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4度めのカリビアンリゾート旅はハリケーンと共に【🐽❤️の旅#1】

QPさんとの4度目のカリビアンリゾートの旅から戻りました〜。

QPさんとのリゾート旅はこれで4度目です。(1回目2回目3回目
亡き夫とは恒例でしたから、亡くなる前の夫が、セカンドライフもそれを続けて残りの人生を楽しめと言い遺したので、わたしはカリビアンへの旅を続けることをたいせつなこととしています。

でもね、今回はちょっとドキドキでした。

出発数日前からカリブ海周辺に記録的早い時期の驚異的ハリケーン襲来と重なってしまったのです。

6月の終わりごろ、ハリケーンの発生がわかってから、「旅と重ならないといいなぁ」と思いながら天気予報を気にしていましたが、ときを同じくしてカリブ海一帯を横断しそうな気配が強まってきました。

案の定、デルタ航空からTravel Waiver と呼ばれる安全のために旅の予定を変更してもいいという免除措置の連絡が届きました。通常予約済みパッケージの日程変更はできないのですが、ハリケーンという特殊な事情に鑑みて変更ができます。

今回の旅は夏なので、ハリケーンやストームによる天候不順の確立は冬より高いとみて、天候が悪くともそれなりに楽しめそうなリゾートを予約していたので、無事に現地にさえたどり着ければ問題ないと考えていました。

yahoi 「デルタ航空からTravel Waiverの連絡きて、延期もできるけどどうする? 」

QP「フライトがキャンセルにならない限りは行けばいいんじゃないかな? ハリケーンをいっしょに体験ってのも旅の醍醐味かも🤣」

さすがポジティブ思考の男です。

たしかに、日を変えたとしても天気をコントロールできるわけではありませんから、変えて天候がいいとも限らないし、新たなハリケーンが発生する可能性もあるわけです。

yahoi 「わかった。じゃあ、フライト自体がキャンセルにならない限りは予定通り決行ね」

QP 「わかっていると思うけど、プリンセスとならどんな天候でもどんな状況でもいいんだよ。いっしょにいられること、いっしょに経験できる全てに価値があると思っているんだ」

とまぁ、いつものQP節!!🐽🧡

ってわけで予定どおり出発〜。

米国の独立記念日に出たので、当初フライトは満席のはずでしたがハリケーンベリルを心配して、キャンセルする人も出たようです。出発前日になったら、航空会社からうれしいお知らせが届きました。

ファーストクラスに無料アップグレード!!🎉🎊

超貧乏とは言わないまでも、お金持ちではないわたしたちカップルが自費でファーストクラスに乗ることはありませんから、これはラッキー!ゆったり座席でVIP待遇の雰囲気を楽しめました。実は、12月の旅の戻りのフライトでもファーストクラスにアップグレードされたので、これでQPさんは2度目のファーストクラス体験。

yahoi「ラッキーなQPさん。これもあなたのプリンセスが、デルタのアメックスカード持っていてメダリオンステータス保持者だからよ!😁」

QP「ホントだよ。何もかもがラッキーだ。感謝感謝!」

エコノミークラスでは使い捨てカップですが、Fクラスはガラスにセラミックの器

何がちがうのか?

乗り降りが最初に誘導され、シートはゆったり。国際線とはいえフライト時間はたったの3時間半ほどなので、エコノミークラスの機内サービスではチップス、ナッツ、クッキー程度のスナック菓子と飲み物だけですが、ファーストクラスは食事(ビーフ、チキン、ベジタリアン、パスタなど選べる)もでます。

アルコールを含む飲み物はどちらもでますが、ファーストクラスは器もガラスにセラミックで、クルーたちのサービスの気配りはかなりちがう。

世の中のお金持ちたちは、いつもこの待遇の中で生きているんだなぁなどと思いつつ、確かに心地よいけど、同じ場所にたどり着くのにウン百ドルも余分に払うことはやっぱりないだろうな……。🤣

