映画『傲慢と善良』見てきました ※ネタバレ注意※
奈緒かわいい。
今日まさに見てきました。
寝かさないですぐに感想を書きます。
※今回もFilmarksや映画.comなどの感想は全く見てません。あくまで自分自身が感じた感想という点で綴っていけたら幸いです。
あらすじだけ引用しときます。
★あらすじ
というわけで下記にて本編の感想をネタバレ付きで書いていきます。
見てない方はここまででお願いします。
以下ネタバレ
目次
○ラストシーンの原作との違い
流石にホームで抱き合って終わりはないでしょ。式場はどうなった?ビール楽しみにしてるはどこいったのか?ビールはどこに消えた?ゴリ押し方よ。
○ラスト藤ヶ谷のニヤニヤ
なに大事なシーンでわろてんねん。あと直ぐに奈緒に抱きつきにいきすぎ。可愛いのわかるけど。
○ラストシーンの告白
原作はしっかり心を込めて架がしっかりと言葉を選んで伝えるんだけど、真実から告白することで、めちゃくちゃ軽くなっちゃってた。
「あなたと生きていきたい」って言われたのにも関わらず、架は「うん」だけだし。しかも上述した通りに藤ヶ谷は笑ってるし。演じちゃってる感出まくり。やっぱり原作のラストを変えるのであればそれなりにもう少しこだわって欲しかった。納得できなかったなあ。
○70点に対しての言及
架は原作も、本作も一度も「70点」とはいっていない。それを否定する発言があって、真実ちゃんが納得するんだけど、「確かにあの時の私は70点だったかもしれない!」みたいな態度はいらなかった。真実ちゃんは「私は100点ですよ」という傲慢さを最後まで貫くべき。
○真実ちゃんが地方に行った理由
金井さんの影響で、「何かをしてみよう」というきっかけがあってからの地方へボランティアしにいく(宮城)だし。
そういう示唆が欲しかった。ただ適当に逃げて地方に出ましたみたいなところが。撮影場所に対するリスペクトもないよね。
ただ書いて思ったけど無理矢理みかんに結びつけたかったのかも。
(あとやっぱり3.11を彷彿とさせるのはできなかったのかな?製作関係者に機会があったら聞いてみたい。)
○真実ちゃんが激怒するシーン
2人目のお見合いでのシーンで、真実ちゃんが外車だと思っていたクルマが実は国産車だったことを指摘されるシーン(ごめんなさい後で小説読んで直します)が、なかった。これ入れて欲しかったなあ。
○神社結婚式のラスト
内容とかどうでもいいから、これだけを成立させて欲しかった。本作に求めるプライオリティはここだった。というかこのシーンを期待して映画を見に行ったのに、、、、。まるまるカットってまじかよ。
○解像度の低さ
金井さんの解像度が低い。キャップ被らせて欲しかった。そして金井さんと別れた後に奥さんが架を見てくるという描写欲しかったなあ...。
○作り手の思いを感じることができなかった
脚本家は本作を通じて何を訴えたかったのか。それが受け手の自分は言語化できない。というかその意図が見えなかった。時間なかったのかな?批判じゃなくて、実際に聞きたい。
○景色及び色彩表現の欠如
登場人物のキャラもたってないし、小説では景色の素晴らしさや、心理描写の巧さが余すことなく描かれていたが、そういうところは全く感じられず。原作へのリスペクトがなさすぎたのでは?→最愛の脚本家だからもっと書けたと思うんだけど、、、。小野里さんのキャスティングはファインプレーです。
○夏の暑い日に架が来てくれるシーン
ボランティアスタッフ参加。ひょんなことからみかんを育てる物語になってしまった本作。
原作の見どころとして、
「架が夏の暑い時期に、ジャケットを着て真実に会いに」電車に乗って来る。
そしてそれは「私が一番好きな姿だった」っていう原作の大好きなシーンがあるんだけど、架はダウンジャケット着てるし、なんかもてなされてるし。ちょっと台無しだったかな、、、。期間の関係で夏まで撮影できなかったのか?
<よかったこと>
○奈緒かわいい
大好きだった元カノに似すぎてて会いたくなった。現実はというと、連絡手段が全てシャットアウトされていることが映画との違いです。厳しいね。
※婚約もしてないし綺麗に別れてます。
○作ってくれてありがとう
映画化発表から多分1年も経ってない。その急ペースで作ってくれたことはすごい。色々言いたいことは書いたので、まずは映像作品を世に出してくれたことに対しての感謝をここで綴りたい。
○ベッドシーンがいやらしくない
さすが藤ヶ谷くん。生々しさは一切ないスッキリすぎた濡れ場でした。
という感じ。
まじでnoteに書く気更々なかったんだけど、意外とメモ程度でも文章長くなってしまったので、せっかくだしリリースしておくかという軽はずみな気持ち。正直、映画はrecommendすることはできませんでしたが、原作は本当に素晴らしく、
私が影響を受けた小説の中で1位か2位になるくらい最高作品なので是非。この作品がターニングポイントだといっても過言ではない。
批判ではなく愛ゆえから。
やっぱり見に行って欲しいです。
こちらもどうぞ。
2024/09/29
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