今週の短歌|迎へ火に依て宿せる精霊も心地悪しげなるわが家なりけり
ついったー呟かざれば通知減り心穏やかになりにけるかも
積読
本棚は見果てぬ夢に侵されてのぞみや心の澱となりぬる
八月中旬テッポウユリ咲く。
そこかしこ機を合はせつる白百合の銃もちて蜂起するごとく咲く
土曜日出勤。夕、台風メアリー来たる。
台風はいまし過ぎたる横浜の人まばらなる駅ナカを往く
駅前のカフェから道を眺めをれば今ビニ傘が飛びさりにけり
宿りせしスタバに屯する客のしきりうかがふ風雨の様子
帰り道拍子抜けなる雨風と思へども裾しぼる羽目なる
迎へ火に依て宿せる精霊も心地悪しげなるわが家なりけり
窪田空穂歌集(岩波文庫)を買ひました。ちょこちょこ読んでます。