【誇り#1】信頼できる家族がいる
わたしは恵まれている。
いざというときには自己犠牲を払ってでも助けてくれる家族の存在を確信した。
娘や息子たちが自立し我が家を出ていってからは、お互いがそれぞれの暮らしを尊重、住んでいる距離が遠いということもあり、それほど蜜に連絡をとりあうでもなく、変わった近況報告でもあればどちらともなく連絡するという程度のゆるい親子関係を続けてきた。
今年3月、夫がコロナ禍という異常な状況の中でステージ4の癌と診断された日から、そのゆるさは一変した。4人の子どもたちとその伴侶、パート