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ホモ・デウス - 読書感想箇条書き文

はじめに

2週間くらいかけてこちらの本を読みました!
世界的なベストセラーだそうです。
一言でまとめると、「世界の未来がどうなっているか」かなと思います。

普段僕はこの手の本を読まないのですが、結構面白い内容だったので感想と印象に残った内容を箇条書き程度にまとめておきたいと思います。

基本的にはラフに感想を書き残しておきたいだけなので散文です。。
「ホモ・デウスの内容を誰にでもわかるように伝えたい!」といった趣旨ではないので悪しからず。
ただ、ホモ・デウスを気になっている人の参考になれば幸いです。

ホモ・デウスの内容についてはこちらのnoteが参考になると思います。

感想

・以下の内容が特に印象的だった。

・今までは人間の自由意志にとても価値があった。自分の心の声に耳をよく傾けることが最良とされていた。
・しかし、人間がコンピューターアルゴリズム(AIとデータサイエンス)に支配される未来がくるかも。⇒データ至上主義
・なぜなら、人間が自分で判断を下すよりも、アルゴリズムに自分のデータを与えて判断してもらった方が正しい選択になりうるから。
・今まで人間は動物を支配してきたが、今度はアルゴリズムに人間が支配される。
・人間は動物同然の扱いをアルゴリズムから受けるかもしれない。

・今でもGAFAなどは自分よりも自分のことを詳しく知っているイメージ。

・自分に最適化された広告、自分の好みの動画がTOPに出てくるYouTubeやTikTok、ピンポイントで自分がほしいと感じる商品をオススメしてくるAmazon、楽天市場・・・

・この未来がどんどん進んでいくと、人間は自分で考えることを放棄して、アルゴリズムが勧めてくる提案に沿って行動するだけの存在になりそう。

・そうすると「人間の価値とは何?生きる意味とは?」ってなる。蓄積された膨大なデータを解析して生み出された知恵。そこに自分のデータを照らし合わせて得られる最良な提案の前では、人間が考えた選択なんて完全に劣ったものでしかない。

・まあそんな未来が来るのは少なくとも20-30年後くらいだろうし、その頃には自分は60歳くらいになって現役は(おそらく)引退してるけど。そもそもホモ・デウスでもあくまでも可能性のひとつという言及のされ方しかしていない。

・ただ、人間の自由意志よりもアルゴリズムを尊重する風潮は既に始まっている。

・もっとも人間の自由意志なんて脳の電気信号のやり取りの結果でしかないって言われているけど。

・でも僕はその点をあまり気にしていない。脳の電気信号も含めて「自分」という人間だと思っていて、自由意志は大切にしたい。

・まあアルゴリズムには従うけど。今は自由意志とアルゴリズムのどちらに従うかの割合は自由意志の方が高いけど、どんどんアルゴリズムに従うことの方が多くなっていくんだろうなあ。

・閑話休題。家畜に関する話も興味深かった。彼ら(家畜)は人間様に飼われてて幸せなんだろうか?

・昔の人もそう考えることがあったらしいが、余計な事を考えさせないよう、宗教で「家畜はむしろ人間に乳などを提供したいくらいだよ。まあ大事には扱っとこか。」と刷り込んでたらしい。(解釈間違ってるかも)

・じゃあ現代の解釈は?ってなるけど、そこはあまり覚えてない。一つの例として、「ダーウィンの進化論によると動物は子孫繁栄とかのために進化し続けていて、家畜は繁殖を続けているわけで、動物としての根幹的な欲求は満たされてるんでしょ。」みたいなのはあった気がする。

・今は人間が家畜を支配しているけど、ゆくゆくはアルゴリズムが人間を支配するかもしれないのはもっともだと思った。怖い。

まとめ

色んな話があるけど、僕はアルゴリズムというか現代のテクノロジーを上手く活用して強かに生きようと改めて思った。
遠い未来のことを憂いていても仕方ないし。
ある程度先を見据えるのはもちろん大事だけど。

印象的な内容

※あくまで「僕はこう捉えた」という内容です。なかなか難しい本で、1周しかしていないので多大なる誤解を含んでそう。

前段系

・現代の世界経済は物を基盤とする経済から知識を基盤とする経済となった。
・歴史は空白を許さない。経済成長により、飢饉や疫病、戦争は減ってきたが、代わりに環境汚染や地球温暖化が問題となってきた。
・人間は常により良いものを探し続ける。次は不死と幸福と神性を求める始めるかも。
・生産は幸福のための物理的基盤を生む。しかし、生産は手段に過ぎず目的ではない。
・人は簡単に幸福になれない。現代人は昔の先祖より快適で、安全で、物質的には裕福だが、自殺率は高い。
・現代経済は生き残るためには絶えまなく無限に成長し続ける必要がある。
 ・この点はコロナでだいぶ実感したなあ。。
・医療は標準未満に落ちかけている人を救うところから始まるが、そのノウハウはその標準を上回るためにも利用されうる。

家畜系

・家畜は幸せなのか?
・飯や衛生環境は保証されているが、只々人間に飼われてるだけ。

人間系

・人間だけが言語を使って過去の経験と未来の行動を考えられるかも?
・人間が地球征服できたのは、人間同士で協力できるから。
・企業も金も国家も人間が作りだした物。でも今や人間はそれらのために自分を犠牲にしている。
・科学が人類に果たす役割は多い。しかし、宗教は科学の倫理的正当性を提供するものでもある。
・人間の中には経験する自己と物語る自己という、少なくとも二つの自己が存在する
・物語る自己は経験を使って物語を創造する。その物語を基に経験する自己が実際に何を感じるかを決める。

アルゴリズムとデータ至上主義

・人間をコンピューターアルゴリズムに置き換えるのは簡単になっている。人間が専門化しているためである。
・アルゴリズムから成る上流階級に支配されるかもしれない。
・個人主義の信仰は薄れ、権威は人間からネットワーク化されたアルゴリズムへと移る。
・自由主義はシステムが人のことを、その人以上に知るようになった日から崩壊する。
・人間は完全に価値を失い、外部のアルゴリズムに管理される。
・極一部の人間だけが空前の力を享受し、ほとんどの人がアルゴリズムと新しい超人の両方に支配される劣等カーストとなる。
・データ至上主義の者は人間の知識や知恵に懐疑的で、アルゴリズムに信頼を置きたがる
・データ至上主義は人間が他の動物にしてきたことを、人間に対してする恐れがある。

さいごに

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