古い杉戸で壁作り
夫婦でPodcast「ヤイヤイラジオ」を配信しているいっぷくです。
前回、専務ご夫妻からいただいた
古民家のメインとなるDIY案を紹介しましたが
今回は時計の針を進めて、現在進行形の作業の様子を紹介する回です。
今回の本題は「壁作り」!!
引戸を壁にする
ヤイヤイラジオ第85回で紹介した土間打ちが無事に終わった古民家。
次に取りかかるのは、壁作りです。
図面を見てみると、土間キッチンと右隣の部屋の間は、壁になっています。
ちなみに、この右隣の部屋は
セカンドキッチンとして紹介した部屋のこと。
二つの部屋は、もともと引き戸で区切られていました。
ここに扉は必要ない、とのことで
扉をはずし、壁にします。
図案の変更点
もともとの図案は、4枚ある引き戸すべてを壁にする計画になっています。
そして、土間キッチンの上部、北側に廊下につながる出入り口がありました。これは、北側のスペースにセカンドキッチンを作る予定になっていたからです。
しかし、住み始めた結果、セカンドキッチンの位置を右隣りの部屋にすることとなり、出入り口の位置も変更することにしました。
4枚引き戸が入っていた部分は、
約700㎜幅の出入り口を残して
壁を作ることに決定!
さらに、壁の部分は石膏ボードを使って、
タイル張りを計画していましたが
こちらも変更。
もともと古民家の母屋で使われていた古い杉戸を、壁の建材として再利用することにしました。
杉戸がレトロでかっこよく、
もう一度活用したいとの思いと
材料費の節約の両方をかなえる作戦です。
この提案にも、専務と奥様は素早く対応!
なんと、専務は実際に来て、壁づくりについても説明してくれたのでした…。
柱を入れる
壁を作るためには、新しく柱を立てる必要があります。
古い引き戸を取り除き、敷居と鴨居に木材を入れ、杉戸のサイズに合わせて柱を立てます。
使った木材は2×4。
近くのホームセンターで購入したので材質など細かいところは違いますが、よく似た木材がこちら。
Amazon | 川島材木店 【桧 2'x4'】3.8cmx8.7cmx233cm ツーバイフォー ツーバイ材 | 角材
壁にする杉戸の境目が、柱の真ん中に来るようにしっかり計測して設置します。
柱になる木材は丸のこでカット!
古民家は微妙に寸法がずれていたりすることもあるので、毎回きちんと計ります。
丸のこはいっぷく担当です!
ここで活躍したのが、通称
「垂直くん」
レーザーで水平垂直が出せる便利グッズ!
柱は垂直に立てたいもんね~。
この時、助っ人に来てくれたのは
ピー音が有名なあの…(笑)
作業中とってもにぎやかで
大盛り上がりでした!
いよいよ壁を貼る
柱が入れば、次はいよいよ壁を固定する作業です。
ちなみに、今回使う杉戸も
壁にする前に汚れをふき取り、
米油でオイルフィニッシュ!しています。
オイルフィニッシュについての記事は
こちらです。
輝くようなつやが出たところで、いよいよ取り付け作業。
杉戸の端が柱の真ん中に来るようにして、
コースレッドを打ち込みます。
ちょっと分かりにくい角度ですが
ビスが重ならないようにしています。
杉戸の裏側は、古い襖紙をはずし、
渋墨で黒く塗りました。
ここがどうなるかは、まだ秘密!
ちょうど杉戸を3枚並べて
壁が完成しました。
古民家っぽい壁に大満足。
古い杉戸も捨ててしまえばごみですが
もう一度使えば、立派な建材になるんですね。
駆け足で紹介した土間キッチンの壁づくり。
今回の記事はここまで。
次の作業をお楽しみに~