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人事部からDev所属の人事へ。DevHRで何をやるかまとめてみた

こんにちは。中島です。
コミューンという会社に転職して7ヶ月目です。もうすぐ8ヶ月目に突入します。

2023年11月に「Devに異動して人事をやりたいです」と上司に打診をし、2024年1月にDevへ異動することが決まりました。
※異動をして、DevHRというチームを立ち上げます。

なぜDevHRを立ち上げるのか。DevHRは何をするのか。どんな組織を作るのか。決意表明みたいなnoteを作ってみました。読んで頂けたら嬉しいです。


なぜDevHRを立ち上げる事にしたのか

人事部としてエンジニアの採用や組織作りを支援するのではなく、Devに所属して同じチームとして組織作りをしたいと思ったからです。これは前職であるタイミーの影響を強く受けているかもしれません。

コミューンのDev組織は拡大中です。2023年6月に私が入社をしてから、13名の方の入社が決まりました。来年も採用を強化するので、Dev組織はもっと大きくなります。組織が大きくなる時、Vsionやプロダクトへのわくわく感だけでは持続可能な組織を作ることは出来ません。

コミューンはチームリーダーが開発ディレクションと評価/育成を担当し、EMは開発プロセスの観測や最適化、Dev組織おける課題管理、開発生産性に関する管理といった領域を担当します。

DevHRは評価や育成周りの支援、エンジニア一人一人のキャリア支援に加え、適切な評価をするための等級整備や評価/報酬の整備を担当します。急成長をする組織において、ここの部分をおろそかにするとエンジニアは組織から離れていきます。

レバテックさんが公開している、エンジニアの転職理由のうち、

  • 業務内容への不満を解消するため

  • スキルアップやキャリア形成のため

  • 人間関係の悩みを解消したいため

といった部分を、DevHRが支援できると思っています。

組織が拡大していく中で、現場だけではサポートしづらい部分を支援します。人事所属だと部署最適な形での支援が難しいと感じ、DevHRを作ることを決めました。

DevHRとしてやること

Devに所属をし、DevHRを作ろうと思ったのは、組織が拡大していく中で、現場だけではサポートしづらい部分を支援していくことが大切だと思ったからです。

では、実際にDevHRはどのような動きをするのか、求人票をベースにして説明させて頂きます。

DevHRが持つ機能は大きく3つです。

  • 組織開発

  • 採用広報/技術広報

  • 採用

組織開発がやること

役割としては、キャリア支援 / 等級整備 / 評価支援 / 育成のプランニング / オンボーディング / タレントマネジメントといった組織と人にまつわることです。

組織開発を行うチームでは、「エンジニアがプロダクト開発に向き合うための環境を構築する」といった行動指針を掲げています。HRBPに近い動きをするチームだと思っていただけると良いかと思います。

「今後の組織づくりにはどのような人材が必要になるのか」を考え、最適な組織形成や人的配置などの人事戦略を考えます。開発責任者とメンバーの間に立ち、両者間の意見や情報を吸い上げ、メンバーへは制度等の説明やキャリアに関するアドバイスを行い、開発責任者には情報提供とHRに関する提言を行います。

組織と制度にアプローチをして、最後の部分をピープルマネジメントで補完し、実行支援していくチームです。

採用広報/技術広報がやること

役割としては、採用広報 / 技術広報 / 社内勉強会 / テックブログの運営等をお任せします。
※現在ここをお任せできる方を探しています。

採用広報/技術広報を担うチームでは「社内外のエンジニアを繋げる、輪を広げる」といった行動指針を掲げています。

せっかくいい組織を作っても、伝わらないと意味がありません。適切なチャネルを用いて、社外にいるエンジニアにコミューンのDev組織について知ってもらう必要があります。また、社外だけではなく社内にいるエンジニアやエンジニア以外の社員に対してメッセージを届けることも大事な役割の一つです。

