強すぎる数え歌(350字の小説)➕追伸
🎵 ひとつとせ、人の痛みは放っておけ
ふたつとせ、蓋がなければ隠せない
みっつとせ、みんなが見てなきゃ誤魔化せる
よっつとせ、世の中そんなに甘くない
いつつとせ、いつでも君を受け入れる
と、以前この数え歌を息子に歌って聞かせた。
その当時5歳の息子は、
目を丸くして言った
「お父さん、この歌のどこが強いの?」
「人間は弱い者だが、人に頼ってはいけない。人の事など気にせずに
一人でも強く生きる為の数え歌だ。覚えておきなさい」
と、私はしっかりと子供に伝えた。
成人した息子は、私の言いつけを守り一人でも逞しく生きている。
歳老いながらも、私は一人孤独に生きている。
数え歌の最後の言葉。
🎵いつでも君を受け入れる。
は、私の本音だ!
淋しいよ〜誰でもいいから来てくださ〜い。
追伸
初めてこの企画に投稿しました。
もちろんフィクションです。
数え歌も存在しません。
悪しからず。
宜しくお願い致します
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