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【アラ還版】心地よいパートナーのみつけ方

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没イチ・アラ還がマッチングサイトで奮闘した1年を振り返りつつ、成功のカギはなんだったのかを検証する。アラ還恋活成功のためのチェックポイントを振り返る。
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エピローグ「愛は信頼と尊重」に限る

【アラ還版】『心地よいパートナーのみつけ方』気のおもむくままに記し始めたら、毎回二千文字前後のボリュームが30回にもなりスタートから完結までに8ヶ月も過ぎていました。 QPさんとマッチングサイトでマッチしてから、本格的に結ばれるまでのことは、日々のできごとを忘れていくなかで自分のために記録しておきたくてここに記しました。 若い人たちのようにハラハラドキドキはないのに、多くの方に継続して読んでもらえて感謝の気持ちでいっぱいです。 ほんとうにありがとうございました。❤️

【アラ還セカンドライフ#30最終回】愛と信頼を確信して結ばれる

亡き夫以外の男性と、体温を感じるほど接近したのはこれが初めてでした。 QPさんは、明らかに自己開示しはじめたわたしに対して、冷静で紳士的な対応を変えませんでした。まるで人形のようにわたしの行動に身を任せているようでした。 わたしに夫以外の男性経験はなくとも、友人やドラマや映画で見聞きする男女の展開は想像できるだけに、彼の潔癖さに心底感心しながら彼のぬくもりを感じていました。 彼は、ただ微笑みながらやさしくわたしの肩を撫ぜているだけ。 現役ソーシャルワーカーで、かつては

【アラ還セカンドライフ#29】酔いの勢い借りてベッドインか?

旅先でたくさんの会話をすれば、するほどいい人だということがわかるばかり。わたしが傷つけられることはないと確信も持てるけど、ここからどう展開させればいいのかわからなくて、さぁ困った。 友だちとしての距離を保ったままいることもできそうだし、かと言って彼の気持ちはそれ以上の関係を望んでいることもわかるので、それはそれで失礼な気もするし……。心の中で葛藤しはじめました。 旅の間はこんな感じでした。 素直な彼は、心にあることをストレートに言葉にします。 長年、阿吽の呼吸に慣れき

【アラ還セカンドライフ#28】友だちと恋愛の境界?どうしていいかわからない

さて、ここから先のことは以前に記したので、リアルタイムでわたしの恋活リポートを読んでくれていた方は記憶にあるかもしれません。 人生初の夫以外の男性と旅することになり、とてつもなく緊張し出発前日は眠れませんでしたが、睡眠不足のまま空港に到着し、いざ出発の段階でスマホを車に忘れてしまう彼の"やらかし"が起こりました。 その模様はこちらで記しました。 出発間際でのハプニングのおかげで、それまでの緊張がかえって解けてしまいました。 ハプニングにも冷静沈着な対応ができて、穏やか

【アラ還セカンドライフ#27】とうとう、心地よい友だちのまま同室に!

彼の家を訪ねてみて良かった。垣間見えた彼のライフスタイルに、何一つひっかかる部分はみつかりませんでした。ご自宅はいたってこぢんまり。今さら玉の輿を狙い、相手の家に入り込むつもりもないし、不必要に豪華絢爛な家なら、価値観にズレを感じたことでしょう。 バハマへの旅まで残すところ3週間。当時の彼は、所属するメンタルヘルスエージェントからの呼び出しがあれば24時間いつでも駆けつけなければいけない任務の日もあり、特にクリスマスの時期は、心を病む人が増え忙しそうでした。 この年の12

【アラ還セカンドライフ#26】愛情行為はたいせつらしい

メッセージチャットが楽しく続けられるのは、わたしが話すより書いて伝えるコミュニケーションのほうが好きだからかもしれません。メッセージならお互いに都合の良いときだけチェックできるし、内容によっては会話よりも伝えやすいこともあります。 バハマへの旅を1ヶ月後に控えていた11月の終わりごろのことでした。 👶🏻「今何してるの?」 👸「日本のニュース読んでた」 👶🏻「どんなニュース?」 👸「日本人夫婦が世界一セックスレスなんですって🤣」 なんて展開でたまたま性の話題になりま

【アラ還セカンドライフ#25】ブレない芯の強さに好感度高まる

1ヶ月半後にはいっしょにバハマに行くことを決めていましたが、その前に彼の女性関係をすべて知ることができたのはとても良かったことでした。過去のプライベートな歴史を知ったことで、親近感がかなりアップ! そして、2度の結婚を含めた5人の女性との恋バナから、彼のパーソナリティーが垣間見えました。特に結婚生活から学べただろうことを想像すると、日々のやり取りで、なぜそんな発言が出るのか“なるほど感”高まりました。 👸「ヤングQPさんの恋バナ、おもしろかったので聞く楽しみが終わってしま

