6-2 ファクトを整理する② 数値・KPIを整理する 前編 ~数字を見る視点~
ソフトウェアと経営マガジン第77回です。今回と次回は、ヒアリング以外の領域のファクト整理として数字に注目します。実際に事業の中で扱われている数字には様々なメッセージが込められていますが、そうしたものに気づくための第一歩として数字を見る際の視点や道具について書きました。
記事に対する疑問や感想、意見などXでのポストや記事へのコメントをいただければ、今後のコンテンツの改善に役立てさせていただきます、よろしくおねがいします。
前回の記事はこちら。
KPIを整理する
次に、重要なファクトの一つ、数値・KPIについて見ていこう。2章で書いている事業モデルの理解につなげていくための第一歩であり、誰もが公平に意見する事ができる最良の言語、それが数値・KPIだ。
数字を見る目的
財務諸表であれ、KPIダッシュボードであれ、そこにある数字は何らかの根拠をもって作られた客観的指標である。数字はブレにくいファクトを提供してくれる。もちろん、算出過程が間違っている、数字が丸められている、バイアスがあるなど課題はあるにはあるのだが、全く数字がないよりも、数字があるだけでファクトに近づける。
ここから先は
3,240字
/
6画像
経営者やDX戦略の推進担当、スタートアップ、事業でソフトウェアを活用しようという方々向けに、重要な知識や取り組みを詳細に、かつ体系的に解説したコンテンツをお届けします。
[法人向け]ソフトウェアと経営について
¥10,000 / 月
DX推進やスタートアップを頑張る法人の皆様に向けた「ソフトウェアと経営について」マガジンの法人向けプランです。 法人内で自由にコンテンツを…
事業でソフトウェアを活用しようという方向けに、普段の軽い投稿ではなく、重要な知識や取り組みを詳細に、かつ体系的に解説したコンテンツをお届けします。
ソフトウェアと経営について
¥1,000 / 月
初月無料
自社のDX(デジタルトランスフォーメーション)やソフトウェア活用について改善したい、理解したいという方、スタートアップで自社事業をより良く…
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?