ぼくのしゅうまつ
おわりのひかりが そらに
こうこうとひかったとき
ぼくはさいごのみそしるをのんでいた
べらんだには
ほしたばかりのせんたくものが
ぬれたまま かぜにそよいでいて
きょうがしずかに はじまるところだった
あさはだれにとっても
とくべつなひかりをはなっていて
だれにもじゃまされない
しんみつさをもっている
せかいのしゃったーがとじるそのときが
もくぜんにせまっているのに
ぼくはいつもどおりの
あさのひかりをあびていた
みらいにのこすものと
かたるべきひとが へっていた
せかいのおわりまでに
そのひみつをときあかすことは
だれにもできなくて
かがくしゃは そのこうぞうばかりを
おいかけていた
だんさーは しょさいにひきこもって
じだいおくれのしばかりよんでいた
ぼくは べらんだにでて
ねぼけたまませのびをする
ぼくは うかぶくもに
ひとつずつ なんばりんぐをする