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6-2 ファクトを整理する② 数値・KPIを整理する 前編 ~数字を見る視点~

ソフトウェアと経営マガジン第77回です。今回と次回は、ヒアリング以外の領域のファクト整理として数字に注目します。実際に事業の中で扱われている数字には様々なメッセージが込められていますが、そうしたものに気づくための第一歩として数字を見る際の視点や道具について書きました。

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前回の記事はこちら。


KPIを整理する

次に、重要なファクトの一つ、数値・KPIについて見ていこう。2章で書いている事業モデルの理解につなげていくための第一歩であり、誰もが公平に意見する事ができる最良の言語、それが数値・KPIだ。

数字を見る目的

財務諸表であれ、KPIダッシュボードであれ、そこにある数字は何らかの根拠をもって作られた客観的指標である。数字はブレにくいファクトを提供してくれる。もちろん、算出過程が間違っている、数字が丸められている、バイアスがあるなど課題はあるにはあるのだが、全く数字がないよりも、数字があるだけでファクトに近づける。

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