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エピローグ「愛は信頼と尊重」に限る

【アラ還版】『心地よいパートナーのみつけ方』気のおもむくままに記し始めたら、毎回二千文字前後のボリュームが30回にもなりスタートから完結までに8ヶ月も過ぎていました。

QPさんとマッチングサイトでマッチしてから、本格的に結ばれるまでのことは、日々のできごとを忘れていくなかで自分のために記録しておきたくてここに記しました。

若い人たちのようにハラハラドキドキはないのに、多くの方に継続して読んでもらえて感謝の気持ちでいっぱいです。

ほんとうにありがとうございました。❤️

記すために、過去のメッセージのやりとりを読み返しては思い出し、彼の発した言葉の数々を回想する時間は、わたしと彼との関係性をおさらいすることにも繋がりとてもいい時間となりました。

完璧な人間は世の中にはいません。

わたしも彼も人としては未熟者。二人の似たとこ、違うとこはあれど、お互いに求めていること、金銭感覚、モラル、政治的思想や心持ちなどの肝が合っているので心地よいのでしょう。

noteの世界、年齢、状況は違えどいろんな形の恋活投稿が溢れているので、他の方の恋活投稿がおすすめで出てきて興味深く拝読しています。

理想の人に出会えないイライラは経験してきただけにとってもわかる。

「今後こそ!」と期待しては裏切られ、気を取り直して「次!」で、またまたがっくりの繰り返し。トンネルの出口はあるのだろうか?と暗闇の中で悶々とする日々。

それでも、わたしは十人十色の経験を繰り返していくうちに、自分が見えてきて、気付きを得られたので、希望を捨てずに学びを活かしていけばきっと誰もがみつかると心の中でこっそり応援しています。

まりかさんが書いておられました。

とても共感を覚えました。
そして、こうして自分をわかっていくんだなと思いました。

アラ還にはゼロからいっしょに成長してドラマを乗り越えていくほどの時間は残されていませんから、恋愛感情と同じぐらいに認め合えるフィット感はたいせつだと感じています。いくら違いを認める度量があっても基本的な価値観がズレていては受け入れようもありません。

亡くなった夫と、夫婦として最期まで添い遂げることができたことは幸運でした。そこにはお互いの信頼と愛情があったことはもちろんですが、受け入れがたい価値観の違いもありました。折れたのはだいたいわたしのほうでしたが、折れると納得は違うので後でまた蒸し返したりね……😅

加えて、妻として求められている理想のために、終始頑張り続けて息切れしそうな日もたくさんあったので、夫と現代で出会っていたならわたしとはうまくいってなかったかもしれません。🤣つまりタイミングもたいせつ。

強靭なほどの頑張り屋で正論と理想をぶちかます夫には、ときおり手をやきました。彼の正しさとわたしの正しさがくい違えば、きつい言葉で怒鳴られ「つべこべ言わず俺についてこい」の昭和男アルアル発言なんてことも若い頃にはありました。

それでも強固な信頼関係のおかげで乗り越えられました。

そんなアップダウンの経験があったからこそ、お互いを尊重したうえで認め合うことのできる人を見つけることは、わたしにとってたいせつなポイントでした。

自分の理想を求めて探し続けることよりも、受け入れやすい人かにフォーカスしたほうが効率的ではないかとさえ思っています。

若いときに恋愛して結婚したわたしたち夫婦は、価値観、考え方の違いをすり合わせるためによく喧嘩したので合わない人との食い違いがどれほどストレスなのかはわかりますが、今となっては、その経験を経たからこそ、人間として成長できたとも思っています。

わたしにとっては若い頃に成長を促してくれる夫と夫婦でいられたことは幸運でした。QPさんのように穏やかでわたしを甘やかす人なら、今のわたしは存在していませんから。

セカンドライフのお相手として、穏やかなQPさんが心地よいのは、今のわたしの求めに合っているからなのでしょう。

日本を離れ27年にもなりますから、わたしは多少アメリカナイズされている部分はあると思いますが内側はとても日本人のままです。

そんなわたしが客観的に見て日本のほうが相手に対して「こうあるべき」をより求めがちな風潮が濃いと感じています。

家制度、家長という考え方も残る日本ですから、令和の時代になっても妻として、夫として、嫁として、子として、男として、女として、僕の彼女として、私の彼として……その見えない空気感はゆるりと覆っているのかもしれません。

一方、米国はもともと個人主義ですから、相手を個として認める関係性は日本より築きやすくYes or Noがはっきりしているのもめんどくさくないと思っています。

……なんて、このシリーズを記しながら自分を振り返り、勝手に日米比較してみたり、他の恋活を考察してみたりでいろんな学びの時間となったことにも感謝でした!🐽❤️

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yahoi /ライフエディター・エッセイスト
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