【アラ還セカンドライフ#24】最初の失敗を糧に2度目の結婚は成功だったものの……

「子どもがほしいので結婚したい」31歳だったヤングQPさんの最初の結婚は、心に逆らったままに突き進み失敗に終わりました。 それから数年が経ちました。 最初の結婚の反省から、次に好感をもった女性は、タミーとはかなり違うタイプの女性でした。 最初のワイフは9歳年下でしたが、次の女性ドーン(Dawn)はなんと!14歳年下のシングルマザーでした。 ドーンと出会ったときには、QPさんと最初のワイフとの間の息子は6歳になっており、ドーンの息子も同じ歳だったために子どもたち二人はす

【アラ還セカンドライフ#23】心に嘘ついて大失敗の結婚

わたしのセカンドライフのパートナー探しは続いています。 正直で誠実、会話がちゃんと成立してメッセージのやりとりをとても楽しめています。そんな真面目な彼でもアラ還ともなれば黒歴史もあるようです。 二児の母だったシングルマザー、エイプリルと3年半続いた関係が終わりました。 さすがに懲りたのか、その後4年ほどシリアスな恋愛はなかったそうです。当時のQPさんは少年院で働いており、性犯罪を犯した少年たちを更正させるためのプログラムを担当していました。 そこで秘書として働いていた女

【アラ還セカンドライフ#22】裏切られたからこそ、信頼がたいせつ

彼から聞いている話は片方サイドからだけなので、実のところはもちろんわかりませんが、誠実過ぎる彼がお人好しなのはまちがいありません。 そこを利用されたあげくに浮気されていたというのですから、わたしから見るとまっくろくろの黒歴史だと思いました。 とはいえ、当時のヤングQPさんにとっては、かわいくて、健気なシングルマザーとの恋愛だったのでしょう。 息子が3人いるわたしにとって、彼の話をすっかり母目線で聞いてしまいます。 👸「残念な結末で悔しかったでしょうね。当時のヤングQP

【アラ還セカンドライフ#21】人がいいにもほどがある

関係の深かった女性の話など、人によっては知りたくないのかもしれませんが、この時点のわたしは彼に恋愛感情もないので、「彼がどのような成長を遂げて現在があるのかをバハマの旅の前に見極めなきゃ」の企みで彼の恋バナを楽しんでいました。 セプテンバーさんとの淡い初恋では、痛みを知ることは辛くても、それを知ることができたことを肯定的に捉えたり、辛いことを避ける姿勢はチャンスを逃すという言葉の数々に好感を持ちました。 ジョディさんのところでは、人は経験しながら学ぶ。デートって人を知って

【アラ還セカンドライフ#20】肉体関係をもった初めての恋人の話

ういういしい初恋、セプテンバーさんの次はジョディ(Jodi)さん。当時QPさんの近所に住む夫婦が姪のジョディさんを紹介してくれたのが、彼女との出会いの始まりだったそう。 彼が過去を振り返りながらオープンに、昔の恋愛物語を話してくれることは、わたしに対しての信頼と自己開示と思えました。お互いが信頼できる関係を築きたいと思うなら、ありのままの自分をさらけ出すことは重要です。 ただ、マッチングで知り合い半年間も楽しい交信が続き、飾らずに過去の女性遍歴を伝えてくれたGrebeさん

【アラ還セカンドライフ#19】過去の恋愛をストレートにきいてみた

夫以外の男性しか知らないアラ還未亡人が、マッチングサイトで見つけ3回デートしただけの男性と、バハマにいっしょに行くを決めてしまった。 出発まで1ヶ月半ほどになってきましたが、見極めたいことはまだまだたくさんあります。わたしは電話が苦手で、彼も基本的におしゃべりではないので、お互いメッセージでのコミュニケーションのほうが好都合です。英語で話すより思っていることを記すことのほうがわたしにとっては楽で、彼も考えていることを瞬時に文章にできる人なのはラッキーでした。 わたしが米国

【アラ還セカンドライフ#18】誠実でやさしくて、知性とユーモアと🐽🧡すべてが備わっているように思えるけど、恋愛感情はねぇ……

3回しかデートしたことない関係なのに 旅に行くことだけは決めてしまっているわたしは、気合いを込めて日々1日も欠かさずメッセージ交換で相手を知ろうと頑張りました。 彼が正直で誠実な人ということは確信を持てましたが、大胆な決断を実行しようとしていることに変わりありません。 毎日ほんとうにこの人といっしょに旅をしていいのか?を念頭にしつつメッセージは時間を忘れさせてくれるほど絶好調でした。 ユーモアたっぷりで、会話のキャッチボールもスムーズで話せば話すほど、誠実でやさしくて、