広報チームの役割を考えた時、2021年にヤフーさんが投稿されているDevRelに関する記事を参考にしました。

社内に閉じず、社外と繋がり、輪を広げていく。DevHRの採用広報/技術広報が担う役割は、コミュニティ作りに近いと思っています。

採用担当がやるべきこと

最後に採用です。採用を担当するチームは、候補者様との接点作り / 採用業務に加え、リファラルに関する企画運営が主な役割です。

「必要なことを必要な時に必要なだけできる組織を実現するための採用を行う」といった行動指針を掲げています。これはエンジニア対談で開発責任者である前原さんが話していた想いを、採用チームで体現したいと思い、そのまま使わせて頂きました。

前原:最近採用も担う中で考えているのは、必要なことを必要な時に必要なだけできる組織にしていきたいということです。人数という意味でもスタンスという意味でも、ミニマムでいいという考え方じゃなくて何かが生まれる余裕をもっておくということを最近は考えています。

これは、採用だけ頑張っても実現できません。
組織/広報/採用が常に連携しておくことが求められます。
そこをリードするのが採用担当の役目です。

採用の手法は日々複雑化しています。スカウトをすればいいというわけではありません。エージェントに任せればいいというわけでもないです。その時々に応じて必要な採用手段があります。

「やれることを全部やればいい」という考えではありません。今の組織にとって最適な手段は何か、採用ターゲットはあっているのか、作りたい組織に対してどのような人材が必要なのか、といった事を考え、組織開発や広報チームを巻き込みながら推進します。

そんな役割を担って頂くのが採用チームの役割です。

DevHRをどんな組織にしたいか

「エンジニアのキャリアに向き合い、成長を支援し、組織成長に貢献する」

DevHRが掲げている行動指針です。

人と組織に向き合い、組織作り/広報/採用といった手段を用いて、Dev組織の成長に貢献していくチームです。「組織の成長に繋がるか」といった点はとても大事にしています。

また、DevHRの大きな特徴は「専門性」です。求人票にも記載があるのですが、採用広報/採用/組織開発を広く浅くではなく、担当領域を絞りながら専門性を持ってパフォーマンスを発揮してもらうことを大事にしています。

その為、「採用業務30% / 組織開発30% / 広報40%」といった業務の振り方ではなく「採用業務100% or 採用業務80% / 組織開発20%」といった形で業務を担当してもらいます。

専門性を持ったメンバーが同じチームの中で協力し合う(=融け合う)ために、20%の余白は残しています。

また、意思決定における裁量と責任を持ってもらいます。自分の担当チームにおける意思決定はマネージャーではなく自分自身です。「いまやるべきことはなにか」「なぜそれをやるのか」を自分で考え、意思決定し、成果に対する責任を持ちます。自由にやるだけじゃなく、成果を負わされるだけでもなく、自分で決めて、自分で責任を持つことを求めます。

プロフェッショナルなメンバーが、融け合い、裁量と責任を持って進めていく、これがDevHRの特徴です。

最後に

DevHRは現時点(2023/12/29)ではまだ出来ていないです。もう少ししたら誕生します。

私はコミューンの目指すVisionが好きです。コミュニティにも可能性を感じています。そして、プロダクトも面白いです。

  • コミュニティに必要な機能全てをノーコードで提供出来るプロダクト

  • 特定業務に限らないホリゾンタルSaaSであるが故の複雑性

  • 高いカスタマイズ性が要求されるシステム開発

今まで科学されてこなかった領域で、グローバルスタンダードなプロダクト作りに挑戦しています。そんなコミューンのエンジニアが、プロダクト作りに集中ができて、コミューンでエンジニアとして働くことで、自身が目指すエンジニア像に近づくことができる、そんな環境を作りたいと思っています。

半年とか一年でできることじゃないです。また、僕一人じゃできません。仲間が必要です。

  • Dev組織と一緒に、あるべき組織を描き、実行/運用までやりたい

  • グローバルスタンダードのプロダクトを作るために必要な組織を作りたい

  • 専門性を磨きつつ、チームで連携して業務を進めたい

そんな想いをお持ちの方と一緒に、最高の組織を作りたいと思います。

興味を持っていただけたら、お気軽にご連絡ください。カジュアルに話しましょう。


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