300字のラブレター➕追伸➕追伸の追伸
澪ちゃんと、初めて会ったのは、
幼稚園児だったね。
鼻水を垂らしていた僕に、
君はティッシュペーパーをくれたね。
僕が鼻をかむのを見て
「50円ちょうだい」
と、手を差し出した澪ちゃん。
僕に強烈な印象を与えてくれたよ。
遠足に行った時に、
お弁当のオカズを落として
泣いている僕を勇気付けてくれたね。
「エビフライをどうぞ」と言って。
でも、後でハンバーガーを奢らされてしまったけど。
ボランティアは大嫌いだし、寄付は絶対にしない、澪ちゃん。
そんな澪ちゃんだけど、
顔とプロポーションはずば抜けているよ。
綺麗な容姿を武器にキャバ嬢の
トップになった澪ちゃん。
お願いだから!
僕だけには、ボッタクリしないでね。
そんな澪ちゃんが好き。
追伸
澪ちゃんに頼まれて、ラブレターを書かされてしまいました。
聞くところによると、大賞を獲ると賞金50万円らしいです。
大賞を取ったら、僕に半分くれるらしいです。
澪ちゃんの為に僕は一生懸命に書きました。
追伸の追伸
なお、この小説はフィクションです。
もちろん、「300字のラブレター」も募集していません。
悪しからず。