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青みかんの皮

決断力に欠ける人は、胆が弱っている?!
「胆」は、ものごとを判断し、決定する働きを司ります。
肝の気の流れを助け、不良な刺激を防ぎ、精神や情緒を安定させます。

薬膳では陳皮(チンピ)がよく使われますが、青皮(セイヒ)はご存じでしょうか?

青みかんは中医学では
青皮(セイヒ)と呼び、未熟みかんの皮のことをいいます。

気の巡りがうっ滞している。
イライラ、鬱っぽい等の症状を緩和します。
生理前に胸が張って痛いという症状にも良いです。

他にも、食べ過ぎてうまく消化しきれていない気持ち悪さや、吐き気にもオススメです。

私は早生みかんの皮でシロップを作り、お茶にして飲んでいます。
炭酸割りも良いですよ。

ちなみに、七味唐辛子に入っているのは陳皮(チンピ)。
熟したみかんの皮を乾燥させたものですね。

「陳」とは古いという意味で、
5年以上乾燥させたものを陳皮と呼び、年季が古いほど薬効も高く、高価なものです。
5年以上って、管理が大変そう…

陳皮は気を巡らせる食材として有名ですが、青皮の方が、より勢いよく気を巡らす作用があります。

どちらも同じミカンの皮ですが、
使い分けとしては
陳皮:脾肺に入る
青皮:肝胆胃に入る

陳皮は気を生成するお腹を健やかにして気の運化を促す。
青皮は気の巡りを管理する肝の流れをスムーズにし、イライラを解消したり、決断力を高めます。

農薬不使用の青い柑橘類が手に入ったら、思い出してみてくださいネ。
今回は熊本の「にしだ果樹園」様よりお取り寄せしました。

下記のリンクから「薬膳体質チェック」にてご自身の現在の体質を調べてみてくださいネ。


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