遅らせられる老化②
今回からは病理的老化に限らず、心身のケアをすることで遅らせられる老化について記していきます。
<念のため>
このnoteで書いていることのベースは東洋医学に基づいています。
「体の一部だけ」「感情の一部分だけ」を見て対処するのではなく、
自覚している症状は一つでも、
心身の全体を診て対処するのが東洋医学です。
診るものとして具体的に言えば『陰陽・五臓六腑・気血水の状態』です。
全体を診るとは言え、症状によって特に着目する部分は東洋医学でも当然あります。
特に気をつけたい部分はどこ?
前回の記事と重なりますが答えは”腎”です。
上の五行論の表では、左にある「水」に分類される臓です。
ちなみに(五臓六腑の)腑は”膀胱”で腎とは表裏関係という深い関係性があります。
年齢で言うと60歳以上〜が「水」に分類されます。
老化とは肌の劣化や白髪がや抜け毛の増加だけではありません。
おじいちゃんおばあちゃんの典型的なイメージって他にどんなのがありますか?
・腰が曲がっている
・足腰が弱ってきて杖をついて歩いている
・転びやすい
・転んだときのダメージが大きい(骨折しやすい)
・骨粗しょう症
・生殖機能の衰え
・食が細い
・風邪を引きやすい
・風邪が悪化して肺炎などになりやすい
・耳が遠い
・歯が弱い(固いものは噛めない・入れ歯・差し歯など)
・物忘れが多い
・認知機能の低下
五行論の表より下の文章の中で太字のものが”腎”が弱っていることが原因と考えられる症状です。
(つづく・次回はこの対策)
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