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春に目の不調になる人のための薬膳にんじんしりしり

春は風の日が多く、ほこりや花粉、PM2.5などの影響で目の不調になりやすいですよね。

それ以外でも、「目」は春に弱りやすい五臓の肝が外界と繋がっている場所。

肝が弱ると「目」がショボショボしたり、視力が減退、かすみ目、目の充血などの症状となって現れます。

逆に言えば、目に何かあれば「肝」の弱りかも?と予想ができるのです。

薬膳で目の不調があった時におすすめする代表的な食材を挙げてみましょう。

✅にんじん
✅セロリ
✅クコの実
✅菊花

菊花はクコの実と一緒にお茶にして飲むのが簡単です。

菊の花を料理として食べるのもあり。

ですが、今はなかなか食用の菊の花(お刺身についてくる小菊はありますね。)は手に入りにくい季節。

そこで、菊花以外を使った超簡単なメニューのご紹介です。

多めに作ってお弁当に入れたり、サンドイッチにしても美味しいのでおすすめです。

目の不調時におすすめのにんじんしりしり

材料/4人分
にんじん(普通サイズ)1本、セロリ(人参と同じくらいの大きさ)1本、
セロリの葉少々、クコの実片手に載るくらい(水で戻す)、卵2個、
米油大さじ2、塩、胡椒少々

メインの材料はこれと玉子1個

作り方
1.クコの実は軽くかぶるくらいの水で戻し、洗ったにんじんとセロリは7㎝程度の千切りにする。セロリの葉は一緒に刻んで少しトッピング用に分けておく。

2.フライパンに油を熱し、にんじん、セロリをよく炒める。
しんなりしたら、そこに戻したクコの実を入れ戻した水も入れて蒸し炒めにする。

最後に卵も入れて炒めます

3.2に割ってほぐした卵を入れ炒めながらよく混ぜ、塩コショウで味を調えて完成。最後に、刻んだセロリの葉をトッピングして召し上がれ。

使った食材の効能

にんじん

体内でビタミンAに変わるβ-カロテンが豊富。目や皮膚、喉や鼻などの粘膜を健康に保つのに欠かせないものですが、動物性食品に含まれる同じくビタミンAに変わるレチノールに比べて、吸収率が低いです。

野菜に含まれるβ-カロテンは脂溶性。油を使った調理で効率よく吸収されます。

薬膳では体の構成要素の一つ、血(けつ)を補う効能、目をクリアにさせる明目効果などが挙げられます。

栄養学で言われていることと薬膳の効能が合っていることに気づかれたでしょうか。

また、にんじんの断面は「目」に似ていることから、目に良い食材と考えられています。

似た形の食材は体のその部位に効果があるというのも薬膳にはよくあることで、他には胡桃が形が「脳」に似ているため、記憶力などに良いと言われたりもします。

これを「似類補類」と言います。

セロリ

セロリはその香りで気の巡りを良くします。

気の滞りによるめまいや目の充血などにも効果的。

特にイライラの解消には葉も捨てずに使います。

人参のやさしい甘味にセロリの香りがアクセントになります。

クコの実

枸杞子(くこし)と書くと漢方薬の材料としても有名です。
血(けつ)と関わる五臓の肝と腎を補う作用があるため更年期頃から老化による様々な症状にもおすすめの食材です。

体に必要な潤いをアップさせる作用もあるので、目の渇き、空咳などにもおすすめなエイジングケア食材のゴジベリーがクコの実です。

ニワトリが生まれる生命の源である卵は栄養豊富で、血(けつ)や潤いを補う効果も高い食材です。

血(けつ)不足はメンタルが不安定になる原因と言われます。

また、視力減退、かすみ目は中医学では血不足、血巡りが悪いためと考えられているため、血不足にならないためにも卵は欠かさず食べたい食材の一つです。


目の不調は、作業効率や集中力低下にもつながります。

簡単に作れて目のために良い食材を合わせて使った薬膳メニューにぜひ取り入れてくださいね。

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