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ロカボな食事でも高くなってしまうグルコース値は何故?

家人は2型糖尿病、我が家はアダムスキー式腸活実践中、
年に3回くらいフリースタイルリブレを使って間質液内グルコース値チェックを行っています

ロカボを目指して、一食糖質量30gくらいの食事をしているのに、同じようなグルコース変動にならないのは、正に生きている証拠とは言え、「なんで日によってこんなに違うかな~?」と思うこと度々です

今回は年末年始にかけてフリースタイルリブレを装着した中で、
3日間を選んで、何故そうなったのか考えてみました


日によって違うグルコース値のグラフ


朝食前をゼロとして上昇したグルコース値をグラフにしています
糖質量は、推定値です

食後のグルコース値は、その日の体調と食べたもの、その他いろいろな要素が相まって、その時々の数値となって現れます
フリースタイルリブレは、血中のグルコース値ではなく間質液内のグルコース値を調べているので、血中のグルコース値と全く同じではありませんが、今までの経験上、体内のグルコース値の変動に関してはそれなりに相関しています
ロカボな食事を作り、ほぼ同じくらいの糖質量にしている私としては、
2週間単位のフリースタイルリブレの回数を重ねれば重ねるほど、体の中で行われている血糖コントロールの営みは複雑すぎる!と感じます

どうして日によって違うのか?その①高い場合

まずは一番高くなった12月25日クリスマスの日、この日は他の日と比べれば若干糖質量は高め、と言ってもそれ程の差ではありません
それなのにどうして?
実は、この日は大腸がんの検査結果を聞きに行く日でした
かなりの緊張とストレスで家人はお腹の調子が悪くなり、一旦下降し始めたグルコース値がまた急に上昇したり、ストレスが体に与える影響は大きいですね・・・
以前、来客があっただけでグルコース値が一時的に上昇したこともある家人ですから、検査結果待ちの状態はかなりストレスフルだったと思われます

どうして日によって違うのか?その②それほど高くない場合

1月1日は、元旦なので食べている内容が平常とは異なりますが、
普段の平均的なグルコース変動パターンとほぼ一致しています

朝は、お雑煮もどき(AIアシスタント君に教えてもらったお餅もどきの雑煮)でした
作り方は、こちら☆

付け合わせは、豚肩ロースオーブン焼きとアーモンド入りキャロットラペ、日本酒も少々頂いています

お昼は、平常通りの「アダムスキー式ファスト食」(果物やヨーグルト)です
内容をお知りになりたい方は、こちら☆

1月1日は、朝・昼とも、糖質量を30g未満に整えたので、平均的なグルコース変動で新年を迎えることができました
「一年の計は元旦にあり」ですよね!

家人の場合、一食の糖質量が30g未満だと3~3.5時間くらいで、ある程度下げることができますが、40gだと4~4.5時間、50gだと5時間以上かかります
それが判るまでフリースタイルリブレを使いながら2年~3年かかりました

同じものを食べても、その時の体調で上手く行ったり行かなかったりの繰り返し・・・
最近やっと、どんな値が出ても「まあ、こんなもんかな~」と、
悠長に受け止められるようになりました

どうして日によって違うのか?その③低い場合

一番グルコース値が上がらなかった日は、12月31日の大晦日です
気分は既にお正月・・・朝を「アダムスキー式ファスト食」にして、昼から「スロー食」+赤ワインを飲んでいます
メニューは、

  • 鯛の刺身

  • 豚ヒレ肉ガーリック焼き

  • じゃが芋とブロッコリーのチーズ焼き

  • 茹で卵とルッコラのマスタードマヨネーズ和え

  • 椎茸・海苔・溶き卵の吸い物

  • サントリーPSB糖質ゼロビール500cc

  • 赤ワイン150cc

推定糖質量=18gです
さすがに、20g未満だと、あまり上昇しませんね~
低糖質に加えて、赤ワインがグルコース上昇を幾分抑えた可能性もあります

適度なアルコールが血糖上昇を抑えた時の昔の記事は、こちら☆

アルコールに血糖上昇抑制作用があるとは言え、毎日ランチにワインを飲むのはチョット考えもの・・・
この日、昼食後グルコース上昇が少なくてすんだ一番の理由は、やはり推定糖質量が18gと少なかったからでしょう
家人の「おいらは飲みながら血糖を下げるのだ」発言を、諸手を挙げて許容するわけにはいきません・・・(笑)

時間帯によっても違ってくるグルコース変動

同じものを食べても、同じグルコース変動にならないのは、生きている人間に備わっている「恒常性の維持」が状況に合わせて常に働いているからです

12月31日の朝食で食べた「ファスト食」と1月1日の昼食で食べた「ファスト食」は、ほぼ同じ内容でした
先のグラフで「アダムスキー式ファスト食」を食べた時のデータを抜き出してみました

グルコース値上昇が倍くらい違う!

同じくらいの糖質量であっても、食べるタイミングで違うグルコース曲線になります
食材を選ぶ時に、この量なら上昇幅はこれくらいだろうと察しはついても、実際の体の中ではその時々で違った様相を呈します
そこが、なんとも血糖コントロールの難しさです
ちょっとしたストレスがかかるだけでも、普段より高めになるし、
朝食べるか昼食べるかでも違ってきます

一般的には、朝のほうがインスリンの効きが良いと言われています
家人の場合も、朝と昼を比べると、朝のほうがグルコースの下がりが良い傾向がみられます

昼食後のピークがもう少し下がってくれると嬉しいのですが、なかなか決定打は見つからず・・・
「ランチにグラス1杯の赤ワイン」を、もう一度、試してみようかな~(笑)

食べる食材(炭水化物)による違い

腸を速く通過する「ファスト食」と腸をゆっくり通過する「スロー食」を比較すると、「スロー食」の方がグルコースはゆっくり上昇し下がるのに時間がかかる傾向があります

炭水化物は、単糖類、二糖類、多糖類の三つに分類され、
我が家の「ファスト食」は、主に果物(単糖類)と乳製品(二糖類)で構成され、「スロー食」では穀物(多糖類)が混じります

複雑な多糖類より、単純な糖の方が消化吸収が早いので、インスリンの反応もスピーディーなのかもしれませんね、、、

家人のグルコース変動に影響する項目

今までのフリースタイルリブレチェックで得た結果、現在判っている家人の血糖に大きく影響する三大項目は、

  1. 睡眠の質

  2. ストレス

  3. 加工品の摂取

睡眠不足は家人の場合、その悪影響が2~3日続きます

一時的なストレスのほうが簡単に平常時に戻ることができるようです

加工品は、小麦粉パスタはもちろんのこと、米粉のパスタであってもグルコースの下がりが悪くなります
加工される過程で追加される物質に影響されるのかな~と思っているのですが、確証はなく・・・
安全策をとり、なるべく加工品を避け、生の食材を調理して食べるようにしています

これからのロカボ生活をどうするか?

食べたいものを我慢するのはストレスになりますよね・・・
あまり細かいことは気にせず、たまにはパスタも食べながら、嗜好に合うものを程よく食べる今の食事スタイルを継続して、内服薬のお世話にならずに年を重ねていきたいものです😊
今回の14日間の推定HbA1cは、6.9 でした💛

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