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韓国語を勉強しなくても話せるようになったのは、どうしてかな?

안녕하세요! ya 입니다.

私は、流暢とは言えないかもしれないし、発音も良いとは言えないんだけど、日本語を話すのと同じ感覚で、韓国語を話すことができるようになった。何も考えずに口からことばが出てくる感じ。

それは、どうしてだろう?というのを、これまでなかなか上手く説明できないでいる。


前回、約20年前、英語も日本語も通じない、漢字で筆談もできない、韓国の大学生J君が、2週間家にホームステイした話を、書いた。

彼の後にも、韓国の小・中・高生、大学生、大人も、本当に沢山の人が家にホームステイした。韓国の人は全部で20人くらいかな。

その度ごとに、自分の持てる限りの韓国語で、なんとか分かりあおうとすることが、私の韓国語を育ててくれたと思う。

受け入れ中、訊いてもすぐに忘れてしまったと思っていた言葉も、いつの間にか知っている単語やフレーズになっていた。

先生と教科書で始まった英語の勉強と違い、とりあえず、家でかけ流していたヒッポファミリークラブのストーリーCDの音が体のどこかに溜まっていた。これは結構重要な事だと思う。でも、韓国語をただ聞いているだけで話せるようになるとも思えない。

ヒッポのメンバーが集まる場では、韓国語で話してみて、というか何語で話してみてもだけど、受け止めてくれる人達がいた。それもありがたい環境だ。

そうして、実際に韓国語を母語とする人達に出会う。

言っている事を理解したい相手がいて、伝えたい相手がいて、赤ちゃんのように話すことを始めた韓国語は、母語のようにふっくらと育っていった。

とはいえ、15年間で、20人。それも1泊2日の人もいるし、日本語で話したい人もいたし、最長の人でも2週間のホームステイだ。トータルしても韓国の人と一緒に暮らしたのは2ヶ月くらい。それだけで話せるようになったわけでもないだろう。

その間、韓国ドラマやバラエティ番組を見たり、k-pop にハマったり、韓国の文化にもとても詳しくなった。

k-pop のアイドルも、話している事をわかりたい相手だったし、サイン会などでことばを伝えたい相手だった。

音楽番組観覧やサイン会、コンサートのために、1泊2日や2泊3日の渡韓も何度かした。たいてい1人で行ってゲストハウスなどの安宿に泊まるので、韓国語使う機会は何かと多かった。

道を尋ねたり、お店で買い物したり、地元の人しか来ないような食堂でご飯を食べるために。。。

ことばにフォーカスするのではなく、好きな人達の事を知るため、好きな事をやるために、韓国語を聞き逃すまいと一生懸命聞いたり、想像力を働かせながら聞いたり。。。

いつもいつも、ことばの前に、わかりたい、伝えたい人の存在があった。

韓国語の勉強は、全くしていないけれど、自分で気づかないうちに、知っている単語が増えていき、知っている言い回しが増えていった。

ヒッポのストーリーCDを聞いていても、最初は呪文のようにしか聞こえなかったセンテンスが、どんどん単語ごとに分かれて聞こえるようになり、意味も細かく分かる事が増えていく。

赤ちゃんもこんなふうに母語を獲得していくのかなぁ?

もちろん今でも知らないことばは、たくさんたくさんある。

単語を覚えるという勉強をしていないので、自分がどのくらいの単語を知っているのかさえもわからない。

それでも、韓国の人に何かを話そうとすると、自分でも知っていると気づいていないことばが、何も考えずに口から出てくる事がよくある。

なんて言ったら良いのかな???

たぶん日本の幼稚園くらいの子でも、何も苦労せずに日本語話している感じと同じなのかな?そして、冷静に客観的に考えれば分からないような大人の話も全部分かっているつもりで生きている感じ?

勘違いもいっぱいしているだろうし、正確に細かいところまでわかっているわけでもないかもしれない。

でも、日本語と同じように、何も考えずに話せるのって楽チンだ。自然習得って、こんな感じなのかな。

この感覚伝わるのかな?


韓国ドラマの見方、韓国語のストーリー音源の聞こえ方などについて、細かい事はまたの機会に書いていきたいと思う。



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