〇〇してほしい!ときの「逆説述」
子どものころ、「あの場所危ないから行っちゃダメだよ」とか
「これは大切な〇〇だから勝手に食べないでね」など、大人から言われたとき、かえってその行動がやりたくなった!
という経験ありませんか?
ダメと言われれば言われるほど、気になって逆のことをしたくなる。
子どもでも大人でも同じです。
売れてる本のタイトルや、広告等のキャッチコピーなどがその心理を利用していると言えるでしょう。
例えば
・〇〇になるためにやるべきでない3つのこと
・▲▲してはいけない
・〇を達成するためにやめるべき習慣
・まだ〇〇してるの!?
など。
~しよう!、おすすめの〇〇、と言われるより印象に残りませんか?
禁止ワードは刺激ワードでもあります。
モノを売りたいときには、人の心を動かして購入を促す効果を発揮するのです。
一方で、逆説技はある行為を止めてほしいときにも有効です。
「いつもきれいに使ってくれてありがとうございます」
公衆トイレで、こんな貼り紙を見かけました。
汚さないでください!
〇〇厳禁!
トイレを汚してほしくない、が本音でしょうが、あえてここは柔らかい逆説表現で伝えていました。
あら。みんな気を付けてるのね。汚さないようにしなくちゃ…
と何だか意識しませんか?
より人の心を動かすなら、逆説表現はとても有効です。
私はどんな逆説表現に惹かれる?
どんな逆説を人に伝えている?
日常の中で、意識してみるとご自身の発信に活かせるかもしれませんね。
ちなみに私は逆説表現が最大の褒め言葉!
カボチャスイーツに目がない私。いつも行くカフェで店主が季節限定カボチャプリンを出そうかな~とつぶやいたとき
「やめてください、私には危険です!」と思わず叫んでしまいました。
病みつきになる、中毒性があって何回もお店に通っちゃうよ~、という意味を込めての賞賛です。
(もちろんやめてください、は本心にあらず笑)
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