薬膳体質チェック解説⑦【痰湿(たんしつ)】
薬膳において、身体の状態は主に8つのタイプに分類されます。
まずは、下記のリンクの設問を見て、ご自身が①~⑧のどの項目が多く当てはまったか、確認してみてくださいね。
体質は1つだけではなく、複数のタイプが当てはまる方も多くいらっしゃいます。
例えば、①の「気虚」タイプと②の「血虚」タイプの両方に当てはまる等。
複数のタイプに該当される方は、それぞれの解説を参考にしてください。
痰湿体質の特徴
津液(血液以外の透明なさらさらとした液体)の流れが滞り、体内に余分な湿気や痰がたまっている状態です。
身体が重だるく、むくみやめまい、下痢をしやすい、じゅくじゅくした皮膚のできものなどの症状が現れます。
原因
・冷えにより身体の水分代謝が悪くなる
・津液の代謝に関わる「脾」や「肺」や「腎」の機能が低下
・湿気の多い場所に長時間いる等で体内の湿気が体外へ排出されにくい
月経の状態
・経血自体が粘々、どろっとしている。
・おりものが多い、ねばねばしている
おすすめ食材
日常でやってはいけないこと
・身体の冷えは水分代謝を悪くします
・生ものや冷たい飲み物を多く摂取するとお腹をこわし、下痢しやすいです
・乳製品やスイーツは体内に湿気をためるので控えめに
いかがでしたか?
食べ物を消化して気を生成する「脾」は湿気を嫌うため、おなかの調子が悪くなりがちです。「脾」の働きが低下している①の「気虚」体質を併せ持っていることも多いので、そちらの項目にも多く該当する方はチェックしてみてくださいね。