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夏らしいキラッキラの食べ物を大人が12日かけて本気でつくってみた

「キラッキラした宝石みたいな食べ物、作れないかな〜。」



__これは小学生の夏休みの自由研究ではありません。
大人が「やってみたい」に本気で向き合った記録です。


ということで、キラキラした食べ物、見つけました!

琥珀糖こはくとう


琥珀糖こはくとう」とは、外はシャリッ、中はぷるんとした食感が特徴の日本の伝統的和菓子のこと。

引用元:じゃらんニュース


初めて聞いた食べ物だったんですが、noterさんの中にも作られた方が何人かいらっしゃるようですね!

「きれ~い!!!」


もう見ているだけでワクワクしてきます(^^)


材料はこれがあれば作れるんだそう。

・砂糖
・寒天
・着色料


「お、家にあるもので作れそう!」


この材料の少なさも決め手となり、作ってみることにしました。


我が家にあった材料は、砂糖のほか、サラダ用寒天。

たまたま頂いた寒天。
サラダでなく製菓に使ってみる。


色は着色料の代わりになりそうなものを適当にピックアップしてみました。

黄色系がなかったので、かき氷シロップだけ新たに購入


「娘と夏休みにお菓子作りしよー♪」と準備していたジュエリーシュガーもキラキラに拍車をかけてくれそうだったので、取り入れてみることに。


砂糖だから相性よさそう


▼参考にさせていただいたレシピはこちらです。


さぁ、材料は揃いました!

長女(3歳)は元気に保育園に行った!
次女(8ヶ月)はお世話が一段落して機嫌が良い!

条件も整った


今回は子どもとのクッキングではありません。

「大人が」、自分の「やってみたい」という気持ちだけで、本気を出し取り組みます!!


いざ!!!


寒天は軽量したあと1時間ほど水に浸しておきます。

砂糖は300g

この砂糖の量に「なんだかヤバい食べ物ができあがりそう…。」と若干ドキドキします。

寒天を戻す間に色付けの準備をします。

今回はいちごジャム以外のメンバーを選抜しました。

果実酢、パインシロップ、カルピス、ジュエリーシュガー


__1時間経過すると、寒天がところてんのような姿に。

これを200mlのお水と一緒に鍋に入れて煮溶かしていきます。

このままサラダで食べられるやつ

溶けた寒天を器に流し入れ、「ここからが楽しい色付けだっっ!!!」というタイミングでトラブル発生。

次女(8ヶ月)が泣き出す!

寒天、すぐ固まっちゃうのーー!焦る〜
ちょっとまってて!!!!


手早く色付けして、次女のもとへ駆けつけます。

こんな感じでうまく仕上がるのか?

次女の対応後キッチンへ戻ると、ジュエリーシュガーが溶けて色が混ざり、わずかに黒っぽい部分があります…。

なんだか不穏な空気が漂いますが、1日目の作業はここまで。

冷蔵庫で冷やして翌日カットすることにしました。



次の日、無事に寒天が固まったので今度は型から出して切ってみました!

この時点で、もうキレイ!!
心配していたジュエリーシュガーもこの通り


「うわぁぁぁぁ〜!!!!!♡」


テンションが一気に上がります!


まるでガラスのように美しいフォルム。


心配していたジュエリーシュガーはいい感じに溶けていました!


固まった寒天は「棒状にカットしてから手でちぎるとより宝石らしくなる」、とのことだったので、一つ一つちぎることに。

お店でよく見かける寒天ゼリーよりも硬いので、ちぎるときの感触がなんとも癖になります。


そして、すべてちぎり終えた光景がこちら!

めっっっちゃ宝石!!!!(語彙力…)
黒い天板の上で撮影するとより鉱物感がでる

いかがでしょう???


思ってた以上に、

「宝石」

でした!!!(語彙力…)


味はシロップのくだもの味がほんのり香り、上品な甘さ。
この味をよく知っているもので例えるならば……金太郎飴の味!!←材料ほぼ一緒だから(笑)


「砂糖入れすぎじゃ…?」と不安でしたが、ちょうど良い甘さでした。(ホッ)


歯ごたえは例えるならば、みすゞ飴みすずあめ

みすゞ飴本舗さんより画像お借りしました


作った琥珀糖こはくとうを乾燥させると、外はシャリ、中はトロッとした本来の美味しさになるんだとか。


ただ、わが家には食品乾燥機がなく、この暑さと湿度の高さで腐らせてしまいそうなので今回は断念!

そのままでもおいしくいただくことができました。

余ったかき氷シロップは、炭酸水で割ってパイナップルソーダに。
好きな濃さに薄められるソーダ水最高!
また、子どもが粉薬を飲むとき、薄めたシロップに混ぜれば嫌がらずに薬を飲んでくれました。
余っても使い道がいくつかあるっていいですよね〜。



「キラッキラした夏らしい食べ物作りたいな〜。」

から始まった2日間の挑戦が終わりました。

予想していた以上に出来上がった琥珀糖こはくとうが美しく、ほんとうに癒されました。

普段子どもと料理する時は、楽しいけど段取り通りにはいかないし、後片付けにも時間がかかるんですよね…。

でも今回はそんなことは気にせず、「自分のペース」で「大人が本気になって」「いつもは作らないものを」満足のクオリティで作れました!


え、ほんとに‥???!?



いや〜〜、貴重な体験でした。


やりきって、ない、よね??__




琥珀糖づくりの翌日、


「外はシャリ、中はトロッとした本来の美味しさ」
とやらを、どーーーうしても味わってみたかった私は乾燥を細々と続けることにしました。


すると、どうでしょう!!!


拡大して見てみてください!

制作から7日、

「結晶化」、してきた!!!


直射日光に当たらないよう1日2回場所を移動しつつ、エアコンで温度管理した部屋で自然乾燥した結果、カビがはえることなく表面の一部が結晶化してきました。


もしかして、このままいけるかもしれない!──


さらに乾燥を続けること2日、結晶化が進みます。

宝石のような美しさを保ったまま、結晶化により表面が白っぽくなっています。



そして、制作12日目!
これでほんとうに完成と言って良いのではないでしょうか!?

もう表面がベタベタすることはありません。
ゼリーだったものが飴になったような見た目です。


それでは、確認してみましょう。


「外はシャリ、中はトロッとした本来の美味しさ」を。


いざっ!


「うっっっんま!!!!」



これが……乾燥した向こう側の味。


ほんとにシャリシャリとろとろです!!

作った当初はゼリーからグミに近い食感だったものが、まったく別物になっていました。

同じ味なのに食感が違うだけでどうしてこうもおいしく感じるんでしょう。

これはもう、待っていた時間の重みが隠し味なんじゃないだろうか!?__



いや〜〜、今度こそ貴重な体験でした。

 

これにて、大人の自由研究は無事終了です!


家にある材料でできて、手順が簡単なので、もちろんお子さんと作ってみるのもオススメですよ(^^)


どんな季節でも作ったらきっと楽しい琥珀糖こはくとうですが、このキラキラの透明感を夏の今、味わってみてはいかがでしょうか。


この記事を書いた人

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やきいも
日常の半径5mの気づきを発信する育休中ママ。3歳と0歳の子育て中。
3歳娘よりもプリキュアにハマるセーラームーン世代です。

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