とはいえ、体のでかい人にとっては狭いシートが広いのはかなりありがたいことなのでしょう。わたしもQPさんも小さいのでそこはあまり大問題ではないからケチなわたしが自腹で乗ることはたぶんこの先もない、ない。

さてさて、ファーストクラスの旅で気分はワクワクですが、ハリケーンは着実にわたしたちの目的地、メキシコのユカタン半島に向かっています。快適なフライトでオンタイムで到着。ハリケーンの影響かいつも混雑している入国審査はかなり空いていて楽々です。

リゾートに到着しチェックインのとき、ハリケーンに対する注意書きが渡されました。

要約するとこんな感じ。

お客様、
民間防衛省によると、現在の気象状況によるとハリケーン ベリルが今後 24 時間以内にキンタナロー州の海岸を通過する可能性があります。ホテルのスタッフは経験豊富で、この状況に備えて完全な訓練を受けています。
お客様の安全のため、次の指示に従って下さい。
1. 貴重品はセーフティボックスに入れて施錠。
2. 荷物をまとめクローゼットの中に置いてください。
3. ベランダには出ないでください。
4. 階段は慎重に使用してください (緊急の場合に備えて)。
5. エレベーターは使用しないでください。
6. 必要な水だけを使用してください。
7. 電話は緊急時のみ使用し、使用を減らすようにしてください。
8. 窓から離れてください。
9. バスルームが部屋の中で最も安全な場所と覚えておいてください。
10. 追って通知があるまで部屋から出ないでください。
食物アレルギーをお持ちの場合は、内線 6902、6954、6990 にダイヤルして今すぐお知らせください。

政府の指示により、7月4日(木)0時より当局の許可が出るまでアルコール飲料の提供を中止させていただきます。7月4日木曜日のディナーサービスはビュッフェ・ミラマーで、19:00まで営業します。アラカルトレストランは
2024年7月4日木曜日閉店です。

午後20時までには部屋に待機して適切な安全対策を講じてください。

ご理解のほど

by 支配人

オーマイゴッドOMG!!

外が暴風雨でも、二人でお部屋で🍻🍷飲みながらラブラブまったりできればいいやって思っていたのに、これは予想していなかった!

「政府の指示により、7月4日(木)0時より当局の許可が出るまでアルコール飲料の提供を中止させていただきます」

グワーン!!😱😰😣 

しかし、よくよく考えてみれば、酔ってしまっては万が一避難を強いられたときに行動できないわけなので納得!

今日のところは、ハリケーン被害が最小限であることを願いながら、ゆっくり、シラフでいちゃいちゃ過ごそう。

とりあえず、レストランが閉まってしまう前に腹ごしらえ。

今宵はブュッフェスタイルのレストランだけオープン

でも、この時点では嵐の前の静けさという感じで、外はいたって穏やかでした。それでもハリケーン到来に備えて、ビーチチェアは全てまとめて椰子の木に🌴に紐で括り付けられていました。ものすごい量のビーチチェアなのに、スタッフの人々も大変なことです。

ヤシの木に縛られているビーチチェア

リゾート内のありとあらゆる、いつもなら外に置いてあるテーブル、イスなどをスタッフが必死に片付けていました。

ニュースではジャマイカを通り過ぎてこちらに向かっているとのこと。カリブ海周辺の小さな島々にはハリケーン・ベリルはカテゴリー5の最大勢力で上陸したために壊滅的な被害となっています。

わたしは日本人なので台風の怖さを知っています。ちなみに発生場所で呼び方がちがうのですよ。北西太平洋・アジアではタイフーン、北中米はハリケーン、その他の地域がサイクロンです。サモア時代には、サイクロンを経験しています。

QPさんは生涯ミシガン人で、ミシガンは地理的にハリケーンは起こらないため、ハリケーンと言われてもあまりピンときていない様子。

これから起こる未知の気象現象におっかなびっくりながらも、興味津々ぽい感じ。たいした被害にならないといいのですが……。

つづく

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yahoi /ライフエディター・エッセイスト
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