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「バカだなぁ、おまえ」って言われたらどう思いますか?

「バカだなぁ、おまえ」って言われたら、普通けなされた、というか文字通り、バカにされたって思うよね。

でも、実はシチュエーションで、全然意味が違ったりするっていうのも、想像できるのでは?

例えば、彼氏が他の女性と仲良さげに話してるのを目撃して、後で「あの人誰なの?浮気してるの?」って聞いたとする。

「バカだなぁ、おまえ。取引先の人だよ。浮気なんてするわけないだろ。嫉妬してくれたの。可愛いなぁ」

ということばが信じられる関係なら、そのことばは、おまえのことが一番好きに決まってるだろ、浮気なんてするわけないじゃないかという愛情表現にもなり得るのかな。

でも、信じられない関係性なら、「何で浮気してるアンタにバカって言われなきゃならないの!アンタの方がバカなことしてるんでしょ。ごまかさないで」ってなっちゃうかも。

全く同じセリフを言ったとしても、関係性やシチュエーション、タイミング、言い方などで意味は変わってしまう。

実際に会って話していたとしてもそうなんだから、表情が見えない電話とかならもっと分かりにくいし、メールやLINEなどテキストだけの送受信だと、電話ならわかる声の調子や抑揚さえもわからないので、もっとニュアンスが伝わらない。

だから、バカという意味を辞書で調べたところで、それが必ずしも正しいとは限らない。

最近のヤバイということばの使い方なども、良いのか悪いのか、その時の流れでしかわからない。

ことばって、どういうものだろう?

これは、ずーっと私が考えていること。

ヒッポファミリークラブは、ことばと人間を自然科学するところと言われても、わかったような、わかんないようなって思いながらも、色々な人から様々なことばと人間の話を聞くと、自分でも面白くなって、色々考えている。

人はことばでコミュニケーションをとっていると思いがちだけど、実は字で書ける「ことば」そのものより、声の抑揚や調子、顔の表情、身体の動き、場の雰囲気など、ことば以外のものが語るものの方が大きいのかもしれない。

それでも私は、こうして「ことば」で、自分の言いたいことを伝えようと、書き続けている。

私のことを全く知らない人が、この文章をどんなふうに受け止めるんだろう?と思いつつ。。。

ことばは、単なるコミュニケーションの手段としてだけではなく、考えるためにとても重要なものだから。

こうして、書いては読み、なんとか人に伝わりやすい文章にしていくことで、自分の考えも整理されていく。

これは、noteを始めて、心底実感している。

単なるコミュニケーションの道具としてのことばではなく、考えるためのことばを磨いていった先に、より良いコミュニケーションをとれることばも獲得できたら良いなぁ。

そんなことを考えながら。。。


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