雪化粧の中で(140字の小説)


雪化粧された日、僕は初めて君と出会った。
冬の夕暮れは早い。
暗い夜道を君は一人で歩いてたね。
マフラーで顔を覆い、足早に歩く君
…どんな人だろう…淡い期待を抱く、僕。
君とすれ違った時の衝撃、僕は今でも忘れないよ。

強烈な安価な香水の香り。
一度嗅いだら、記憶に残る嫌な匂い。




#シロクマ文芸部

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