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新連載『幸せの国殺人事件』スタート
本日、ポプラ社のWEB astaにて矢樹純の新連載『幸せの国殺人事件』がスタートしました。
こちらは矢樹純の小説としてはおそらく初めて、小中学生でも読める作品となっております。
ポプラ社に対しては、絵本や児童書など子供向けの本が多いというイメージがあったので、ご連絡をいただいた時には「自分のような嫌な話ばかり書く作家になぜ…」という戸惑いもありました。ですが編集者さんとの初めての打ち合わせで「平山夢明先生の『ダイナー』もポプラ社です」というお話を伺い、「ぜひとも書かせてもらいたい!」という気持ちになりました。
しかし、その上で編集者さんからいただいたご依頼は、自分の得意とする嫌な話ではなく《大人と子供の両方が夢中になって読める物語》でした。
その提案を受けて、今の自分が読みたい、そして自分が子供の頃にはこんなお話が読みたかった――と思えるプロットを考えました。
『幸せの国殺人事件』は、神奈川県藤沢市に暮らす中学1年生の少年が、同級生の友人達とともに、5年前に閉鎖された地元の遊園地《ハピネスランド》を巡る事件に巻き込まれていく長編ミステリーです。
このお話では遊園地だけでなく、ゲームが重要な鍵となっています。これまで、『逆転裁判』シリーズ以外のゲームをほとんどやったことがなかったのですが、この連載のためにオンラインゲームというのを初めてプレイしてみました。作品に登場する《ゲームの戦闘が下手な人》の描写は、完全に作者がモデルです。
月2回の更新で、手軽に読んでいただける分量ですので、ぜひ多くの方に楽しんでいただきたいです。
ちなみにこのバナーは遊園地のチケットをイメージしてデザインしてくださったそうで、あまりに素敵なので厚紙にプリントアウトして仕事机に飾っています。
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無料で読んでいただけますので、まずは第一話、ぜひお試しで読んでみてください。どうぞよろしくお願いいたします。