしまいます。

本に集中したい(切実)ので、普段はここから先の内容を活用しています。


混む急行・快速に乗らない

まずいきなり高難易度。これは、可能なら取り組みます。
基本は指定席の特急や、普通電車に乗るようにしています。
時間かお金を犠牲にしてしまいますが、気分良くなにかに集中できるなら安いものと割り切っています。


聴覚を保護

社員や学生くんたちの愚痴合戦、噂話、妬み、高圧的な態度の彼氏、品のない輩…会話の内容が入れば入るほど、心が濁るような不快感に満たされていきます。これらは、電車が放つ大きな音以上にストレスになります。

これに対しては、「ノイズキャンセリング機能の付いたイヤホン」を用意します。僕は旧型のAirPods Proを使っていますが、革命的な体験でした。高い声はどうしても聞こえますが、聞き取りにくくなるので、会話内容が理解しにくくなります。結果、心が救われます。
ちなみに、3000円くらいのイヤホンでは効果がありませんでした。

とはいえ、大声には勝ち目がありません。ゲームセンターの発想で、大声には大きな音で対抗します。音漏れしない程度に…
集中には本来不適だとは思いますが、ここでは明るい曲調の、日本語の歌を流し続けます。できるだけ、静かな時間が短い歌を選ぶと効果的です。
聞きたい音、声を絶え間なく流し続けることで、周辺のノイズが入る余地を減らします。先述のノイズキャンセリングと合わせることで、かなりの会話を無意味化することができます。気分も良い。

ちなみに、僕には普段音楽を聞く習慣がありません。この瞬間のためだけに、数万円を払う羽目になりました…


視界に人を入れない

人が視界に入ると、自動的に観察をしてしまって、それだけでストレス。
なんとかして目に映る数を減らします。
これについては、多くの人が無意識に行っている、位置取りで頑張ります。

座れる場合

席を選べるなら、車両はしの席(連結部分の方)。席が少ない上、連結側は壁ですので視界に入る人数が少なくなります。

立つ場合

目的地にたどり着くまで、開く回数が少ない方の扉の前に立ちます。通勤ルートとかだったらわかると思います。
降車側の扉になってしまったときは、乗降の邪魔になるので一旦外へ。再度乗車する際、できるだけ最後になることで、扉側の配置を確保します。
扉のすぐ前だと、窓に反射する人が見えにくくなります。これが狙いです。

椅子の前に立っていると、椅子に座っている人と、窓に映る人…つまり背面の人間も含めて視野に丸ごと入ります。「どんな人か」はわからなくても、「どんな動きをしているか」がわかるので、気が散ります。


触覚を使わない

ぶつかられると気が散るのは当たり前ですが、ほかにも影響を与えるのは、体温や呼吸です。できる限り、人との間合いを大きく取ります。この距離は、お互いにふらついたとしても決して接触しない距離が良いです。

なぜかどれだけ空いていても、隣に立ったり座ったりする人がいますが…そんなときは、カバンや足の幅を使って間合いを調節したり、遠く離れた場所への移動で対処します。濡れた傘はかなりの抑止力を持つので、便利です。移動しても追ってきたら普通に危ないので逃げましょう。


判断する必要性を減らす

ん?次の駅だっけ??と不安になるのも、気が散ります。それに、今の位置を確認するために車内を見渡すと、人々の姿や表情が視界に入ります。

乗車時間が長いなら、アラームを付けておくと安心です。これだけで集中力が一気に高まります。

また、乗車時間を意識することで、何分集中できるチャンスが有るかががイメージしやすくなります。ここから集中したいテーマを逆算できるので、乗車時間の満足感を高められます。

あとは優先座席に座らないこと。譲るという選択肢があることで、「譲るべき人物を見極める」工程が増えます。結果周辺の人間をすべて観察する羽目になるので、立っていたほうがマシです。


終わりに

もっとストレスを感じている方にとっては、この程度では不十分でしょうが…普段、気が散るな〜とか、しんどいな〜という程度の感覚の方は、この工夫をするだけでも質の良い時間が増やせるかもしれません。

部分的には、無意識にみなさんもやっていることだと思います。意識的にやると、効果が高まりますよ!

現在もより良い方法を模索していますので、もしもおすすめの工夫があればぜひご紹介いただきたいです。よろしくお願いします!

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