目の疲れを感じたら
こんにちは!
北海道の中医薬膳師、みやこです。
前回から日々のちょっとした不調を整える薬膳を紹介しています。
小雪、第2回のテーマは疲れ目です。
スマホやパソコンの見過ぎなどで、目が疲れていませんか?
病院へ行くほどではないけれど、乾く、霞む、充血する、瞼がピクピクするといった症状があったり、酷い場合は頭が痛くなったり吐き気をもよおしたり。
このような目の疲れを感じたら、血(けつ)不足かもしれません。
目は血によって養われており、目を酷使することは血を消耗させます。
血は栄養のある赤い液体のことで、肝というところに貯蔵されており、必要なときに必要なところへ送られます。
ストレスなどで肝が弱ると、血の不足や停滞が起こり、目のトラブルにつながります。
目には肝のはたらきの善し悪しが現れるので、肝の不調は目の不調、逆も然りなのです。
また、女性は毎月の生理や出産・授乳により血不足になりがちです。
産後に目が見えにくくなるという経験をされた方もいらっしゃるのではないかと思います。
薬膳で血の不足を改善する食材、、あります!
にんじん、ほうれん草、ブドウ、レバー、イカ、タコ、ピーナッツなどが血を補います。
杏仁豆腐の上にちょこんと載っている枸杞の実は「食べる目薬」といわれるくらい、眼精疲労を改善するチカラがあります。
デザートにぜひ選んでみて下さい。
ちなみに中華料理のお店でもよく見かける菊のお茶も眼精疲労改善の薬膳茶ですよ!
そして、これらの食材を食べることよりも簡単で重要な疲れ目対策があります。
それは「しっかりと寝ること」です。
血不足の大きな原因のひとつに睡眠不足があります。
というのも、肝血は夜に充実します。
特に23時〜3時は「肝・胆の時間」といわれ、この時間にしっかりと睡眠をとることが非常に大切です。
※胆も肝と深い関わりがあります。
睡眠時間が少ないと肝が休まらず、血が足りないままになってしまいます。
冬の養生としても早寝(そして遅起き)はオススメなんですよ。
最近目が疲れるなぁという方は、血を補いつつ、スマホをOFFにして、早く寝ることを心がけてみて下さいね。
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